「歌」って心を明るくしたりもするけれど、
逆に暗くもする。
古賀政男さんを花形作詞作曲家にした、
「影を慕いて」を、
歌っていたら心が沈み始めた。
1 まぼろしの 影を慕いて雨に日に
月にやるせぬ 我が思い
つつめば燃ゆる 胸の火に
身は焦れつつ 忍び泣く
2 わびしさよ せめて傷心(いたみ)のなぐさめに
ギターを取りて 爪弾(つまび)けば
どこまで時雨(しぐれ) ゆく秋ぞ
振音(トレモロ)寂し 身は悲し
3 君故に 永き人生(ひとよ)を霜枯れて
永遠(とわ)に春見ぬ 我が運命(さだめ)
ながろうべきか 空蝉(うつせみ)の
儚(はかな)き影よ 我が恋よ
古賀政男さんが人生に失望し(失恋らしい)、
自殺未遂後に作られた曲のようだ。
この歌は、
何だか歌うと悲しくなりすぎてしまう。
古賀さんの作詞作曲が、
とても上手いということだろう。
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失恋感情ではなく、
いろんな感情が刺激されて湧いてくるのだもの。
(セキチク)
先週の「エール」、
鉄男さんの別れは悲しいものだった。
鉄男さんの幸せを願って身を引いていく、
希穂子さんの心は切り裂かれるように痛くて辛かったことだろう。
こういう身の引き方を今の女性はできるのだろうか。
けれど、
ああいう別れ方をした場合は生涯忘れえぬ人として、
互いの心に居続けるだろうね・・・
この鉄男さんは、
「東京だよおっかさん」の作詞者(野村俊夫)のようだが、
彼もまたいい作詞家になった。
ますます目が離せない「エール」だ。
(*^^*)