どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

シベリア抑留体験者講演会

2022年08月14日 | 読書・歴史
戦後77年。
当時を知る人は貴重な存在だ。

ポツダム宣言に反し、ソ連軍によってシベリアに抑留された人は60万人で、
そのうち6万人が祖国日本に帰ることがかなわず亡くなったそうだ。

また、満州からの引き揚げ者は120万人いたが、
15万人が亡くなったという。

本日、それぞれの体験者が語る講演会に参加した。
約100席の会場は満席だった。

第1部では抑留体験者:長澤氏(大正14年3月生)が
第2部では引き揚げ経験者:服部氏(終戦時8歳)が
貴重な体験談を話した。

御年97歳の長澤氏は実にかくしゃくとしていて、
その立ち居振舞い、発声・滑舌がしっかりしていることに
まずもって恐れ入った。

記憶もしっかりしている。
抑留の状況を詳細に語った。


服部氏の引き揚げ談では、
チチハルまで約800kmの道のりを一カ月以上さまよいながら
逃げ歩いた過程を昨日のことのように語った。

もし、これが夏ではなく冬だったら・・
120万人の引き上げ者は全員亡くなっていただろう
とおっしゃっていたのが印象的だった。


私の両親は満州で終戦を迎えた。

父はシベリアへ抑留され、
母は引き揚げ者となった。

すでにこの世にはいない両親の生きた時代に
少し触れたような気がした。






同時開催されている展示会では、当時の遺品や衣服が展示されていた。






抑留画家(抑留を経験した画家)の絵は写真以上にリアルさを感じた。






このイベントは毎年開催されているようだ。
私も生きている限り、この歴史を受け継いでいきたい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする