「手打ちそば 嵐山よしむら」は、明治の日本画家・川村曼舟画伯が設けた居。
北大路魯山人や横山大観など多くの文人が集い遊んだ由緒あるその邸内にあります。
邸内には「手打ちそば 嵐山よしむら」と「豆腐料理 松ヶ枝」の二店舗があるのですが・・・
立派な檜皮葺の門にかかった暖簾をくぐると、右手がよしむら。奥が松ヶ枝。
今回は「よしむら」へ。いつもは行列・・・でも今回は待つこともなく「すっと」はいれました。
蕎麦は、全国の生産者から直接仕入れた玄蕎麦を年間を通して低温保管。
自社で脱皮した剥きたての最も良い状態の蕎麦を、風味を損なわないよう石臼で挽いて、
30名以上の職人達がすべて手打ちしております。・・・そんなコンセプト。
今回頂いただいたのは「天ざる」さくっと揚がった天ぷらも美味しく。
少し量が多いかなあ~~と、思われる蕎麦は「更科」付け汁も「GOO」とても美味しい!
手を抜いてない!!!!ぞって、訴えているようです!
チリメン山椒が一杯のったご飯もお漬け物も・・・上々!
最後に頂いた「そば湯」もとろりと、美味しく。湯桶の形も黒々と良い感じ。蓋の上に緑が映えます。
お席は二階にありまして「窓からのロケーション」もお見事でした。
コロナ禍・・・にて、観光名所の嵐山も「人影」は疎ら。
店舗も休業が目立ちます・・・こんな時が訪れようとは。
伏して嵐の過ぎるのを待つしかないのかなあ?
思い巡らしながら・・・嵐山を後にしました。
本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・
中井悠石拝