大正15年(1926年)4月創刊の写真月刊誌「アサヒカメラ」が、2020年6月19日発行の今月号で休刊となりました。創刊から94年間、ご苦労様でした。ありがとうございました。
私が生まれて初めて買った写真月刊誌が「アサヒカメラ」。高校1年生の時でした。一眼レフカメラも持っていないのに、掲載されている写真の撮影データを熱心に見ていました。構図も勉強しました。 この本の休刊には、驚きません。なにしろ写真月刊誌の発売日に阿賀野市の一番大きい本屋に行っても、数誌とも3~5冊ぐらいしか店にないのです。以前なら平積で10冊以上なったのに、今は棚に数冊。皆さん、本を読まなくなったのか、無料で見れるネット画像に流れたのか。本が売れなければ休刊もしかたないです。 休刊(廃刊)でショックを受けたのが、毎日カメラの廃刊。ずいぶん前の話ですが、有名な本でも売れず採算がとれなければ廃刊する・・という事実は、当時 若かった私には考えるものがありました。 これからの写真家は、どうやって世間に知られるようになるのでしょう。「プロ」になるのは、大変な時代だと思います。