ザ・ヒットパレード
ドラマのタイトルで、さっきまでフジテレビで放送していた。
なかなか面白かった!
『渡辺晋』
日本のテレビエンターテインメントに大きな影響を与えた、渡辺プロダクションの創始者である。
音楽・演芸・芸術等は、人の心に大きな影響を与えていると思う。
当教室のある会員さんは、「これら芸術は、人を幸せにする」と言っていた。
そして、武道ばかり、人を倒す事ばかり考えてきた自分を「自分は、今まで何をしてきたんだ…」と悔やんでもいた。
その方は、武道が社会的に不必要なものだと言っている訳ではなく、もっと人を幸せにするモノが多くあって、それに気が付かないでいた自分を「若干」悔しい思いで言ったものだと思う。
一応、誤解のない様に書いておくが、ご自分ではそう言ってはいたが、その方は偏った感性の方ではなく、素敵な方である。
確かに、エンターテインメントには人を幸せにするパワーがある!
武道が、人の心に与える影響力とはなんだろうか?
武道が、人を幸せにし、感性や社会に益するものはなんであろうか…?
前から何度も書いたが、武道の『道』に一つの答えがあるように思っている。
非常に観念的な事なのだろうが、辞書的にはどう解釈されているのかを調べてみた。
まずは、「武道」
1.武士として身につけるべき技。武芸。武術。
2.武士として守るべき道。武士道
そして、「武術」
1.剣・弓・馬・槍など、武士として戦うのに必要な技術。武芸。武技。
※意味、大辞林(Yahoo)調べ
そう!前から何度も言っているが、「武道」とは、単なる「術」ではない、1と2の両輪を持って培われるものだと考えている。
そして、英訳。
「武(士)道」
the precepts of the samurai (theがあるのが面白い!)
ちなみに、preceptの意味は…
1.(行動の規範としての)教え, 教訓;(道徳上の)戒め;金言, 処世訓(maxim)
2.(技術的操作の)指示, 取り扱い規則
3.《法》令状(命令)書, 指示(書)
「武術」
martial arts
※訳、プログレッシブ英和中辞典(Yahoo)調べ
武道自体の訳は見当たらなかったが、武術修練によって養う武士道的精神といってはいささか乱暴だろうか?
規範や精神性が「術」に加わるという意味で。
先日、仕事上お世話になっている方とお話をした際に、このような事を聞いた。
「息子に空手を習わせているんですが、そこの指導員は、こちらから挨拶をしても挨拶を返してこないし、指導もいい加減で、ふざけている子供に注意もしないで、数十人いる生徒の中から、ひたすら気に入った生徒2名だけを指導しているんですよ…」
「だから、先日教室を変えちゃいました」
「月謝は増えましたが、安くてもあの指導ではねぇ…」
いやいや、ひどい教室である。
名前を出してあげたいが、それは控えなくてはならないだろう。
う~ん、私の稽古場所が近ければ是非当教室に来ていただきたかった…
と、まぁこんな教室もあるのである。
こういう教室は、もはや「武道」教室ではない。
まぁ、まともに教えてもいないんだから「武術」教室でもなくなっている。
この指導員は、「道」を学ぶ事を省略してきてしまったのだろう。
武道においては、仲間と一緒に辛いことに取り組み、痛い思いをする、そして、「自分の身を護る術」=「危険な攻撃や技の習得」をする過程で、力の怖さを知り、他人に対しての優しさや感謝が出来る精神を身に付ける事も重要なのに、この指導員はいったい何をやっているんだ!
どういう意識で指導しているのだろうか?
そこにプライドはないのだろうか?
この「ザ・ヒットパレード」中にも、「芸能は文化・実業としては認めない」という空気があったらしく、先の渡辺晋氏は、エンターテインメントの持つパワーを信じて、その偏見を見事覆したのである。
ドラマでは、あえて、テレビ関係者がプライドを持てずに愚痴っているところをギバちゃん(渡辺社長役)が一喝するシーンもあった。
そして、「お金じゃない、エンターテインメントが好きで、みんなが喜ぶ顔が見たいから」見たいな発言があった。
そこには、携わっているものに対しての愛着とプライドを感じる事ができた。
そう、一部の心無い者達や意識の低い輩は必ずいる。
先の空手の指導員などは、我々武道界で言えば、「一部の輩」であると信じたい。
武道においても、現在は世界中で学ぶ事ができるくらいに普及している。
ただ、先の指導員のような稽古では、大切な日本の文化として「武道」を伝えることは出来ないと思う。
私は、商売柄、色々なエンターテインメントに接する機会が多いと思う。
その中で、「武道も」自分の財産として大切にしていきたい。
そして、その武道が「人を幸せにする」ものとしてどう関わる事ができて、今後その答えは何かを探して行く事も素敵な事ではないかと思う。
その為に、武道の『道』の部分を模索し、忘れてはならないのだろうと思った。
まずは、渡辺社長に負けない、心の強さから頑張るかな?
