人生とはいいものだ

人生賛歌



さて、今年午年も残すところ３５日。
この一年は馬の如く駆け抜けてしまった。
ES族となって自由気ままに暮らしていると尚更のことなのか。

メリハリのある生活はしていると思うのだが...。
職業に就いていた頃とは気持ちがだらけてはいる。
毎日行きたい所に行き、したい事をする生活。
まったくの自由人である。

ときどき考えることがある。
ES族になった人たちはみんなそうであろうか?
こんな生活でいいのだろうかと...。

先日も従兄妹にあった時に話をした。
歳を拾ったら(ES族になったら)そろそろ子供も独り立ちをしている頃。
その時には一緒に同じ道を歩んできた夫婦での楽しみ。

趣味は同じなら尚更良いのだが...。
そんな訳にはいかない。
それぞれの趣味を尊重することも大事である。

夫婦で旅行に行ったり、孫の世話をしたり。
個を見つめながら生活を共有して行く。
そんな老夫婦になりたいものである。

気持ちの上では老けてはいないと思っている。
若い頃に比べて顔の筋肉のたるみや免疫力の低下が出始めていると思うのだが...。
頭髪も白髪混じりではあるもののまだまだある方だ。
同じ位の年代の人の顔を見てまだ自分の方が若いと感じる。
しかしその人から見るとやはり同じことを感じているのではないだろうか。

今年は胃カメラや大腸内視鏡検査。
市の検診で肺がんの疑い。
昨日の再検査でOKの判断が出たものの年相応の免疫力の低下を感じる。

自分の口癖であるが病気に対しては臆病であれ。
と言い聞かせているもののいざ身に降りかかった場合、男は小心者である。
外観は大きな顔をしているだけで内心では困った困ったと思っている自分がそこ居る。

その点女性は強い。
真似てはいるものの到底その領域に達することが出来ない。
やはり出産子育て生活を手際よくこなし太っ腹になっているのだろうか。

午年も杜の中に消えようとしているこの頃。
今年も忘れられない出来事が一杯あった。
一度しかない人生。
有意義に過ごしていきたいものである。



晩秋の御射鹿池・J Trimで加工