今晩も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : defelopmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の19日目。
今晩は、 「発達トラウマ障害≒愛着障害の証拠」の章の9日目。発達トラウマ障害≒愛着障害の診断基準C.4.です。
診断基準C.4.日常的な自傷、反発からの自傷
日常的な自傷、あるいは、反発からの自傷には、自分自身を刃物で切る、叩く、皮膚をつねる、頭突きをする、自分にやけどを負わす、その他の明らかに有害な行動が含まれます。CANS(非営利団体「思春期以前の子どものニーズと人間力」)の研究では、発達トラウマ障害の診断基準Aのトラウマになるストレスに晒されている子ども達は、他のトラウマに晒されている、養子になった子ども達と比べて、3倍も自傷の問題がある、とされますし、トラウマになることのない、養子になった子ども達の8倍も、自傷が多いとされます。自傷は、CCTC(シカゴ子どもトラウマ・センター)の研究協力者の中では、あまり多くはありません(CCTCの研究協力者の子ども達は、自分や他人に危害を加える子どもは含まれていません)が、発達トラウマ障害の子ども達は、自傷をする、他のトラウマに晒されている子ども達の4倍も多かったわけです。フォード等の報告によれば、少年法の調査協力者の中には、発達トラウマ障害の、思春期以前の子ども達は、他の子ども達よりも、自殺の危険が高い、とされます。
自傷と言ったら、やっぱり自閉症を思い出しますね。
自殺と言ったら、うつ病を考えますよね。
ですから、発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもは、自閉症やうつ病に間違えられてしまいます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます