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面白かったのはPart2の松田聖子論。松本さん曰く…
「詩も曲も全然優しくないのに,自分流にポンと消化しちゃう」。
「レコーディングの直前に曲を渡すんだけど,3回練習したら,次は3テイクぐらいでできちゃうんだもん」。
「普通の人には出来ない。その消化能力の速さは平たく言うと天才」。
それから「天国のキッス」は松本さんの詩に細野晴臣さんが曲を書いていたんですね。そして「制服」の曲はなんと松任谷正隆。
さらに「ハートのイアリング」は,佐野元春がHolland Roseというペンネームで作曲を手がけていた。佐野元春曰く,「ちょっとしたブルーズの要素。翳りを自分なりに入れてみました」。番組中で曲が流れたけど,改めて聴いてみるとなるほど。
面白かったのは佐野が話したエピソード。あるとき松本さんに喫茶店に呼び出されて開口一番こう言われたと。
「佐野君。松田聖子プロジェクトというのはね,NO.1でならなければならないんだ」。
「ハハハ…。それ嫌なやつだね(笑)」。
佐野元春はちょっとカッコつけな感じがしてあまり好きじゃなかったけど,インタビューを聞いていると頭脳明晰で言葉のキレも良く,相手の言葉を真摯に聞く姿には好感が持てた。
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