中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 132 坂村真民さんの詩

2012年02月28日 17時29分41秒 | 日記
                      
                      念ずれば花ひらく
                      苦しいとき 母がいつも口にしていた
                      このことばを わたしも いつのころからか となえるようになった
                      そうして そのたび わたしの花が
                      ふしぎと ひとつ ひとつ ひらいていった

  昭和21年から愛媛県で国語の教師を勤め、65歳で退職、以後詩作に専念。
  その高校は宇和島東高校・・・高校野球の常連校ですよね。
  絵文の生徒さんに「真民」先生から、国語を教えて頂いた方がいらっしゃいます。
  此処にもご縁の不思議を感じます。

  真民先生の本を扱っている、出版会社・・ぼるす出版。
  偶然にも塾の教え子が勤務・・・ありがたいご縁を頂いています。

  見出しの「念ずれば花ひらく」
  これは真民先生の直筆です・・・先生の詩集をご自身に直接注文しましたとき、直筆の色紙が添えてあったのです。
  念ずれば花ひらくは・・・「八文字十音の真言」・・・ですから、念ずれば花開く・・・と書いてはいけないのです。

  真民先生は、一遍上人の信仰に随順して、仏教精神を貴重とした詩の創作に一生を捧げました。

  念ずれば花ひらく・・・の、真民詩碑は詩の愛好者によって建てら、日本全国47都道府県に分布しているとか。
  海外の20基と合わせると約660基を超えているそうです。

  近くでは、茨木市千提寺にあります「まだま村」に一基が建てられています。

  先生は2006年12月11日永眠・享年97歳
  戒名は・詩国院蒲公英朴真民・・・蒲公英(たんぽぽ)と朴の花がお好きな先生でした。
  タンスの整理をしていて「色紙」を久々に目にしました。
  清廉な生き方・・・誰にでも出来る事ではない。その生き方は先生の生い立ちに深く関わっているのかもしれません。
  念ずれば花ひらくは、私の座右の銘の一つになっています。

  
  今年も冬中を咲き継いで、楽しませてくれた「山茶花」
  今年の最後の一花です・・・お疲れ様!
  春の足音は、まだ遠いけどね・・・・





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Vol. 131 これが本物の隼

2012年02月27日 23時56分15秒 | 日記

   ブックマークの「悠遊自適」さん。
   アップされた写真の中から「はやぶさ」シェアさせて頂きました。
   前を見据えて、飛翔する姿・・・
   小惑星探査機に名付けられたその理由がわかるような気がしました。
   力強く、美しい姿です。

   

   

   

                   この方たちも、隼かも!

                   
 
                     

               

   今日からお茶のお稽古始めました・・・先生は私です。
   ただし、ほんの初歩をお遊び半分で楽しむ会なんですよ。
   慣れないお稽古の後、塾の先生・・・帰宅は22時。
   少々お疲れモード・・・で、おサボり写真集にいたしました・・・悪しからず!

                

                


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Vol. 130 倉敷トラベルナビ

2012年02月26日 14時52分52秒 | 故郷愛史
   今日12:30・・・TVのスイッチON!
   サンテレビ、いきなり画面に「倉敷トラベルナビ」
   わあ!!!慌てて、またまた携帯!を構えました。

     
                     
     

                    

   倉敷と言えば全国的に有名な・・・「大原美術館」皆様よくご存じですよね。
   クラボウの創始者「大原孫三郎」の命で「小島虎次郎」が収集にあたり・・・
   左上の写真の下段右から2番目・・・エルグレコの受胎告知・・・なぜこの名画が此処のあるのか、と言わしめる・・・
   その他、モネ、ルノアール、ピカソ、セザンヌ・・・などなど。
   棟方志功の版画も沢山・・・

   倉敷は、我が故郷から近く、何度となく訪問。いつ行っても新しい発見がある。不思議な街です。
  
   美観地区を中心にして、様々なイベントが行われているようです。
   
                           
    
   雛と夜景の写真はfbの友達「小林恭一」さんのウォールからシェアさせて頂きました。
   彼は美観地区で有名な「珈琲館」の店長さんです。お出かけの際は是非お立ち寄りを。
   彼の手による焙煎コーヒー・・・きっと美味しいに違いなく! ^-^
   

   ところで、「倉敷」は、もと「天領」・・・徳川幕府直轄の地。
   大名達の米倉が立ち並んでいた街・・・よって倉敷。

     
   美観地区の中心を流れる「倉敷川」船下りも出来るそう。    嫁入り姿、風流やなあ!私も次回はこんな風に・・・^-^
   かつては、この川が主要な流通経路・・・船による「米」の搬入、搬出。さぞかし賑わっていたことでしょう。

                     
   
   3月31日まで、お昼1500円(加盟店のみ)で頂けるイベントも開催中。
   写真の男性はナビゲーター「水道橋???なんとか」さん。
   倉敷出身の芸能人のようです・・・お顔に記憶はあるのですが・・・名前がハッキリ?しません・・・ごめんなさい!

   一口に言えないのですが、楽しみかたは、もっと色々あるそう・・・いってみっよっかな!
   
   手前味噌の、ちょっと故郷自慢風でした・・・・^-^!
  
   
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Vol. 129 生き物語り

2012年02月25日 12時15分30秒 | 日記
   生きもの達の愛らしい姿・・・集めてみました・・・
   fbからシェアさせて頂きました。

    
                       
   生きとし生けるもののすべては 「優しさ」 を持ち合わせているようです。 

    
   疲れたニャ~~!                           何かご不満でも~?

    
                 生まれたばかりの命・・・に差し出された人の 「手」 が温かそう!

   さて、心が安らいだところで、今日はおしまいです。
   これから、来月のお手本に取りかかります。
   絵はもう描けたので、後はその絵にふさわしい「ことば」を添えます。
   これが一番むずかしい!のです。
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Vol. 128 はやぶさ 遙かなる帰還

2012年02月24日 19時20分51秒 | 日記
   映画「はやぶさ 遙かなる帰還」観てきました。
   住まいのある丘を北東に下って、車でほんの10分ほど「ワーナー・マイカル」
   4Fに「映画館が9館」・・・便利です。
   その上シニア料金。身元のわかるものお持ちですか?・・・とは聞かれませんでした^-^ 

    

   館内に「試写会」の時の感想の描かれた用紙が・・・展示されてました。
   「愛」と書かれたコメントが、でんと真ん中に・・・
     
   
   これは打ち上げに成功した時の映像・・・TVから。

   長い年月の出来事を、2時間半に凝縮するのは難しい。
   映画の内容は、一つの「人間ドラマ」になっていました。
   壮大な「プロジェクト」に取り組んだ、男のドラマ。
   ぶつかり合い、議論を戦わせて・・・様々な困難を「人の英知」で切り抜け。
   小惑星・いとかわ(発見した日本人の名)から持ち帰った。
   「超微粒子」
   
   人類初、ハヤブサの成し遂げた偉業。成果が、問われるのは今後を待たなければなりません。

   大気圏に突入し燃え上がる「はやぶさ」は、流れ星になった。
   カプセルは輝く「希望」となった・・・そう、感じた私でした。
   後に続く、人々・・・きっといるよね!そうなってほしいと願いながら、映画館を後にしました。

     

     

                        

   2014年・・・はやぶさ・2号が打ち上げられるそうです。
     つかみ取る物・・・それは目の前にある物だけではない・・・
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Vol. 127 茨木のりこさんの詩

2012年02月23日 19時40分39秒 | 日記
   茨木のり子さん。
      


   しなやかに、逞しく、たおやかに、凜として・・・生きた79年!
   2006年2月17日自宅で死去。19日に訪ねて来た親戚が寝室で死亡しているのを発見。
   すでに遺書は用意されてあったとか。

   1975年夫と死別してから独り暮らし。(子供はなかったと思います)
   見事に生きて散っていた人生!
   
   茨木のり子さんを知ったのは「中学の国語の教科書」で・・・
   「わたしが一番きれいだったとき」
   多数の教科書に掲載され、彼女のもっとも有名な詩のひとつなのですが。

   私は次の詩の方が好きなのです。タイトルは「自分の感受性くらい」1977年


   なんという切り口。なんというすがすがしさ。なんという潔さ。なんという覚悟。
   心・・・より、もっと奥深く「魂」に響く「詩」

   女性であるのに・・・男前の心意気を感じませんか。
   ばかものよ・・・は、のり子さんが自分自身に言い聞かせているのでしょうか!
   しかしながら、私たちにとっても此処が一番身にしみませんか?

