茶事というのは簡単に言うと、
客を招待して懐石をさしあげ、そののち「濃茶」「薄茶」を点ててもてなすことをいいます。
茶事には、茶の湯の根本「和敬清寂」がいきいきと流れて
客と亭主の気持ちが一致して、和やかな雰囲気がうまれ、人が互いに交際する喜びが生まれるのですね。
茶事の順序・・・を簡単に!
1.客を招く準備
2.客を迎える
3.席にはいる
4.懐石をさしあげる
5.炭手前
6.菓子を出す
7.中立
ここより前を初座(しょざ)
ここより後を後座(後座)と言います
8.茶席の準備
9.後入り(再び茶席にはいる)
10. 濃茶をたてる
11. 後炭手前・・・省かれる事が多い
12. 薄茶をさしあげる
13. 送り礼
以上・・・ここまでの順序は記憶出来ているのですが。
「茶事」には、主客それぞれに様々な決まり事があり
それぞれに乗っ取って進めて行かなければなりません。
蹲いの作法、茶席への入り方、お道具の拝見の仕方、茶室での足運びの決まり、
懐石の内容その頂き方、全般にわたる所作、会話・・・すべてに決まりがあるのです。
つまり「茶事」は茶道のお稽古の「総決算」なのですね!
とどこおりなく進めるためには「精進」が身に付いていなければならないわけでして・・・
わたくしなど、まだまだ。。。ひよこちゃん!
その上、どんどこ忘れてしまうのです・・・・失礼の段は平にお許しを。
順序の*4* 懐石・・・料亭などの会席とは趣旨・内容が違うんですよ。
写真は教本より・・・最初に出される懐石の設えです。全てのお料理をこの三器で頂きます。
盆の上、右に汁・左は飯・そして向こう側に、向付け。飯は一文字に盛りつけるのが決まりです。
次に「酒」→汁替え→飯を今一度→煮物碗(メインです)→焼き物
→もっと続きます・・・・説明ができません~~~!^-^全てが終わるまでに2時間はかかります。
この後はお写真をどうぞ!順番は異なりますが・・・思い出の一こまです。
今回は「雛」がテーマ・・・・旧暦で考えればOKですよね!
今日是好日・・・こんにち これ こうにち・・・お読みあげの通りなのですが。!
当日のご亭主のお心入れ。無言の表現が「軸」重要なものなんですよ。
國清寺官長の墨跡でした。
お菓子はご亭主「H・T」さんのお手作り・・・和菓子教室も開いていらっしゃいます。
お席の様子。棚は徒然棚。雛にお似合いですね!
ご亭主の「H・T」さん・・・落ち着いたお点前・・・
揺るぎないおもてなしを頂きました!身に付いた所作が美しい!
今回の主客
正客は正教授の男性・・・さすがに精通・・・お勉強もさせて頂きました。
出先のこととて私は失礼ながら洋服です。
お隣の方はなんと偶然にも「同じ高校卒(科が違うのですが)」の同級生
だったんです!
ホントに・・・Such a small world・・・・です・・・日本中!
心配された天気・・・暑いくらいの陽気!お菓子も懐石も美味!そして、
心一杯のおもてなしと、相客の行き届いたご配慮、思い出深い一日となりました。
今日是好日こんな良い日が来ようとは・・・生きていてよかった
出逢いは人生をかえるもの・・・又一つ新しい出会いがうまれました・・・感謝!
続編の簡単アップでした。
皆様ご訪問有難うございました・・・・・・