°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第21回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
このドラマには「呪詛」(じゅそ)のことが、
出てきますよね。
そもそも呪詛ってなに?
うらみに思う相手に、
災いが起こるように神仏に祈願すること。
(広辞苑)
呪いという言葉は、
「のろい」とも「まじない」とも読みますね。
「まじない」というと、
少し良い意味も含まれてますが、
呪詛の詛という文字も「のろい」と読むのですから、
呪(のろい)と詛(のろい)がふたつ合わさって、
のろいが増してるような漢字です。
でも、
「人を呪わば穴二つ」ですから、
相手だけでなく、
呪っている自分にも災いは降りかかるのですね。
穴ふたつの「穴」は、
お墓の穴のことで、
人に害を加えようとして墓穴を掘る者は、
その報いが自分にも及び、
自分の墓穴も、
掘らなければならなくなること
をいうそうです。
人を不幸に陥れようとすることは、
自分もまた不幸になることなのですから、
そんなことは、
しないほうが断然いいのですけど。
呪詛の由来は、
平安時代の陰陽道(おんみょうどう)からだそうです。
中国の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)を輸入し、
そこに日本の古神道(こしんとう)、
その他を融合したものが陰陽道である。
つまり「陰陽道」は、
日本で生まれた言葉であり概念も和製である。
と、
『陰陽道とは何か』(戸谷学著)に、
ありました。
でもね、
呪詛だけが陰陽道ではありません。
全く知らないのに、
何か書けば大きく間違えそうですが、
ハッキリしていることは、
陰陽師(おんみょうじ)って当時は、
官職だったとのこと。
ということは、
安倍晴明(あべのはるあきら・せいめい)は、
役人ということです。
陰陽寮(おんみょうりょう)について
陰陽師・暦を作る暦博士・天変を監視する天文博士・
水時計を監視する漏刻(ろうこく)博士などが属し、
これらに関する技能教育も行われた。
その後、
祭祀その他の呪術にまで職域を広げた。
(日本史小辞典からの引用)
それとは別に陰陽師は、
貴族の相談を受けたりもしたそうですから、
当時の陰陽道というものは、
政治を行うにあたっても儀式を行うにあたっても、
とても重要なものだったのでしょう。
(写真はNHKより:第20回のもの)
前回20回のドラマでは、
女院・詮子(吉田羊)が呪詛され※
以前も、
道長のもう一人の妻の、
源明子が兼家(道長の父)を呪詛してましたね。
※道長の姉の詮子を呪詛したのは、
ドラマの中では、
伊周のせいにされておりましたが、
詮子の自作自演?
姉の詮子は策略家ですが、
それを見抜いた、
道長の妻の倫子はすごいですねぇ。
けれど、
女院さまと殿のお父上は仮病がお得意だったとか
と!言うなんて(笑)(笑)
いえ笑っているどころではなく、
倫子は小姑に負けずに強くなりましたし、
道長よりも、
さらに上をいきそうな、
ウフフフの微笑みの怖さです(笑)
20回の呪詛の件、
私は最初は妻の倫子を疑いました。
倫子様ごめんなさい。
でも・・・
あのウフフフの裏には、
何かまだあるような倫子の感じですねぇ。
「光る君へ」はメロドラマでもあり、
サスペンスでもあり、
政敵蹴落とし(失礼お詫びをば)ドラマでもあり、
コメディでもあり(実資部分・オウムのニーハオ)、
世直しドラマでもありますねぇ。
道長様が政によってこの国を変えていく様を死ぬまで見続けます
昨日のメロドラマ部分。
(まひろと道長が逢うセット:NHKよりお借りいたしました)
まひろと道長。
引き離されても心ではいつも想いあっていて、
いつの日もいつの日も
そなたのことを
です。
♡いいな~いいな~素敵♡
廃邸だけでなく越前へ行く、
琵琶湖の青色も美しい映像でした。
火事の二条邸での定子も。
なお、
まひろがききょうに『枕草子』を書いたらと、
すすめる部分に似た文が、
『枕草子』最終段にあるのですよ。
もちろん、
紫式部が清少納言にすすめるなんて、
書いてはありませんけれど。
またまた長くなってしまいますので、
これにて。