   わたしが一番きれいだったとき・・・は茨木のり子で検索していただくと、
   加賀美幸子さんの朗読で(ユーチューブ)聞くことが出来ます。
   詩の内容と加賀美さんの声とがマッチして・・・聞かせてくれます!

   茨木のり子さんは
   戦後詩を牽引した日本を代表する「女性詩人」「童話作家」「エッセイスト」「脚本家」
   
   茨木のりこさんの詩とは背筋を伸ばして、対峙したいのです。


   
   





  
   
   
   
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Vol. 126 相田みつをさんの詩

2012年02月22日 21時01分38秒 | 日記
   相田みつをさん。
   
   みつをさんの「ことば」と出会ったのは、20年ほど前。
   夫の友人宅を訪問したとき。

   ひとりしずか・・・のカレンダー!一瞬心が点に!
   お手洗いにかかっていたのですが・・・
   夫は気付かず・・・目にとまったのは私・・・これはやはり・・・なんでしょう(笑)
   お若くしてなくなられました。
   骨折が引き金であったとか・・・佳人薄命!

   いつ読んでも胸が熱くなる、深く蔵して、悩みを昇華。言い得て適切な短い言葉。

=============================================
   特にお気に入りで、道標にしている言葉を

   *しあわせはいつも自分の心が決める

   *あなたがそこに
    ただいるだけで  
    その場の空気が
    あかるくなる
    あなたがそこに
    ただいるだけで
    みんなのこころがやすらぐ
     そんなあなたに 
      わたしもなりたい

   *奪い合えば足らぬ 
     分け合えば余る
=============================================
          その一言が人の心を傷つけ、その一言が人の心を
          和やかにする。その一言のわかる人になりたい。

          さて、今日は誰かの心を和ませたかしら・・・
          せめて心を込めて夕食の用意をいたしましょうか!

   

   
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Vol. 125 吉野弘さんの詩

2012年02月20日 16時10分45秒 | 日記
   14日以来「吉野弘」さんの詩「祝婚歌」がしきりに思いだされ・・・
   掲載してよいものかどうか、迷っていました。
   検索してみますと、吉野さんのコメントが目にとまりました。

   「この詩は民謡のようなもの・・・作者の名前がなくても、作品を喜んでくれれば・・・。著作権はいらない」
   素晴らしい!清らかで飾らないお人柄。フワッと心が温かくなりました。

   この方ならではの 「祝婚歌」・・・お言葉に甘えて・・・全文を  少々長いです

   二人が睦まじくいるためには
   愚かでいるほうがいい  
   立派すぎないほうがいい
   立派すぎることは 
   長持ちしないことだと気付いているほがいい
   
   完璧をめざさないほうがいい
   完璧なんて不自然なことだと
   うそぶいているほうがいい

   二人のうちどちらかが
   ふざけているほうがいい
   ずっこけているほうがいい
   
   互いに非難することがあっても
   非難出来る資格が自分にあったかどうか
   あとで疑わしくなるほうがいい

   正しいことを言うときは
   少しひかえめにするほうがいい
   正しいことを言うときは
   相手を傷つけやすいものだと
   気付いている方がいい
 
   立派でありたいとか
   正しくありたいとかいう
   無理な緊張には
   色目を使わず
   ゆったりゆたかに
   光を浴びているほうがいい

   健康で風に吹かれながら
   生きていることのなつかしさに
   ふと胸が熱くなる
   そんな日があってもいい

   そして
   なぜ胸が熱くなるのか
   黙っていても
   二人にはわかるのであってほしい

      18年ほど前、教え子の結婚式でのスピーチでお聞きし。いたく感銘!を受け。
      2月14日にはいつも思いだしては噛みしめているのです。
      ホントにネ。相手あっての自分よネ。
      この日は私たちの結婚記念日。
      健康で、穏やかな「人生」を過ごせますよう・・・

   
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Vol. 124 日本三大奇祭

2012年02月19日 13時02分49秒 | 故郷愛史
   故郷の祭り・・・岡山市西大寺裸祭り・・・男の祭り
   今年で503回目・・・遠く室町時代から続く祭りです。
   
   故郷の友人のブログ「いのしし日記」から拝借した写真。
   故郷のアマチュア写真家の中井三郎さんが撮影。なんと!夫の父と同姓同名、字も同じ!!親しみ感じます!
   ブログの武田さん、武田グループ150名ほどで、祭りに参加とか!←こちらは参加することに意義がある方達。
   中井さんも、カメラを抱えて毎年裸の群れに・・・とか!頑張るなあ!

