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聖籠町、大地主「二宮考順」の額

2024年11月26日 | 歴史

新潟県北蒲原郡聖籠町(当時は聖籠村) 二宮孝順(にのみや こうじゅん) 明治19年(1886年)4月生。 新潟県士族、新潟県多額納税者、農業、大地主。 先代・孝順の長男。 2歳下の妹・ヨシは、新潟県多額納税者で大地主・白勢友彌の妻。

この書は、二宮孝順が昭和21年(1946年)3月に書いた書。 書いてもらったのは(所有者)当時、聖籠村の聖籠国民学校長・聖籠青年学校長だった片桐義一(笹神村)が敗戦を理由に教師を辞めた時に、二宮孝順氏が書いて寄贈したもの。片桐義一は昭和17年(1942年)~昭和21年(1946年)3月まで前記の学校長として勤務。聖籠国民学校は蓮野尋常小学校と聖籠尋常小学校が統合しできた小学校。32学級、職員35名。外に青年学校職員3名。二宮孝順の3歳下の片桐義一は孝順と気が合い、何度か二宮家に遊びに行っていた。その縁で退職する時に書を書いてもらった。

 額の大きさ 117×46㎝。 書の大きさ 89×30㎝。

(下)明治31年(1898年)全国多額納税者互選名鑑から  ※表の一番下、赤線部分が「二宮孝順」。 一番上の青線部分は新発田市天王の市島家。黄色線部分の「白勢長衛」は、二宮孝順の妹が嫁に行った家の戸主。緑色線部分の佐藤伊左衛門は、阿賀野市(旧水原町)で、1位の市島家・市島徳次郎の妻の実家。

近年、二宮家はバラ園の家として有名。5月には毎年、一般公開している。

 ← 二宮家のバラ(写真は、屋敷の一部) 綺麗な庭です。

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