年末から2日までの旅行から帰ってきて、本日、カミさんの実家挨拶を終え、やっと落ち着いた感じである。
そこで、年末の格闘技番組について、視聴感想を少し…
年末は、TBS「K-1 Dynamite」、フジテレビ「PRIDE 男祭り」の格闘技番組があった。
一流選手の試合などは、どこかの新聞やテレビ、ネットなどで評価を見て欲しい。
私が思ったのは、「素人の参加」についてである。
両番組から、注目したのは、金子賢、ボビー・オロゴン、曙(?)…である。
まずは、金子賢(男祭り)
彼は俳優である。
別に俳優が格闘技をしてはいけないとは言わない。
しかし、あのリングに上がるには早すぎるのではないだろうか?
ずっと俳優をやっていた人間が、数ヶ月の準備期間で格闘家と戦うには、準備不足だったのではないか?と言いたいのである。
仮にも全国放送のTVで、観戦チケットだって相当の値段を取られるはずである。
有料のエンターテインメントの場に、何故、その実力のないものが出なければならないのか?
視聴率が取れるから?話題性があるから?
周りにも「そう言う人が参加できるから面白いんじゃないの?」と言う方がいた。
私も、真剣に取り組む姿勢の見えた金子賢自体は否定はしたくない。
しかし…である!
見せる場として、その実力が備わっていない試合を見るのは正直苦痛となる時がある。
金子賢よりも、その試合を組んだ運営サイドにエンターテインメントとは何か?を問いたい。
そして、見る方ももっと賢くなれ!と言いたい。
しかし、金子賢は勇気を出してよくリングに上がって戦ったと思う!(と軽くフォロー)
次に、ボビー・オロゴン(K-1)
彼の身体能力は凄いと思う。
曙との試合を見たが、あの巨体が覆いかぶさっても、決して諦めずに試合を運ぶ。
格闘技素人故に、その怖さもよく知っているように見えた。
だから、逃げ方(ディフェンス)も素人のそれそののまの時があり、ただ走って逃げている時もあって、笑えた…が、それが素晴らしいと思った!
彼は、見せている!
素人の部分と、そのずば抜けた身体対能力とトレーニングによって培われたプロの部分がうまくバランスを取っている!
彼は、プロのリングに上がっても良いエンターティナーだと思った。
金子賢との違いは、その身体的土台と素人っぽさのバランスにあったと思う。
それが出来ないのなら、素人はちゃんと練習して、完全に突出した実力を付けるしかないと思う。
私は彼を評価したい。
そして、曙(K-1)
もう、何を言っていいか分からない…
相撲の世界でトップを取った業績、何度負けても格闘家として続けていっている精神力は凄いと思う。
しかし、彼はあの場に立つには値しない人ではないかと思う。
曙の場合、相撲という「プロの場」にいた人であるが、今回のルールで戦うにはあまりにも「素人」であると言わざるを得ない。
故に、今回の「素人について語る」メンバーに入れさせていただいた。
こうして見ると、作り手も見る側も「何でもあり」を履き違えている気がしてならない。
プロの仕事とは何なのか?今回のイベントで見せたいものは何なのか?を作り手には考えて欲しい!
そして、見る方も、何でもかんでも「今が面白ければいいんじゃない?」みたいな見方をしていては、イベント(TV)の質がどんどん落ちてしまい、結果、我々も損をしてしまう。
お笑いブームでもあるが、人気先行でキャーキャー言われている芸人と観客の関係みたいになってしまうそ!
やはり、いいものに触れる機会は多い方がいいと考える。
料理屋さんで、美味しい物を食べる。美術館に行って、とりあえず評価されている芸術品を見てみる。etc.
イベントやTV等のマスコミも、その出会いの一端を担っている。
情報の発信者は、素晴らしいものとの出会いを演出するのも仕事であると思う。
商業主義過ぎて、大衆に迎合し過ぎるエンターテインメントに、若干の危険性を感じるのは私だけであろうか…
今回は、武道修行者の目というよりは、本業である宣伝業の目で見てしまった感もあるが…
そして、自分自身もプロの仕事についてしっかり考えよう…かな?
