また葉室麟さんの本を。
『嵯峨野花譜』(さがのかふ)
大覚寺少年僧(胤舜)の、
花と宗教を基幹とした活け花修行の物語です。
私は活け花は、
お寺で習いました。
習ったなんて言っても昔のことで、
最近の忙しい身では、
剪定した枝を、
大きな壺に投げ入れるだけですけど。
茶道にせよ華道にせよ、
何事も究めるのには継続し、
真剣に向き合わないとダメでしょうね。
この本には、
京都のお寺の名前が沢山出てきますので、
地図で確認しながら読みました。
主人公の少年僧は、
江戸幕府老中まで上り詰めた、
水野忠邦の隠し子という設定です。
起きる事件はともかくも、
主人公の、
すぐ近くにいる師や兄弟子たちの心遣いは、
妬み嫉妬がなく、
爽やかな歴史小説として楽しめました。
解説は、
『与楽の飯』を書かれた澤田瞳子さんでした。
家の片付け&草刈が追いつきません。
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