台風が東北方面に向かった朝、最近の散歩道にしている長池への道が枯葉で埋まっていた。▼秋でもないのに。早めに樹木からおさらばとなった。楽しませてくれてありがとう。ひっそり一枚一枚と抜け落ちていくよりいいかも。この散歩道、季節の草花に恵まれているから、目には優しさを、脚には力を与えてくれてありがたい。▼もうすぐ、８月だが、夕暮れが早まり、早い時間にお月様が見えるようになった。
オリンピックの中継・報道に隠れてコロナの行方は。石川県も急に罹患者が増えてきた。今度の連休で、これから決して良い数字があると思えない。▼画像は街の中心にある香林坊のデパ－トの上にある中華レストランから撮った。左端には時代ごとに変化する金沢城の石垣が。手前のレンガの建物は旧制第四高等学校の一部。後ろには県庁があった。真ん中にあった。右端は金沢市役所。兼六園は石垣の後方、背景の山は戸室山。山の石は城の石垣に用いられた。▼緑が多いように思われるが、この角度では杜の城下町にも見えるが、ここの方角しかない。▼香林坊の隣の飲食店の多い片町は隣接する富山、福井の人たちも遊びに来るが、新幹線で東京組が観光に来ている。老齢の身には、観光組の若者集団を見ると、逃げたくなる。
今日は前日に連絡のあった大学先輩と会った。先輩とは言え、六か月年齢が上になるだけ。もともと年齢より老けて見えるが、いやに老けた。籠ると間違いなく、心身共に不健康だ▼互いコロナで出不精となれば、加齢に追討ちがかかる。先輩より、自分のほうが、まだ外に出ているほうか。▼ステイ・ホ－ムで五輪観戦といっても、そうそう観たい種目があるわけでないから、五輪放送が多いと、逆にテレビから遠ざかる。画像ブル－ベリ－農園で、出たくても出れないトンボのように、ネットのなかで、テレビならず空を仰いでいるトンボと変わらない。▼開会式は、終わりだけ視た。ナオミの点火の姿はよかった。後で少し眺めたアトラクションは過去国内外のどこかで観たようなもののパッチワ－クで、五輪マークの花火ぐらいが感心。そういえば過去の各国での開会式の様子なんかは思い出せない。要は、自分には五輪は遠い存在かも。
去年からウオッチの２２歳のゲレロはどこか帽子をかぶった顔に少年の面影を残す。可愛く思うことがある。このところ大谷と比較されるようになった。▼親父は殿堂入りした野人で、ストライクもアウトも関係ない３割スラッガ－だった。大谷のエンジェルスにいたが、ヤンキ－スにいた松井と入れ替わって、テクサスで活躍した。▼所属のトロント・ブル－ジェイズ球団はコロナのため、本国では野球はできない。トロント近くのバッファロ－のマイナ－球場を改装して、本拠地として試合をしている。トロントに比べれば、球場はやや狭いかもしれない。どっちみち、ギリギリでＨＲを打っていることでもないし、半分は敵地球場だ。▼親父とイチロ－、息子も大谷の戦が面白い。残り２カ月半、さて記録はどうなるか。エンゼルスはポスト・シーズンは無理だろう。
１２日のお盆の墓参帰りに、弟から県庁の見晴らし階から金沢を望もうとの提案があり、上った。梅雨の終わりの天気模様だから、金石の海が霞んでしまった。▼中ほどが金石港、拡大により能登半島の付け根の砂浜、千里浜が浜辺を失った。満潮の時は、車が走れる幅がないらしい。渚ドライブ・ウェイも終わりか。右側の低い山が宝達山、能登の始発点かナ。▼金石はポン友の家も墓もある。先日フィルム・ネガが出てきたので、内容をスキャナ－でチェックしようと思ったが、うまくいかないので写真屋でベタ焼きへ。親父の葬式（多分葬儀社作成？）、昔の会社の仲間とのフロリダ・ゴルフとそしてポン友と米西カールスバッドやベイ。エリアペブルビーチとシスコだった。記憶にないものを写真にしてみよう。次は山側をアップしよう。
最近はMLB中継放送をNHKで視ることがなくなった。視ていたころ、解説に大島さんがよく出ていた。大きな声の闊達な解説だった。声ですぐわかる。▼現在、東京新聞の連載「この道」に人生を振り返り、癌とともに宣告余命１年より大きく生きておられ、その気概に学ぶものがあった。それで最近一度、MLB中継解説を聞きいた。試合の中味は記憶がないが、多分エンゼルス大谷中継だろう。小さな声になっていたのには驚いた。頑張れよ！と思いながら視た。▼新聞の連載はまだ残っている。しっかり読んでおこう。▼散歩途中に撮ったノカンゾウを捧げて、ご冥福をお祈りします。
