念ずれば花ひらく
苦しいとき 母がいつも口にしていた
このことばを わたしも いつのころからか となえるようになった
そうして そのたび わたしの花が
ふしぎと ひとつ ひとつ ひらいていった
昭和21年から愛媛県で国語の教師を勤め、65歳で退職、以後詩作に専念。
その高校は宇和島東高校・・・高校野球の常連校ですよね。
絵文の生徒さんに「真民」先生から、国語を教えて頂いた方がいらっしゃいます。
此処にもご縁の不思議を感じます。
真民先生の本を扱っている、出版会社・・ぼるす出版。
偶然にも塾の教え子が勤務・・・ありがたいご縁を頂いています。
見出しの「念ずれば花ひらく」
これは真民先生の直筆です・・・先生の詩集をご自身に直接注文しましたとき、直筆の色紙が添えてあったのです。
念ずれば花ひらくは・・・「八文字十音の真言」・・・ですから、念ずれば花開く・・・と書いてはいけないのです。
真民先生は、一遍上人の信仰に随順して、仏教精神を貴重とした詩の創作に一生を捧げました。
念ずれば花ひらく・・・の、真民詩碑は詩の愛好者によって建てら、日本全国47都道府県に分布しているとか。
海外の20基と合わせると約660基を超えているそうです。
近くでは、茨木市千提寺にあります「まだま村」に一基が建てられています。
先生は2006年12月11日永眠・享年97歳
戒名は・詩国院蒲公英朴真民・・・蒲公英(たんぽぽ)と朴の花がお好きな先生でした。
タンスの整理をしていて「色紙」を久々に目にしました。
清廉な生き方・・・誰にでも出来る事ではない。その生き方は先生の生い立ちに深く関わっているのかもしれません。
念ずれば花ひらくは、私の座右の銘の一つになっています。
今年も冬中を咲き継いで、楽しませてくれた「山茶花」
今年の最後の一花です・・・お疲れ様!
春の足音は、まだ遠いけどね・・・・