エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#手ごわい図表

2022-01-26 08:10:20 | エリクソンの発達臨床心理
 
#マインドフルネス効果

 #この世を超えた感動 #内的促し #墓標 #生きている実感を亡くした者の嘆き #ゴミ箱の囁き 聖書の言葉: 神様のお名前と、私どもひとりびとり    命がけの......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」
は、内閣府情報調査室が情報操作をしているだろうGoogle検索ではなさらず、

MSN検索、あるいは、 Bing検索にて、ご参照ください。

としましたが、1日で、MSN検索、Bing検索にも、内閣府情報調査室が施したであろう、情報操作が入りました。

それだけ、「発達トラウマ障害 Enpedia」の真実が大事。

   Childhood and Society p.92のブランクの後から。  

 今朝は、p.93の第2パラグラフから。

 

 

    D 未熟と成熟

 世の中の仕組みには,理想社会がなくてはなりません。心から自由にする臨床家(訳註:「精神分析」と訳される場合が多い)にとって,理想社会は「成熟(創造すること)」です。これは,未熟の舞台を終着点と結びつけたものだと想像しました。この魂が完成する終着点を見通せましたら,この後(思春期の後),3つの困難な和解を確かにしてくれたはずです。(1)創造の高まりと創造に至らない2つに分けるニーズにハーモニーが響き合うこと,(2)人を大切にすることと男女の仲にハーモニーが響き合うこと,(3)男女の仲のパターン,子育てパターン,仕事のパターンにハーモニーが響き合うことです。

 あらゆる心の病は,よくよく調べれば,相手とやり取りがうまくできないことだと分かる,というのは厳然たる事実です。心病んだ人は(訳注:コントロールしよう,支配しようとしますから),善い相手になるかもしれない人に歩み寄っても,仲良くできません。心病んだ人は,働きかけの始めも,最中も,終りも,相手と一体にならないので,相手と仲良くできませんし,大事な「1つになる役割」からも,相手からも,目を背けるから,相手と仲良くできません。「1つになる役割」からも相手からも目を背ける点が,未熟な人の生き方の一番はっきりしている特色ですが,本人に自覚はありません。心が病みますと,心の中では,成熟したお互いに相手を大切にすることを楽しむよりも,そんなことはやりたくないと思いとどまるか,押さえつけようとするでしょうし,突っぱねるか,相手にだけ強制するかするでしょう。たいていの人たちは,互いに相手を大切にするよりも,自分が依存症のなるか人を依存症にさせるか,殺すか殺されるかでしょう。しかも,たいていの人は,表立っては心の病とはされない場合が多いんです。ですから,たいていの人は,どんなタイプなのかも,どんな病気なのかも,どうすれば治せるのかも分かりません。間違いなく,未熟な自分の面倒を見る一番の方法は,2人が陽気で楽しい遊びを心豊かにすることでしょう。男女と遊びの出会い,遊びと仕事の出会い,仕事と男女の出会いについては,後で詳しく見ることが必要でしょう。

 2つが出会う点で,この図表は,類を上下2つに分ける未熟さが,大人になることを妨げている生き方を分類するのに使えます。図表4に,女性の未熟な生き方(VF)とV₁とV₂の生き方はあまり文字通りに考えられてはいません。

 

 

 この図表,分かりやすくエリクソンが抽象化したはずのものですが,なかなか手ごわいものです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« #上から目線の虚ろな実態 #... | トップ | #発達トラウマ障害の子ども達... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