二〇二四年十一月十四日(木)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
タマさん、今朝も暗いうちから玄関マットにぬいぐるみが置いてあったんだけど夜中にけっこう遊んでる?
遊んでるだなんて言いがかりもいいところ。明け方が近づくとぬいぐるみを玄関マットまで咥えて行って朝一番に日向ぼっこできるようにしてあげてるの。タマの大切なぬいぐるみなんだ。きっと喜んでくれてるに違いないよ。
だといいね。心は通い合ってるってわけだ。
うん。
ところでタマ、飼い主が日用品を整理してるとすぐ近くに寄ってきて時々手を出すだろう。あれ止めてほしいんだ。危ないから。もう何回か叱られてることだしそろそろわかってくれないかなあ。
それね、少し変えたよ。近寄って覗き込んだりはするけど、でも叱られそうだと思ったらとっさに50センチほど瞬間移動する。
いや、叱られそうだから離れるってだけならわかってないのと同じさ。そうじゃなくて危ないから離れたところで待つってことじゃなきゃいけない。それに瞬間移動って言ってもたった50センチ、パッとワープして見せてるだけじゃん。しかも移動した後になんでカエルさんか蜘蛛さんみたいに床にぺたって張り付くの?お前さんは忍者か。
忍者って見てて面白そうなんだけど所詮は人間語でいう「バカ殿」っての?、その下で散々こき使われてぽい捨てなんて酷いや。タマはやだね。もっとも白土三平「カムイ」の話はとっても魅力的だったなあ。カムイって動物さんたちと大の仲良しなんだね。それで去年は楽しそうって思ってよくジャンプして足腰を鍛えてたんだけどなんだが飽きちゃった。ここ三ヶ月ほどはもっぱら50センチくらいの瞬間移動の連発に凝ってる。
やたらやってるのは凝ってるわけ?
そうさ。最初は蜘蛛さん見てて考えついたんだけどテレビ見てたらカエルさんが画面から不意に消えちゃう。これは面白そうだと思ってやってみたらできた。形としてはまだ未完成だけど。でも布団の上でやってると気分が乗ってくるんだ。飼い主もやってみたら?
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。ダイアレクト。外出時はシャットアウトしたくても否応なく聴こえてくる音楽で溢れかえっているが、それを嫌がる人も多いので、そうなると外出先によってはただ単にアンビエント風の音楽を流しておけば無難だろうみたいな場所が増えてきた。そういう時はアンビエントならアンビエントでその出発点に立ち戻ってみればいいのではと思わせてくれる。う~ん、なるほど。
今日はもうひとつ。ひたすら安全牌ばかり取ってきた日本の歌謡界がとうとう追い抜かれる日はもうすぐそこまで迫ってきている予感がする。実際に一日分追い抜かれたと気づいて慌てて挽回することにしたとしよう。けど他国のアーティストもみんな一日分やるわけで一度開いた距離がさらに開くことはあっても近づくことはない。