きょう、秋田の別邸(=実家)に帰郷
しました。
雨模様の天候ながら、交通量はそこそこで、渋滞は軽いのが2か所だけでしたから、かなり順調
だったと言ってよいでしょう(約600kmを約7時間。休憩を除く)。
一方で、那須以北は、道路沿いのあちこちでサクラが咲いていて癒されました。
実家に着くと、2月末以来、無人状態だったというのに、庭にはたくさんの花が咲いていて、あれまぁ~
でした。もっとも、雑草も凄い
ですが…
仏壇に灯明とお線香をあげてお参りしたあと、家電をコンセントに繋ぎ、窓を開けて空気を入れ換え。
そして、さっそく自室で、WOWOWで録画した「MISIA平成武道館」を、画像は小さなTV
、音響はステレオセットで鑑賞開始
右の画像は録画をBlu-rayディスクにダビングして実家に持ち帰るために急遽作成した特製レーベルでございます。
LBDのオープニングアクトにボリュームを合わせて見始めたのですが、本編冒頭の音量に、あれまぁ~
でした(2回目
)。
ということで(?)、「MISIA平成武道館」3 daysをふり返ります。
この「MISIA平成武道館」というライヴ、THE TOUR OF MISIAとか星空のライヴと違って、4月26~28日の3日だけ、日本武道館だけで開催されるライヴということで、どんなライヴになるのか、想像できませんでした。
去年の4月に大阪と横浜で開催された「THE SUPER TOUR OF MISIA」は、MISIAのデビュー20周年の記念公演でしたから、ある程度想像はついたのですがね…
そして蓋を開けてみると、平成の30年間と、その中にすっぽり収まっているMISIAの活動をふり返るだけでなく、会場の日本武道館そのものもメインテーマの一つになっていたことに、やられた~ でした。
日本武道館は、1964年10月3日、つまり東京オリンピックの開会式1週間前に開館
した施設で、その名のとおり、
日本武道館創建の目的は、我が国伝統の武道を、国民とくに青少年の間に普及奨励し、武道による心身の錬磨を通じて健全な育成を図り、民族の発展に寄与するとともに、広く世界の平和と福祉に貢献することにあります。
だそうです。
ただの大きなイベント会場ではない
のですな。
ライヴ冒頭の映像には、日本武道館の建設中の映像とか、東京オリンピックでの柔道競技の映像が差し込まれていて、あれ だったのですが、これだけではなく、MISIAはMCの中で、上に載せた「日本武道館総研の目的」にも触れていて、MISIAは武道館を単なるライヴ会場
とは捉えていないことに気づかされました。
さらに、MISIAがライヴで言ったとおり「武道館は武道の聖地であると同時に、ミュージシャンにとっても聖地」でもあるわけで、武道館でライヴを行った外国人ミュージシャンに対する敬意、そして武道館でライヴができることへの謝意がひしひしと感じられました。
MISIAは、武道館で最初に音楽の公演を行ったのがザ・ビートルズ、そして最初に演奏したのは前座のザ・ドリフターズであることを紹介していましたが、ビートルズが武道館で公演を行うことについてはいろいろ論議とは反対活動があったことを思えば、カバーするならクイーンよりドリフ、いや、ビートルズの曲の方が良かったのではなかろうか?
と、書きつつも、MISIAが歌う"We Will Rcok You"、最初の発声からMISIAにRock
されたのも事実です
「MISIA平成武道館」でMISIAはアンコールを含めて4回の「お色直し」をしましたが、その「お色直し」の間、映像が流されていました。
1回目は「MISIAの森 -Forest Covers-」収録曲をバックに、これまでに武道館のステージに立った外国人ミュージシャンの肖像
(⇒クイーンのカバー)、2回目は「記憶」
のインストルメンタル Ver. をバックに、「平成時代」の出来事の写真+MISIAのHistory(⇒バラード・セクション)、3回目は「太陽のマライカ」
のインストルメンタル Ver.をバックにMISIAのアフリカでの活動の映像(⇒AMAZING LIFE)、そしてアンコール待ちの間は桜吹雪と「平成 残り○日」の文字が流されました。
この映像タイムは、MISIAファンにとってはもちろん、今回が初の生MISIAだった人にとっても、絶妙なつなぎだったのではないかと思います。
「武道館(BUDOKAN)」がミュージシャンにとっての聖地であること、観客
それぞれが持つ「平成」30年間の「記憶」の呼び起こし、MISIAとアフリカとのつながり(MISIAが初紅白でナミブ砂漠から歌ったのには背景/理由があるんです
)、こんな映像を観た後のMISIAの生歌、これはたまらなかった…
グダグダと書いていますが、要するに、「MISIA平成武道館」は、観衆それぞれが持つてんでバラバラの「平成」を自分の内側でふり返ることと、日本武道館という会場の歴史と重みを感じることと、そして、最高
のバンド、最高
のダンサー、そして最高の最高
のシンガーが創り出す至高のエンタテインメントを体感すること、これが本質ではないかと、そう思うわけでございます。
こんな観点から、私は「MISIA平成武道館」3 days、堪能いたしました
欲を言えば、1回はステージバック席が良かったかな…
というわけで、後日、追記するかもしれませんが(その可能性高し
)、これを以て「MISIA平成武道館のこと」は完結とさせていただきます。
今夜24:00に天皇陛下は退位され、元号は平成から令和に変わります。
今夜のNHK FM「MISIA星空のラジオ」は、通常から10分延長して23:00~24:00と、「行く時代 来る時代」的どころか、平成のNHK FMの掉尾をかざります。
しかも、生放送ですから、聴くしかありませんぞ