山崎 喬

加賀生まれ(金澤)

縄文時代の家

2008年06月29日 08時43分33秒 | Weblog
仲間から多摩センタ-駅で昼飯だが、その前に腹ごなしといわれて、困った。まさかサンリオピュ-ロランドでもないし、パルテノンもその裏も歩いているしと思って、ふとビルラッシュで隠れた縄文の家を再建した庭園があるのを思い出した。初めて訪れたが、庭は広葉樹で被われているわけでもなく、ここもピュ-ロランドの延長か。再建した家は三軒ある。ビルに囲まれたこの情景では古代まで思いをはせるのは無理があるが、この家の時代は紀元前2千年前というから、旧約聖書か中国なら殷か夏の時代か。お釈迦様も生まれていない。携帯で撮影。
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雨の出雲

2008年06月20日 13時19分58秒 | Weblog
出雲は神の国。わが故郷の元総理大臣もその言葉を口にして物議をかもした。庭園が美しい足立美術館とそれとアンマッチな近くの安来節演芸館。この奇妙な取り合わせを楽しんだ後出雲大社だが、その前に出雲古代出雲歴史博物館を覗いたが、発掘の数々には圧倒される。神の救いか篠つく雨の中、出雲大社に来たら晴れた。箱物に立ち寄りすぎで、時間の都合で参拝もせず、鳥居前の出雲蕎麦屋へ。所詮田舎蕎麦だが食べられる。どの店も多分味は変わらないだろう。松江の街は故郷金沢をどこか彷彿とさせる静かな城下街だった。金沢の2、30年前を思わせるところもある。雨は上がっていたが、降り続く雨で、堀川遊覧船は運行中止。また来てみたい街だ。写真は帰りに寄った境港駅前。街は鬼太郎で溢れかえっている。紅ズワイで有名な町は水木しげるのふるさとでもあった。
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米子へ発つ

2008年06月19日 06時45分22秒 | Weblog
梅雨前線との格闘の旅になる。宿泊は皆生き生きの皆生温泉。写真は宿から日没近い日本海側の風景。皆生弓ヶ浜の海は大陸や朝鮮半島から大量にやってくるゴミは夏を前に市当局が清掃し終えていた。浜辺は海とともにきれいだ。夏の海水浴場では子供が鯛とともに泳ぐこともあるそうだ。山々を抜けて車を走らすが、田んぼには俗っぽい広告看板がひとつも見当たらず、人口の少なさを感じ取るより、まだ戦後に近い原風景に浸る気分になる。
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見果てぬ夢かも

2008年06月16日 13時59分10秒 | Weblog
Impossible Dreamはミュ-ジカル、ラマンチャの男の歌。全米オ-プンゴルフで必死に一位を守ったがタイガ-に追いつかれたRocco Mediate。明日は若い虎と決闘になった。今回予選から這い上がったメディエイトはノ-マンが全盛期の頃の選手でよくテレビに出てきた。フロリダのト-ナメントでは浮島のPAR3で池ポチャの連続で12も叩いていたのを記憶している。出来不出来のはっきりしたまさしくラテン系のプロ。見果てぬ夢が正夢に近いところにいるが、誰が見ても優勝の確率は低い。ガンバレ-。明日は椿姫を見る予定だったが、天気予報を見てゴルフにした。椿は画像のスカラ座のム-ティエ指揮のこの公演が気に入っているが、既にDVDは最早入手困難になっているがCDはまだあるようだ。タイトロ-ルのTiziana Fabbriciniもここの映像だけで終わったようだ。プリマも見果てぬ夢か。
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失調の始まり(ヴェトナム連載の終り)

2008年06月14日 20時39分33秒 | Weblog
サイゴンの街はどこかパリの風情も残っていて、異民族の支配者の歴史を継いで、食事も仏・中料理のエッセンスを取り入れ多彩でなかなかよかった。田舎町での唐辛子で味覚をごまかして消毒をかねた日々はあっと言う間に過ぎて、体調が奈落の底に向かっているのを感じた。ファンティエットの異文化に相当のストレスを体が感じているようだ。海辺のやし林からやしの実ジュ-スを楽しんだが、ストロ-はこげ茶でうっすらオリジナルの水色が残っているものだった。その昔、北京の貴賓専用高級レストランのあっと驚いた竹箸の先が黒いのと同じ感覚だ。保身で商法違反を迫る常務のストレスに曝されて、日本での疲労の逃げ口のヴェトナムが更に自律神経に襲い掛かる。写真中央はチャンパの王か将軍か。向かって右は帳簿らしきものを持ってるが。左の人物は顔の後ろにまた顔がオリジナルに見える気味がやや悪い。連れ合いに見せれば、後ろの木々だというが。この石像の由縁の記憶がなくなってしまい、そのうちチェックしよう。チャンパからは奈良時代には仏僧が渡来し、日本とは知られざる交流があることは後で知った。
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ファンティエットの遺跡の丘

