「古墳に興奮!(その6)」のつづき、完結編です。
埼玉県立さきたま史跡の博物館の前の眺めはこんな風になっています。
長閑な農村に紛れ込んだみたいですなぁ。古墳と古い民家とどういう関係なのか判りませんが、埼玉県内にあった民家が2棟、移築されているんです。
ひとつは幸手(さって)市から移築された「旧遠藤家住宅」。
江戸時代末期に建てられたもので、建屋面積は222.453㎡(67.41坪)といいますから、かなり堂々たる民家です。
内部も広々としていて、思いのほか明るい。
この写真は台所(土間)から撮ったもので、左後方には厩(うまや)があって、それに隣り合わせで下男部屋がありました。夜中でもなんでも、必要に応じて馬の面倒を見られるようにそんな配置になっているのだとか。下男にとっては(現在の価値基準では)過酷な住環境です…
もう一棟は、行田市内から移築された「旧山崎家住宅」です。
明治時代初期に建てられたもので、説明書きによれば、
この地域の典型的な大きさと間取りをもった農家で、明治初期に建てられました。右手に土間がひろがり、左手に田の字型の四つの部屋があります。
だそうで、「旧遠藤家住宅」をちょっと小ぶりにした感じ(レイアウトは基本的に同じ)でした。
こちらは、土間に昔の農機具も展示されていました。
恐らく、左手前が脱穀機、その後ろが縄綯い機、右が籾すり機だと思います。
うん。この記事を書くためググったところ、これで間違いないようです。
こういう展示って、私、好きなんですけれど、やはり古墳とは時代が違いすぎる気がしてなりませぬ…
「古墳に興奮!」シリーズ最後は、「せっかく行田に行ったのだから」と食べたゼリーフライです。
ゼリーフライというのは、ゼリー(ジェリー)のフライではなく、行田市観光協会のサイトにありますとおり、「じゃがいも、おからをベースに小判型に整えて油で揚げた食べ物」です。
こちらのゼリーフライは1個80円。安いです
でも、食べてみると、コロッケをコロモ無しで素揚げした感じで、コロッケよりも粉っぽい…。
小腹が空いたときには安上がりでしょうけれど、私はもう結構です…。
さきたま古墳公園は、私のように古墳見学する人たちだけでなく、「公園で遊ぶために来た」といった家族連れもたくさんいて、かなりいい雰囲気でした。
都心からはもちろん、私が住んでいるさいたま市(この市名制定にあたって、「『さいたま』の本場はこちらだ」と行田周辺の住民からクレームがあったとかなかったとか…)からも結構遠い場所ですが、日帰りドライブにはお薦めです。
最後の最後、さきたま史跡の博物館の展示に関東の古墳地図がありました。
私は知っていましたが、東京の都心にも古墳があるんです
ほら
この「芝丸山古墳」のことは、いつか書きたいと思っています。