
ロベルト・アラニ-ャが酷いブ-イングを受けて、一幕出足から、「清きアイ-ダ」を歌って、スタスタと舞台袖に引き上げた。そのアトのインタビュ-で調子が悪けりゃ観客のブ-イングは受けると云い、自分の声はひとつ、壊れたらだめ、代わりの声(代役)があると抗弁している。代役が衣装なしのジ-パン姿
。舞台出足、頭からの「清きアイ-ダ」は声が温まらないうちから高い声が要求されるテナ-にとっての難所だ。終わりのピアニシモも。素人ながら映像を見てもhttp://youtube.com/watch?v=Shd9O9f8lhs失敗だ。ブ-イングが観客と前から敵対関係があってもだ。事件を明瞭に説明記事にしてあるのがBBCでhttp://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6169177.stm、今シ-ズンでのスカラのアイ-ダでの出演はないという。ラメダスでなくてダメダスか。指揮者のシャイ-もこんなのは初めてだといってるが、いろいろいわくもの事件は歴史上ある。
スカラは怖いとパヴァロッテイが昔インタビュ-で答えていた。あれもアイ-ダだったか。フレ-ニは「椿姫」をカラスのアトでやって凄じいブ-イングの中で公演したという。
他の劇場だったか、コッレリはブ-イングがひどくて、歌えないから、客を舞台から降りてとっちめに行ったらしい。
映像は10年ほど前のアラ-ニャでNYのメトロポリタンから。ビゼ-の「真珠とり」歌唱場面

スカラは怖いとパヴァロッテイが昔インタビュ-で答えていた。あれもアイ-ダだったか。フレ-ニは「椿姫」をカラスのアトでやって凄じいブ-イングの中で公演したという。
他の劇場だったか、コッレリはブ-イングがひどくて、歌えないから、客を舞台から降りてとっちめに行ったらしい。
映像は10年ほど前のアラ-ニャでNYのメトロポリタンから。ビゼ-の「真珠とり」歌唱場面
このときもどうもアラーニャには波があってやる気が感じられなかったような気がして、アラーニャはあまり好きな歌手ではない。
たしかアンジェラ・ゲオルギーと結婚したんじゃあ無かったかなあ。もう分かれたのかもしれないが…。
しかし、小生の理解する限り紳士の国のオペラで嵐のようなまるで罵倒するかの如くのブーイングでは歌いたくなるのも判らないではない。
とは違って芸術家だと思っているんだろうからねえ。
芸術家?~まあそうれには間違いない。否定するつもりも無いけど昔はオペラの鑑賞は高歌放吟はともかくも飲み食いオーケーだったとか。
ということは歌舞伎もさることながら、突き詰めて&乱暴に言うなら歌ってナンボの芸人なんだろう。
芸術家はヤジに怒って退場するかもしれないが、芸人なら耐えて歌い続けるに違いない。
かのマリア・カラスもテバルディ全盛のスカラ座?で椿姫を歌ったときにはブーイングの嵐だったと言う(のは聞いた話しだが…)。
それに耐えたからこそ、あのカラスの偉業があるのではないか?
そういう意味では善良な観客までをも放り出しての退場よりは、コレッリのように毅然とした態度を取るべきなんだろう。
騒ぐのは一部の人たちなんだから…。