   この祭りの日はど~~~言う訳か、毎年とっても寒くなるんです。
   雨になった記憶はあまりないのですが、雪がちらつく寒さは記憶に深く。
   寒がりやさんには・・・心臓にわるいかも(笑)
   
   今朝の報道ステーションで、いきなり放映が始まり「え~~っ!」でまたまた大慌てで携帯を・・・
   どーも、上手く撮れませんのです。
     
   それは、それは雄壮なんですよ・・・画面ではどうもねえ!      本堂の大床を埋め尽くす「9000」人の裸の群れ
                  
       熱気が湯気に!
   
   午後10時に辺りの照明がすべて消され、本堂の上部にある「御福窓」から
   香を深く炊き込めた「宝木・・・しんぎ」陰陽二本が投下されます。
   この二本の争奪戦を下帯姿の男達が繰り広げる・・・そんな祭り。

   この「宝木」を所定の場所まで運んだ人が福男・・・ご褒美が頂けます。勿論「福」も授かります。
   この宝木を手にしても、一人で裸の群れをぬけるのはとても無理。そんな訳で近年は「グループ」で取り組むのだとか。
   今年は「岡崎グループ」と「中井グループ」が福男になったと、故郷の親友から知らせが入りました。

   へええ~~!岡崎は親友の旧姓・・・・中井は私の結婚後の姓
   二人共、大喜び・・・・何の関係もないけど・・・アハハ!!
   こいつぁ 春から 縁起が良いわいなあ~~~~~と!なんか単純!でも、そこが二人の良いところかな?!

   この祭りの後は、西大寺「観音院」の境内に多くの出店が軒を連ね・・・一ヶ月の間、賑やかに。
   この祭りが終わると、瀬戸内に備前平野に春が訪れるのです。
   歴史ある「門前町」に生まれて、良かったと思うこの頃です・・・歳いったかな!

     寂れたりと言えど 我が故郷は 門前町の明かりを消さず
  

   
   
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Vol. 123 京都・あじき路地

2012年02月18日 17時27分51秒 | 日記
   「あじき路地」は、人情「ろ~~じ」
   

   京都では路地のことを「ろ~じ}と言うのだそうです。
   その、あじきろ~じ・・・を知ったのは数年前。何かの雑誌で読み心深くに残っていたのです。
   さきごろMBS放送「十人十色」で、紹介されているのに、たまたま出会いまして・・・急ぎカメラを。相変わらずアングルが!
   
   路地は築約100年、京町家の長屋になっています。
   2004年(平成16年)物作りに取り組んでいる若者を応援しようと、入居者を募集。
   大改装の末に名前も「あじき路地」と名付けられてスタート。「入居者は6名」
   基本的に住まうことと、卒業が32歳と決められているそうです。残念ながら私はその倍の年齢に達していて規格外;^-^;

     
   皆にお母さんと慕われている大家さん                グラフィックデザイナー、現在活躍中とか

     
   日曜日だけ営業のパン屋さん                     照明デザイナー、喫茶併設

    ←こちらが大黒湯の風景
   路地は五条大橋の近く大黒湯という銭湯の煙突が目印だとか 
   
   粋な計らいをなさる方がいらっしゃるものです。
   人の「心意気」に触れて、世の中まだまだ捨てたものではないなあ!と、感じ入りました。
   ここで成長し、卒業後は「大きく」店舗を構えた方もいらっしゃるとか。
   ***さむ~~い!京都からの温かいお話でした。
 
   「京都町家 あじき路地」・・・で検索していただくともっと詳しくおわかり頂けると思います。

   人情長屋で未来を見つめ「手作り」の作品にとりくむ若者達。
   その手の温もりが広まることを願ってやみません。

   観光名所になっているとか・・・行ってみよう(笑)カメラ持って・・・
   

   




   

   
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