山崎 喬

加賀生まれ(金澤)

夕刊から

2008年03月14日 17時58分04秒 | Weblog
一昨日の赤川コラムにメトロポリタンのオ-ネギン公演が記載されたが、ドミトリ・ホロストフスキーとルネ・フレミングのもの。素気ない舞台はDVDで見ることもないかも。CDでいいのでは。ザルツブルグの走る椿姫も素気ない。舞台が素気なければ、歌う力しかアピ-ルできない厳しい舞台。飾り立てたり、容姿と演技が中心にきて、作曲者が意図している音階から半音下げたりして歌うのは今風なのか。眉間がのびたままで、楽々歌いテレビ(ヴィデオ)映りがいいのが今風なのか。歌劇は歌が一番。容姿と演技ならミュ-ジカルか映画が一番。マリオ・ランツァみたいに映画で生きたオペラ歌手もいる。全てが記録できる時代では真に力のあるものが、時を越えてこれからも記録が売れていくのではないか。画像は揖宿の魚見岳に咲く極楽鳥花。下の黄色くなっているのが、最盛期。南アフリカが原産とネットにあった。 
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新国♪アイーダ (Unknown)
2008-03-18 17:19:11
16日に新国♪アイーダを見たが素晴らしい舞台には久しぶりに感動した。先輩諸氏によれば四人の外人歌手も世界的レベルで海外でも滅多に見られない組み合わせだろうとのこと。

それがS席28千円は舶来公演に比べてかなり安いのは、これはこれで大変ありがたいのだが…事情通の先輩から超豪華舞台の出来た経緯や今回の再演の赤字額を漏れ聞くと複雑な心境になってしまう。

この舞台は新国のこけら落としでゼッフィレリが手がけた超豪華な舞台。あのころは民間ではリストラに励んでいた頃なのに役人の世界ではまだまだバブルに浮かれてお金の使い放題だったようだ。

新国も財団になって一応は赤字を出さない努力をするのが建前のようだが、トップの元女文部大臣をはじめ幹部のほとんどが天下りの高給取りでは、所詮は遣うことしか知らない連中で稼ぐのは無理だろう。国からの援助がなくなれば窮地に陥るのは目に見えている。

だからゼッフィレリのロイヤリテイ-が天文学的なアイーダの再演もなかなかままなら無かったようだ。ここにきて大金を叩いてアイーダを再演したのは、冴えない老新監督の思い付き・人気取りが目的だったのだろうと勘ぐってしまいたくなる。それは図に当たって珍しく新国のチケットが完売だとかと聞くが喜んで良いのか…戸惑う。

しかも一公演辺り数千万円の赤字を垂れ流しと漏れ聞くとこんなやり方で良いんだろうかって思う。6回の公演ではなく一回の公演辺りとのことだからアイーダの公演で数億の赤字が出るということのようだ。

別に支持していたわけではないが、新国の前監督の考え方やポリシーは筋が通っていたと思う。イタリアオペラが少なかったけど上り坂の若手歌手や中堅歌手を多用して舞台の内容はとても濃かった。

彼の最後のマネッジメントである「薔薇の騎士」のレベルの高さには感嘆したものだ。

金と有名歌手に頼ることなく何を実現したいのかを明確にして新国の舞台を運営してもらいたいものだ。

今回のアイーダは素晴らしいが、ゼッフィレリの舞台とアイーダ歌いのノルマ・ファンティーニさん達の歌手に対する評価であり、垂れ流した金に支えられた成功であるとも言える。

オープニングのタンホイザーの指揮はやらないし黒船の指揮ぶりも意味不明で訴えるものは何も感じなかった。いまだに老新監督が何をしたいのかが見えてこない。
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