ブロ友さんの紹介で買った、
この『絵のない絵本』でなくも、
アンデルセンの童話には、
どの人も出会ってるのではないかな。
『親指姫』『人魚姫』『みにくいアヒルの子』『裸の王様』
『マッチ売りの少女』など沢山あるんだもの。
この本は、
お月様が貧しい絵描きに話して聞かせる、
第一夜から第三十三夜までのストーリーで構成されているのだが、
アンデルセンは旅が好きで、
その体験などもちりばめられている感じだ。
ところで、
今日は十五夜ではないかな。
お月様が見られるといいね。
私は小さな頃から月や星を眺める子だったが、
この本を読んでいくうちに、
私が月を眺めていたのではなく、
月もまた私を見ていてくれたのではと思った。
第〇〇夜
私がずっと昔から見ていた日本という国の、
田舎の女の子がといっても、
随分年月が経って、
おばあさんと呼ばれる年齢になっているのだが、
昨夜、
彼女はまた私を眺めていた。
彼女は23歳でこの地へ来たのだが、
よく夜道を歩いていた。
私が照らす薄明かりの中で、
マツヨイグサを見つけてはボンヤリ佇んでいたり、
青褐色(あおかちいろ)に浮き上がる山を見ては、
涙を流していた。
だが、
今晩の彼女は明るい顔で私を眺めているではないか。
そうか、
私が、
ずっと子供のころから彼女を見ていたんだということに、
ようやく気が付いたのか。
桐花さん、
ご本の紹介ありがとうございました。
第〇〇夜は私自身の簡単な創作物語(笑)でもありますが、
感想文の代わりでもあります。
(;^_^A
『絵のない絵本』は、
あげられている国の範囲の広さに歴史も絡み、
一度読んだだけでは読みこなせませんね。
何度も読み返してみようと思います。
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