二〇二四年十一月十六日(土)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
お昼にまたタマが昨日のように部屋のドアを開けようドアノブをガチャガチャさせながら甘えた声を上げるので開けて入れてやる。OA機器に使う細いコードを噛みちぎると危険だし買い換えると恐ろしくお金がかかるため小まめに気を付けながら部屋でうろうろするのを見ていると、どうも特定の書籍類に限って鼻を突っ込み覗き込み匂いをふんふん嗅いで時々不思議そうに立ち止まっている。
どんな本か。差し当たり六冊ほど。
(1)家庭画報特選「名碗に学ぶ茶碗のめきき」(世界文化社 一九八九年)
(2)クロワッサン「最高の陶磁器、ガラスに出会える全国美術館48」(マガジンハウス 一九九一年)
(3)家庭画報編「茶室と露路」(世界文化社 一九九四年)
(4)別冊太陽「能」(平凡社 一九七八年)
(5)ニーチェ「ツァラトゥストラ」(中公文庫 一九七三年)
(6)ニーチェ「生成の無垢(下)」(ちくま学芸文庫 一九九四年)
あとは音楽雑誌でほぼいつもページを開きっぱなしにして置いているところ。マイケル・シェンカー、イングヴェイ・マルムスティーン、チャーリー・パーカーなど。
タマさん、どれが良かった?
というか、飼い主は椅子に腰掛けたままなのに何であっちに置いてある本とか本の切り抜きとかから飼い主の匂いがしてくるのって思う。
何度も触ってると移るもんだよ匂いは。
でもタマね、うんちとかおしっこした時は必ず匂いを消すよう心がけてるよ。なんでかって言うと匂いを残したままだと危険だからさ。
本とか切り抜きとかに移った匂いはうんちでもおしっこでもないよ。
じゃあ縄張りっていうの?マーキングってやつかな。
結果的にそういうことになっちゃってるのかも知れない。
だったらさ、飼い主が言ってる中東戦争の爆撃見ててどうにも腑に落ちないんだ。穴ぼこだらけにしてるのはわざとうんちとかおしっこをぶっかけて強烈な悪臭をそのまんま放置して縄張りだって言ったらそれで正しいって認められるわけ?
近いかもね。まあ今回のガザについてはもろにやっちゃってるみたいでわかりやすいと言えばわかりやすい。言ったもの勝ちやったもの勝ちの強姦主義を今なお信仰してるって世界中に向けて大声で宣言してるに等しいわけだし。
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。ダイアレクト。外出時はシャットアウトしたくても否応なく聴こえてくる音楽で溢れかえっているが、それを嫌がる人も多いので、そうなると外出先によってはただ単にアンビエント風の音楽を流しておけば無難だろうみたいな場所が増えてきた。そういう時はアンビエントならアンビエントでその出発点に立ち戻ってみればいいのではと思わせてくれる。う~ん、なるほど。
今日ももうひとつ。Jiselle。ひたすら安全牌ばかり取ってきた日本の歌謡界がとうとう追い抜かれる日はもうそこまで迫ってきている予感がする。実際に一日分追い抜かれたと気づいて慌てて挽回することにしたとしよう。でも他国のアーティストもみんな一日分やるわけで一度開いた距離がさらに開くことはあっても近づくことはない。