そこで、年末の格闘技番組について、視聴感想を少し…
年末は、TBS「K-1 Dynamite」、フジテレビ「PRIDE 男祭り」の格闘技番組があった。
一流選手の試合などは、どこかの新聞やテレビ、ネットなどで評価を見て欲しい。
私が思ったのは、「素人の参加」についてである。
両番組から、注目したのは、金子賢、ボビー・オロゴン、曙(?)…である。
まずは、金子賢(男祭り)
彼は俳優である。
別に俳優が格闘技をしてはいけないとは言わない。
しかし、あのリングに上がるには早すぎるのではないだろうか?
ずっと俳優をやっていた人間が、数ヶ月の準備期間で格闘家と戦うには、準備不足だったのではないか?と言いたいのである。
仮にも全国放送のTVで、観戦チケットだって相当の値段を取られるはずである。
有料のエンターテインメントの場に、何故、その実力のないものが出なければならないのか?
視聴率が取れるから?話題性があるから?
周りにも「そう言う人が参加できるから面白いんじゃないの?」と言う方がいた。
私も、真剣に取り組む姿勢の見えた金子賢自体は否定はしたくない。
しかし…である!
見せる場として、その実力が備わっていない試合を見るのは正直苦痛となる時がある。
金子賢よりも、その試合を組んだ運営サイドにエンターテインメントとは何か?を問いたい。
そして、見る方ももっと賢くなれ!と言いたい。
しかし、金子賢は勇気を出してよくリングに上がって戦ったと思う!(と軽くフォロー)
次に、ボビー・オロゴン(K-1)
彼の身体能力は凄いと思う。
曙との試合を見たが、あの巨体が覆いかぶさっても、決して諦めずに試合を運ぶ。
格闘技素人故に、その怖さもよく知っているように見えた。
だから、逃げ方(ディフェンス)も素人のそれそののまの時があり、ただ走って逃げている時もあって、笑えた…が、それが素晴らしいと思った!
彼は、見せている!
素人の部分と、そのずば抜けた身体対能力とトレーニングによって培われたプロの部分がうまくバランスを取っている!
彼は、プロのリングに上がっても良いエンターティナーだと思った。
金子賢との違いは、その身体的土台と素人っぽさのバランスにあったと思う。
それが出来ないのなら、素人はちゃんと練習して、完全に突出した実力を付けるしかないと思う。
私は彼を評価したい。
そして、曙(K-1)
もう、何を言っていいか分からない…
相撲の世界でトップを取った業績、何度負けても格闘家として続けていっている精神力は凄いと思う。
しかし、彼はあの場に立つには値しない人ではないかと思う。
曙の場合、相撲という「プロの場」にいた人であるが、今回のルールで戦うにはあまりにも「素人」であると言わざるを得ない。
故に、今回の「素人について語る」メンバーに入れさせていただいた。
こうして見ると、作り手も見る側も「何でもあり」を履き違えている気がしてならない。
プロの仕事とは何なのか?今回のイベントで見せたいものは何なのか?を作り手には考えて欲しい!
そして、見る方も、何でもかんでも「今が面白ければいいんじゃない?」みたいな見方をしていては、イベント(TV)の質がどんどん落ちてしまい、結果、我々も損をしてしまう。
お笑いブームでもあるが、人気先行でキャーキャー言われている芸人と観客の関係みたいになってしまうそ!
やはり、いいものに触れる機会は多い方がいいと考える。
料理屋さんで、美味しい物を食べる。美術館に行って、とりあえず評価されている芸術品を見てみる。etc.
イベントやTV等のマスコミも、その出会いの一端を担っている。
情報の発信者は、素晴らしいものとの出会いを演出するのも仕事であると思う。
商業主義過ぎて、大衆に迎合し過ぎるエンターテインメントに、若干の危険性を感じるのは私だけであろうか…
今回は、武道修行者の目というよりは、本業である宣伝業の目で見てしまった感もあるが…
そして、自分自身もプロの仕事についてしっかり考えよう…かな?