新潟市北区 八木尚二(なおじ)さんの木版画。下記は八木さんから頂いた木版画の年賀状です。
(上左)2003年元旦の年賀状 (上右)2004年元旦の年賀状
(上)2006年元旦の年賀状
(上左)2005年元旦の年賀状 (上右)2009年元旦の年賀状
(上)2010年元旦の年賀状
(上左)2011年元旦の年賀状 (上右)2013年元旦の年賀状
(上)2012年元旦の年賀状
(上左)2014年元旦の年賀状 (上右)2015年元旦の年賀状
「なり年」 1999年新潟県展、木版画奨励賞
八木尚二さん(70歳)は去年(1998年)、県展初出展で入選。2年目の1999年は奨励賞。「なり年(どし)」とは、例年より柿の実を多くつけた年のこと。版画を始めたのは12年前から。NHKの通信教育で学んだほかは独学で習得。この絵の大きさは新聞紙を左右にひろげたぐらいの大きさ。白黒に見えるが、微妙に色の違う版木10数枚を駆使して彫り摺られています。八木さんは新潟市北区在住。
「雪あかり」 2010年新潟県展、県展賞 八木さんは当時81歳。
絵のイメージは、ふるさとの旧栃尾市(長岡市)の、半世紀前の様子。明かりの民家は中越地震の影響で倒壊した奥さんの実家がモデル。
この版画、水彩画のようだけれど28パターンの版木を摺り重ね完成。1枚彫るのに1カ月ほど要した版木もあるそうです。細かい作業です。八木さんは県職員(確かレントゲン技師だったと記憶しています)を退職してから本格的に版画を始められました。用があり、八木さんの自宅に伺ったことがあります。自宅玄関を入るとギャラリーのように木版画の額が数枚展示されていました。正面には「雪あかり」の版画が展示されていたのを覚えています。写真の絵は不鮮明ですが、「雪あかり」の左下に歩いている人影があります。この人影は家路を目指す八木さんだそうです。