「別邸の庭が楽しくてたまりませぬ (中編)」のつづき、シリーズ完結編です。
まずは、ここにもいたぁ~ な、
ドクダミ。
ほんと、どこでも見つけられる雑草界の王者って感じですな。
あらためて観察すると、ドクダミの花って「中編」に登場したヤマボウシの花と似てます。大きさはずいぶん違うし、片や草、片や木ですけど…。
どちらも、目立つ白い部分は「総苞片(そうほうへん)」というもので、ホントの花は、真ん中の出っぱった部分にワチャワチャと咲くらしい。
ということで、「後編」では小さな花、それも、雑草系(意図的に植えたものではない)と思われる花を中心に紹介してまいりましょう(っつうか、私が花の名前を覚えるための備忘録のつもり)。
と書いたそばから、大きくて、かつ、親が植えたことが確実なアナベル
6月7日の段階ではこんな小さなつぼみの状態でした。
今頃は大きな白い花を咲かせているのではなかろうか…
このアナベルの根元では、小さな小さな緑色の花がそれこそワチャワチャ咲いていました。
これはアルケミア・モリスなるものらしい。
なんとも小さな花なので、アップも載っけておきましょう。
この葉っぱはハーブになるらしいので、次の帰省のときに何枚か摘み取ってハーブティーにチャレンジしてみましょうかね
そのまた隣で咲いていたのは、これまた小さな花、ツルマンネングサでした。
別邸の庭では数少ない多肉植物です。
私にものごころがついた頃には既に生家には岩のオブジェが飾られていまして、ウン十年前に一家もろとも別邸へと引っ越してきたのですが、その岩のオブジェで小さな花が咲いていました。
なんともおもしろい形の花をつけているこの草は、ユキノシタ。
パッと見、花びらの何弁かが枯れて落ちたのかと思いましたが、5弁の花びらのうち、下の2弁だけが極端にデカいというのが、ユキノシタの特徴らしい
ちなみに、この葉っぱは天ぷらにすると美味しいそうです
この隣には、秋になるとキレイな紫の実をつけるムラサキシキブが植えられていまして、初めてその花をみることができました。
まだ咲き始めたばかりで、「一分咲き」にも至っていない感じです。
と、ムラサキシキブのつぼみの隣で、テントウムシに似た虫(キボシマルウンカっぽい)が、なにやら励んでいらっしゃいました。
見てはならぬものを見てしまったような…
庭には大ぶりなクローバーみたいなのがあちこちで生えていて、ちょっと鬱陶しく思っていたのですが、なんともキレイな花を咲かせていました。
これはイモカタバミ。
こんな花を咲かせるのに、これまで冷たい視線を向けてすまん
そういえば「大ぶりなクローバーみたい」と書いてしまいましたが、お馴染みの家紋「片喰紋」は、カタバミの葉っぱの意匠だったんですな
こちらの小さな花もカタバミの仲間で、
その名も「オッタチカタバミ」とな
すっごい和名です
冷たい視線を向けるだけならともかく、見つけるたびに引っこ抜いていた毛深い草までもがこんな花を…
フランネルソウというらしい。
「毛深い」ところから織物の「フランネル」を連想してつけられた名前なのでしょうかねぇ
これまたこれまでのむごい処遇をお詫び申し上げました
私は数ヶ月前から「PictureThis」という植物判定アプリ(有料)をスマホに入れて、植物の名前を調べておりまして、ずいぶんと助けられました。
助けられている一方で、「んん? ほんとか?」ということもあって、ネットで確認して、やはり違う…なんてこともあります。
その代表例がこちらの花です。
PictureThisは「コウトウシラン」と判定してくれたものの、ネットで出てきた「コウトウシラン」とは、どう見ても、どう考えても、別物です
う~む… です。
そして、今もこの花の正体は不明です
御存知の方がいらっしゃいましたらご教示くださいませ。
【追記】この花、「アッツザクラではないか」というご指摘をいただきました。
柔毛がびっしり生えた葉や茎といい、まさしくアッツザクラのようです
ご教示、ありがとうございました (2023/06/20 20:04)
さて、最後の花に行き着きました
この春の別邸の花たちのトリです
柿の花でございます。
すでにヘタの形は柿そのもの
ただねぇ~、昨秋は渋柿が大量に成ってしまい、その処分に困りました次回の帰省では実の成った枝を切ってしまおうかなと考えています
ということで、完結しましたぁ~
次回の帰省は、7月8日頃から1週間を予定しています。
別邸の庭はどのように変化しているのか楽しみです
一番気になっているのは、帰省Uターンギリギリに、育苗ポットから露地に植え替えたベニバナ。
元気にしているのかな?