
衛星放送でマニラ市民を巻き添えにした、日米マニラ市街戦を2時間にわたり夜半見た。吐き気をもようす内容だ。米兵1000、日本兵16000に市民が10万人。東独のシュタ-デじゃないが、密告者も出てくる。アメリカは兵の消耗を避けるため、市民が市街戦を避けて逃げ込んだ城塞に間断ない爆弾の嵐、日本兵も渡される武器は竹やりで夜半特攻するがでアメリカから機銃の餌食。城塞は日本側の統治能力が兵の消耗ととになくなり、市民の反乱を恐れ、男を連れだしてをする。マニラ市内を任されたのはなんと海軍、マニラ市内から後ろに陣取る陸軍の管理化に置かれている。市内からの撤兵を許さないところから、ことの始まりか。生き残りの加害者も被害者も年老いた、もうしゃべりたくないようだ。
写真は8月15日に撮影。炎天が続く。
写真は8月15日に撮影。炎天が続く。
父親も36才?で召集され、南方へ送られるところを病気になり運良く帰ってきた。元気な人たちは短い訓練と粗末な武器で輸送船へ乗り込み、撃沈されて全員死んだと言う。
8月を前に映画の硫黄島を見たが、綺麗な作り方、見せ方だと思った。実際はあんなものじゃあないだろう。
戦争については意見は無いわけじゃあないけど、長くなるから止めよう。要するに戦争になれば何でもありってことじゃあないかと思う。
南京もマニラも沖縄も硫黄島も六道の世界の地獄、餓鬼、畜生、修羅だったんだろうって思う。
誰が悪いとか良いとか、平和の世の中で生きている我々が暴いても何の意味があるのだろう。暴いて裁いたとしても、それは東京裁判のパフォーマンスにおもねるだけの事だ。
ただただ生き残りの人々の話に耳を傾け、黙って反省するのが、亡くなった人への供養だろう。
戦力を持たないことが平和へ繋がるほど甘い人間界ではないと思う。