三大テナ-で何回か歌われたカンツォ-ネで「君を愛す、深く深く=Ti voglio tanto bene」がある。有名な「帰れソレントへ」、「 泣かないお前」などと同じ作曲者、E.de Curtisの作品という。「泣かないお前」のコレッリだが、71年の東京公演のオ-ケストラが引き上げて、ピアノを持ち出し熱狂観客のなかアンコ-ル3曲の一つは映像は古いが素晴らしい。公演DVDを何回見てもピ-クは過ぎても、オペラ歌手なんだと感激する。脱線してしまった。「君を愛す、深く深く」の三大テナ-では今から12年前のパリ公演がいい。その後の横浜、北京公演はパヴァロッティの衰えが一段と目立つ。昔の大テナ-達、コレッリのものは暗い情念があり、またモナコのは彼らしからぬかったるい。ステファノ はシシリアの情熱を感じる。クラウディオ・ビルラなんて懐かしの日本でなじみのカンツオ-ネ歌手のもYouTubeにあった。画像は三大テナ-のパリ公演。ビデオテ-プを持っていたが、散失してしまった。YouTubeの映像は最近、質があがったと思う。歌詞の内容は以下。
空には星一つない 君が私の人生を照らす星 君こそ私の幸、命
言ってよ、君の愛は消えないと 太陽のように決して消えないと
言ってよ、偽りはないと 君こそが永遠変わらぬ私の愛の夢いとしい人よ
私は君を深く愛している この世に君より大切な人などいない
君こそ私の幸、命 私の心の糧は君だけ
(繰り返し)
一昨日はジムから救急車で病院へ。風呂場のタイルが割れていて、手負いでなく、足裏を切り、9針も縫って家で往生。足裏を床につけぬから、脚の筋肉がおかしくなってきた。本当に困った。病院から送ってもらい、笑って付添いのジム担当者と別れた。夜に電話で治療費は負担と今後の安全管理に一層の注意との話を責任者から電話でをもらった。世間わたり幾年の身では結末はわかっているし、ジムでは騒がず。暇で、YouTubeのオペラシ-ンを見ていて、何気に「マリウ 愛の言葉=Parlami d'amore, Mariu」にぶつかった。映画からの曲だが、「忘れな草」同様好きな曲だ。最初に聴いたのはモナコの歌が最初だったが、一番の歌唱は画像ステファノだろう。このカバ-2枚組CDは携帯プレ-ヤ-でよく聞いた。YouTubedeで音が一番はCDで聞いたあのステファノ、3大テノ-ルは横浜ではなくパリ公演、パヴァロッティの独唱、あのスピントテノ-ルのマリオ・ランッアに世界のバリトン、ホロトコフスキ-も。英語バ-ジョンではビック・ダモンが歌っている。歌詞の内容は次らしい。
君はなんと美しい 今夜は マリウ 君の星のような輝く青い瞳に微笑みが
明日は運命が変わるとしても 今は君がそばにいる
もう思い悩むことはない マリウ 愛の言葉を
君は私の命のすべて 君の美しい目は輝き 夢がきらめき燃えている
言っておくれ 幻ではないと 言っておくれ 君は私のものだと
君のそばにいればもう苦しまない マリウ 愛の言葉を -------------
8月21日(土)の午後10時50分~午前5時10分は言わずと知れたワグナ-のバイロイト音楽祭、ワルキューレのライブが予定されている。若いころ、チケット手配を頼まれたが、セントアンドル-ズやオ-ガスタのゴルフ場なんか目じゃないくらい格段難しい。欧州からのライブ放送を見るのは、ドミンゴが確かロンドン-コベントガ-デン出演25周年のガラコン放送以来だ。NYメトの劇場公開は本来ライブだが、日本ではライブではなく録画だし、ライブ放送はそう滅多にあるものでもない。生憎、ワグナ-にはそんなに興味はないが、録画は加工されるが、ライブは生地そのもので嘘はない。お楽しみ。前後日に前年のバイロイトの録画も放送される。音楽家は体力勝負だが聞き手も同じ。劇場じゃ、休憩があっても、足もむくまず、ごろ寝でバイロイトの生なんてのは、若いころには想像もできなかった。不況がなせる技か、それとも文化の発展か。画像はPROMSでのコンサ-ト形式オペラのドミンゴと元ワグナ-歌手の名花マイア-とのフィナ-レ。