何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

英国に幸せを運ぶお姫様

2015-05-02 23:31:45 | ニュース
ウィリアム王子御夫妻に女児が誕生した。

イギリスでは2013年に、男女の区別なく王位継承順位が決まるように王位継承法を改正しているため、誕生したばかりの女児の王位継承権はチャールズ皇太子、ウィリアム王子、お兄ちゃんのジョージ王子(1歳10か月)についで4位となられる。

「It’s A princess」のプラカードを掲げ祝意を示すイギリス国民が羨ましい。

このイギリス王室の王位継承順位の改正は、一説によると日本の皇室の混迷を反面教師にしてエリザベス女王陛下の肝いりで行われたともいわれており、法改正の必要性を説くイギリス新聞各紙は、敬宮愛子様の着袴の儀の可愛らしいお写真とともに日本の混乱を伝えていたという。
エリザベス女王陛下はウィリアム王子の御結婚にあわせて法改正を促し、英連邦の国々の意向も踏まえ2013年に男女の区別なく王位継承権を有する法改正が決定していた。
そうして誕生された最初のお子様がジョージ・オブ・ケンジントンであったのだ。

法改正後最初のお子さま誕生を待つイギリス国民が「女王様の時には国が栄えるというので、女の子が良い」とインタビューに応えていたが、この度の女児誕生に沸くイギリスを見ていると、命の誕生を男女の区別なく心から喜ぶことの何と素晴らしいことかと、生命力あふれる5月にしみじみと考えさせられた。

ところで法改正によって、姪に王位継承順位を一つ譲ることになったウィリアム王子の弟ハリー王子。
世にいう弟らしい話題に事欠かない方のようだが、最近では映画ハリーポッターに出演していた女優さんとお付き合いが噂となったらしい。
英国のファンタジーは有名どころの「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル)からして苦手なので、「ハリーポッター」(J・Kローリング)は読んでないが、ハリー王子との交際について答える女優さんのセリフはなかなか、良い。
also..... marrying a Prince not a prerequisite for being a Princess.
王子と結婚することがプリンセスになるための絶対条件じゃない

こういうセリフがさらりと言える国民の民主主義の意識の高さと、それを許す英国王室の懐の深さが羨ましい。


21世紀
王室の在り方は、これからも時代に即して変化していくだろう。
「不思議の国のアリス」には、「どっちへ行きたいか分かってなければ、どっちの道へ行ったって大した違いはないさ。」というセリフがある、行くべき方向を正しく示されたエリザベス女王陛下を国民は支持して新しい道を歩き出した。
新しい道には迷いの小道もあるだろうが、「不思議の国のアリス」も言っている「もし迷っても、道が導いてくれる。」

新しい道を示された英国王室と新しい道を歩きはじめたイギリス
おめでとうございます

5月2日の花はスズランとライラックだそうだが、今庭の片隅でスズランが可憐に咲いているので、新しい命に贈ります。

スズランの花言葉「幸福が訪れる」


今スズランについて調べていると、スズランを贈られたら幸せになるという言い伝えがありフランスでは5月1日を「スズランの日」としているそうだ。
更に、なんと今日の話題に打ってつけな事に、スズランの「幸せが訪れる」という花言葉から、ウィリアム王子ご夫妻の結婚式ではスズランが使われたそうだ。

ウリィアム王子ご夫妻の約束のお子様である女児誕生。

幸せが訪れる


写真出典 ウィキペディア