現世考の割には,昔話。その昔,恩師西村秀夫先生が心筋梗塞の予後のために,医師の娘と同居する必要から,世田谷の成城でしばらく暮らしていました。奥さんの董子(ただこ)さんの友人のおばあちゃまがご近所にお住まいで,引っ越しの手伝いに来てくださいました。マンションから見えるお城の様な豪邸を指さして,「あそこが松田聖子の家なのよ」と教えてくれたことがありました。
妹が松田聖子さんの「大」が4つも5つもつくファンでしたから,いつも妹の部屋から聞こえてくる松田聖子さんの音楽を聴いていました。でも,自ら聞くほど好きではない,という感じでした。
知的障害の施設で働いていたころ,妹と同様なほど,松田聖子さんファンの利用者がいました。私は,一計を案じまして,「そうだ,直接松田聖子さんの内に,サインをその利用者に送ってください,と手紙を書いてみよう」。
私も自分でやっていていい加減で申し訳ないのですが,後から,その利用者のお母さんが,「実際に松田聖子さんのサインが送られてきました,ありがとうございます」と言われたもんですから,驚いちゃったんですね。スルーされるかも,とどこかで思っていたんです。信頼感が足りませんでしょ,へへへ☺
いい話…だけど
始まり、ユーモア無限