きのう、東京競馬は台風
接近のため中止になりました。
台風が近づけば、街に繰り出す人も少なくなるだろうという予想のもと、私は上野にでかけてきました。
案の定、上野駅の「大連絡橋連絡通路」というくどい名前の通路はがらがら(もともと人通りの多い通路ではないけれど)。
いつもの休日なら、人でごった返している上野公園もがらがら。
そして、お目当ての国立科学博物館(科博)の特別展入口もがらがら。
で、やってきたのは特別展「飛べ! 100年の夢 空と宇宙展」です。
先週火曜日に始まり、来年2月初めまでと、3か月も続く特別展ですが、11月7日(日)までの2週間だけ、あの「はやぶさ」のカプセルが展示されるというのですから、この機会を見逃すわけにはいきません。でも、日本各地で公開されるたびに大盛況の「はやぶさ」のカプセルですから、科博での展示も、かなりの覚悟が必要でしょう。さて、いつ行こうか…と考えていました。
そんな折り、うまい具合にやってきてくれたのが台風14号でした。
「電車が止まって帰れなくなるかもしれない」というリスクを負って出かけた「飛べ! 100年の夢 空と宇宙展」、賭けは当たりました
「はやぶさ」のカプセルは、他の展示とは壁を隔てた小部屋のようなスペースで展示されていました(撮影禁止
)。が、入口に行列ができているわけでもなく、展示スペースに入ると、まったく意表を突くように、こちらもがらがら(他の展示の方が混んでいた)。
私が「はやぶさ」のカプセルの展示コーナーに入った時、中にいた観客は5人くらいだったでしょうか。おかげで、ゆっくり、じっくりと拝見することができました。
でも、パラシュートは別として、搭載電子機器部もインスツルメントモジュールも、あまりにピカピカで、「打ち上げから約7年の歳月をかけて約60億キロの太陽系空間の航行を果たした」実感に乏しかった…。できることなら、熱シールドを観たかったなぁ…
それよりも、「はやぶさ」の原寸大の模型にほげぇ~
ことし7月にJAXA 筑波宇宙センターの展示館(「スペースドーム」と名付けられたようです)で観た1/2サイズの模型とは迫力がまるで違います
1/2スケールモデルだって、JAXAで観た時(記事はこちら)はかなりほげぇ~としたのですけどねぇ~。
ところで、小惑星イトカワと「はやぶさ」と大きさを比べたら、どんな感じなのでしょうか?
それが一目でわかる展示がありました。
これです。
イトカワは、思ったよりもかなり小さい…。
こんな大きさの星でも引力を持っていることが不思議ですし、こんな小さな天体に観測機を着陸させ、地球に還らせた技術力に改めて感心してしまいます。
現場ではイトカワにとまったはやぶさがよく見えなかったもの(なにせ小さい)で、帰宅してから、この写真を拡大
して見ました。
すると、驚愕の事実が判明
片方の太陽電池パネルが外れています
惜しいというかお茶目
というか…。
ということで、「はやぶさ」以外の展示や科博の常設展示については、また後日。
つづき:2010/11/02 科博は楽しい♪ でも、やかましい(その2)