ハチドリのひとしずく

名古屋市議会議員の日比健太郎氏が亡くなった。
白血病だそうだ。
35歳、あまりにも早すぎる死だ。

今年、5月に名東文化小劇場でお会いした時は元気そうだった。
が、記事によると、当時すでに体調は悪く、
白血病だということもわかっていたようだ。

日比氏は、いつも明るく気さくで仕事のできる議員だった。

もう10年近く前だが、
彼の発行する機関誌で「ハチドリのひとしずく」について
記載されたことがあった。

この物語は・・・
昔、森で火事があったとき、動物たちはみんな大急ぎで逃げていた。
そんなとき、一羽のハチドリが火の方に向かっていく。
そして口に含んだ水を火にかけ、また池にもどり水を含み火にかけていた。

それを見ていた動物たちは、あざけるようにこう言った。
「何をバカなことをしているのだ、そんなことをしても何の役にもたたないぞ。
早く逃げろ・・焼け死んでしまうぞ・・」

それでもハチドリは
「私は自分にできることをやっているだけです。」
そういい、水をかけ続けた。

それを見ていた動物たちは、心を動かされ、力を合わせて
火事を消した・・・という話しだ。

自分にできることを愚直にやっていく！
その大切さをこの物語は教えてくれる。

日比氏もこの物語を引き合いに出し、
自分もそうありたい！と抱負を述べていた。


中日新聞に葬儀の日時が記載されていたのでお別れをしにいった。

告別式は12時30分から名東区の香流斎苑にて

私は一般なので、あまり早くからいってもじゃまになるかと思い
12時15分に受付についたが、すでに会場は満席で
一階のエレベーターホール前で待機となった。

ほんとうにたくさんの人に親しまれていたのだと改めて実感した。

会場の外ではあるが、中の音が少し漏れ聞こえる。

言葉の内容ははっきりわからないが、
古川さんがお別れの言葉を話していた。

途中、感極まって涙声だった。
私たちももらい泣きした。

その後、焼香をあげて失礼した。

政治家という以前に、すばらしい人間を失った。
ほんとうに残念でならない。

今までほんとうにありがとうございました。
あなたの笑顔は天下一品！
ご冥福をこころよりお祈り申し上げます。

合掌


＜日比名古屋市議　死去　35歳　白血病闘病＠中日新聞＞



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

午前中・・・貴船学区の防災訓練に参加した。

9時：高針台中学校に集合・・
私たちの地域はここが避難場所になるらしい。
自宅から徒歩1分・・・近くなので楽だった。


近くの公園に非常食や救護用具が保管してある。
このような機会に参加しなければ、
公園の存在も、保管庫の存在も知らずじまいだった。



貴船小学校に移動・・・地震体験が行われていた。
その他、消火器体験、仮設トイレ確認、応急担架で搬送などグループごとに交代で行う。



途中、日比氏の告別式に参加するため失礼した。
雲一つない青空だった。