きのうの予報で、「明日は春の嵐になるでしょう」なって言っていた今日の天気、ホントに春の嵐です
先ほど、小降りの中を昼食かたがた最寄り駅近くのクリーニング店
に行ってきたのですが、途中から風雨
が凄いのなんのって
傘が壊れないよう、風向きに合わせて傘を支えるのに必死でした。
おかげで、履いていたジーンズはぐっしょぐしょ
ネットを見ると、交通機関もメタメタです。
高速道路の一部が強風のために通行止めになっていますし、
JR
も、とびきり強風に弱い京葉線や武蔵野線、川越線だけでなく、山手線までもが、
強風の影響で、内・外回り電車に遅れがでています。
というありさま。
こりゃ、東京で桜が開花した(昨年より3日、平年より5日遅いのだそうですが、それくらいの遅れか?)からといって、フラフラと外出しちゃダメってことなのでしょう。
桜と言えば、去年3月28日のこちらの記事で書いた近所の桜は、早くも満開です。
先ほどの外出のとき、写真に撮ろうかと思ったのですが、暴風雨の中で、傘をさしながらカメラ
を操作するのは危険
(カメラを落っことしそう
)だったため、あきらめました。
まぁ、明日には天候が回復するらしいですから、あわてる必要はないでしょうし…。
ここで、ふと、中学3年生の頃、教室に掲げられていた和歌を思い出しました。
明日ありと思う心の仇(あだ)桜(ざくら)
夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは
出典は、江戸時代に書かれた「親鸞聖人絵詞伝」だそうで、親鸞聖人(当時18歳)から「今すぐ出家させてほしい」と懇願された和尚さんが、
「・・・明日まさに剃染なさしめんと」とのたまへば、其時十八公麿曰、「生死事大、無常迅速なり。願わくは今日薙染せしためたまへ」とて、取あへず一首の和歌をぞ詠吟したまひける。
あすありと思ふ心のあだ櫻 夜は嵐の吹かぬものかは
和尚大に驚歎したまひ、すなはち道場をひらき望のまゝに出家せしめ給ふ。
ということらしい(こちらを参考にしました)。
もっとも、嵐の中で元気に満開
の桜でしたから、今夜のうちに散ってしまうことはあり得ないと思う俗人の私であります