
犬の生活からの卒業出来る人、卒業できないビョーキの人発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子どものセラピーも。セラピスト自身の根源的信頼と、それに基づいた賢慮があれば、人と仲良しになれる、という訳......
エリクソンを読んでますと,発達トラウマ障害(DTD)の子どものセラピーをしていたなぁ,と感じるところに出くわすことがあります。今宵のところもその一つです。
Toys and Reasons.『おもちゃと目覚めていること』 p.50の最後のパラグラフ。
私ども,サイコセラピストが≪滅び≫が始まるのが判るのは,子どもの患者さんに会う時です。その子どもは,ここまで申し上げた,赤ちゃんの時のお母さんとのやり取りがかなり弱かったために,見えない栄養が足りないお子さんです。あるいは,心の病(発達トラウマ障害(DTD))に侵された青年の患者さんに会う時ですね。その青年は、 毎日 、 或いは 、1時間ごとに、 サイコセラピストから 、 自分が人を大事にしているし、人からも大事にされる存在だと言う事を 、確認せずにはいられません。 さもなければ、落ち込んでしまいます。 或いは、自殺してしまうかもしれませんし、大事な人をあやめてしまうかもしれません。
ここに、エリクソンが取り上げているのが、発達トラウマ障害(DTD)だと考えられます。この≪滅び≫は,≪私≫,すなわち,心=命が死んでいる,ということです。
『新約聖書』の『マルコによる福音書』8章にある通りです。
「35おのがいのちを救おうと思うものはそれを失い、わたしと福音のゆえにいのちを失うものはそれを救おう。36全世界をかち得ても、おのがいのちを取られれば何の役に立とう。」
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