2008年06月14日 20時21分50秒 | Weblog
暇つぶしに、夜トライショ-に乗ってキャバレ-というか、バ-というかそういう店に行った。赤茶けたトタンぶきの家。オ-ドブルと称してスイカが出たが、それはこの店のトイレ横で、お店のお兄さんの真っ黒な手のひらに乗っけてきってきたものだ。ビ-ルは氷割りで、氷が菌だらけで一番危ない。裸電球の店では顔もうっすらしか判らぬ若い女の子たちと乾杯で失礼したが、勘定はボリボリで5千円。5百円あれば、一家族1年分の米代だという。これは写真のチャンパ寺院遺跡を訪れた時、近くの小さな兄弟にせがまれて何気なく渡した小遣いの額。渡した紙幣をにらみと何回となく管理人の顔を見て、家に向かってひたすら走り去った。それを見たサイゴンから同行しきた大学教授が、金額の大きさと明日から起こる兄弟の悲劇を説明してくれた。もう、水汲みの手伝いはなく、遺跡を訪れた異国人には執拗にせびる更に厳しい仕事の毎日となろう。
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茶碗と箸があれば

2008年06月08日 21時56分16秒 | Weblog
少しジョギングして河口に向かう途中、しゃがんで樽を囲んでいる人たちがいる。樽の中味は貝の塩辛で食事中。画像は食事じゃないがよく似た風景。街の中を徘徊しているうちに魚醤の臭いを身に付けてしまい、四六時中、臭くってたまらない。エーゲ海のサントリ-ニで、急勾配の坂を上る時のロバの糞を身に付けたの同じだ。着てるものを捨てるしかない。海辺の漁村も山中の村も家に窓があっても、外枠だけで、中は土間。窓に乗り出して茶碗抱えて飯を食らう少年。ベトコンの映像を思い出す。ファンティエットはサイゴン(ホ-チミン)から車で5時間、200KM以上。夜道は今は霞んでいるだろうか、ずっと満天の星を眺めての移動は一生の素晴らしい思い出になった。ハノイまで繋がる国道は米軍の戦闘でまだ至る所に大きな穴を残していた。門戸開放から間もなかったから、地方はまだ何もかも昔のままだったのか、ヴェトナムすげ笠は市場で邦貨50銭だった。 続く
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新入社員時代の上司の訃報

2008年06月08日 19時01分07秒 | Weblog
今宵、仕事も酒も鍛えられた元上司の訃報を知る。明日はお通夜だ。病名は不明だが、晩年まで続いた過度な酒での不幸は間違いない。管理人は青年の頃、浴びるように飲んでは、体重を増やした。ただ休日は飲まぬが原則で、ここ最近は飲まない日が続くようになった。酒に害されることはなかったが、思わぬ体調不振は95年にヴェトナムのファンティエットに出かけた時からだ。当時も今も魚醤で有名な街だ。現地の地勢・気象調査で一週間ほど滞在した。今はリゾ-トの顔を持ち、ホテルが十指以上あるようだ。当時の何とか確保できた宿泊ホテルはランキングでは6星。がなり立てるク-ラ-、湿気たシ-ツとぬめる足元で転倒防止のゴム草履付のポタポタシャワ-の暗い部屋だった。騒音の中、深夜ようやく寝ついたら、もう朝5時には通勤通学の人たちの声で目覚める。朝飯はフランスパンが選べる。スリガラス張りの食堂で頼むと外で売ってるみかん箱位の箱に蝿がたかって真っ黒のパンをホテルの係員が持ってくる。昼も夜も食あたりが怖いから料理は鍋にした。食事前にはタップリ唐辛子を食べた。食事は中庭のカマドで作ってくるが、カマドの傍にある井戸が従業員トイレと併設担ってるのを四六時中見ていて、何とも切ないというかやりきれない。 続く
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カラスにやられる

2008年06月01日 19時17分51秒 | Weblog
久しぶりの好天は小山田への散歩を誘う。休日戦車道路のお犬族散歩輩を避けて、そそくさと小山田の路へ。林を抜けると高台から日大三高が望めるが、すぐに上空から頭に茶褐色の物体がビッシッと当たるはカラスの歓迎。農家の庭にホ-スが見えたから、お願いして頭から腕・手まで洗わしてもらった。そういえば、オペラのカラスにも古い録音買わされて、涙が出るような想いもあった。小山田の谷戸の水もぬるんだか、田植えの準備状態だ。気がつけば、足先にもうシオカラトンボが。そういえば、去年の最初は5月の鹿児島・霧島で見た。今年は小山田が最初。昨日は雨だから、衛星放送録画のリゴレットドン・ジョバンニを楽しんだ。前者はサンティ指揮でタイトロ-ルはヌッチで後者はハンプトン。前者はチュ-リッヒでの公演で、何か新国立公演を見ている気分になった。レベルからか、劇場の大きさが同じようところからなのか。後者はザルツブルグで、嫌いな今流行の衣装は洋服だが、さすが出演者はみな歌唱がいい。リゴレットの出演のテノ-ルがドン・ジョバンニで好演している。随分、差がある。これって、劇場で使い分けか。
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