と、結局、明確な答えは出せずじまいか…
ドラマのタイトルで、さっきまでフジテレビで放送していた。
なかなか面白かった!
『渡辺晋』
日本のテレビエンターテインメントに大きな影響を与えた、渡辺プロダクションの創始者である。
音楽・演芸・芸術等は、人の心に大きな影響を与えていると思う。
当教室のある会員さんは、「これら芸術は、人を幸せにする」と言っていた。
そして、武道ばかり、人を倒す事ばかり考えてきた自分を「自分は、今まで何をしてきたんだ…」と悔やんでもいた。
その方は、武道が社会的に不必要なものだと言っている訳ではなく、もっと人を幸せにするモノが多くあって、それに気が付かないでいた自分を「若干」悔しい思いで言ったものだと思う。
一応、誤解のない様に書いておくが、ご自分ではそう言ってはいたが、その方は偏った感性の方ではなく、素敵な方である。
確かに、エンターテインメントには人を幸せにするパワーがある!
武道が、人の心に与える影響力とはなんだろうか?
武道が、人を幸せにし、感性や社会に益するものはなんであろうか…?
前から何度も書いたが、武道の『道』に一つの答えがあるように思っている。
非常に観念的な事なのだろうが、辞書的にはどう解釈されているのかを調べてみた。
まずは、「武道」
1.武士として身につけるべき技。武芸。武術。
2.武士として守るべき道。武士道
そして、「武術」
1.剣・弓・馬・槍など、武士として戦うのに必要な技術。武芸。武技。
※意味、大辞林(Yahoo)調べ
そう!前から何度も言っているが、「武道」とは、単なる「術」ではない、1と2の両輪を持って培われるものだと考えている。
そして、英訳。
「武(士)道」
the precepts of the samurai (theがあるのが面白い!)
ちなみに、preceptの意味は…
1.(行動の規範としての)教え, 教訓;(道徳上の)戒め;金言, 処世訓(maxim)
2.(技術的操作の)指示, 取り扱い規則
3.《法》令状(命令)書, 指示(書)
「武術」
martial arts
※訳、プログレッシブ英和中辞典(Yahoo)調べ
武道自体の訳は見当たらなかったが、武術修練によって養う武士道的精神といってはいささか乱暴だろうか?
規範や精神性が「術」に加わるという意味で。
先日、仕事上お世話になっている方とお話をした際に、このような事を聞いた。
「息子に空手を習わせているんですが、そこの指導員は、こちらから挨拶をしても挨拶を返してこないし、指導もいい加減で、ふざけている子供に注意もしないで、数十人いる生徒の中から、ひたすら気に入った生徒2名だけを指導しているんですよ…」
「だから、先日教室を変えちゃいました」
「月謝は増えましたが、安くてもあの指導ではねぇ…」
いやいや、ひどい教室である。
名前を出してあげたいが、それは控えなくてはならないだろう。
う~ん、私の稽古場所が近ければ是非当教室に来ていただきたかった…
と、まぁこんな教室もあるのである。
こういう教室は、もはや「武道」教室ではない。
まぁ、まともに教えてもいないんだから「武術」教室でもなくなっている。
この指導員は、「道」を学ぶ事を省略してきてしまったのだろう。
武道においては、仲間と一緒に辛いことに取り組み、痛い思いをする、そして、「自分の身を護る術」=「危険な攻撃や技の習得」をする過程で、力の怖さを知り、他人に対しての優しさや感謝が出来る精神を身に付ける事も重要なのに、この指導員はいったい何をやっているんだ!
どういう意識で指導しているのだろうか?
そこにプライドはないのだろうか?
この「ザ・ヒットパレード」中にも、「芸能は文化・実業としては認めない」という空気があったらしく、先の渡辺晋氏は、エンターテインメントの持つパワーを信じて、その偏見を見事覆したのである。
ドラマでは、あえて、テレビ関係者がプライドを持てずに愚痴っているところをギバちゃん(渡辺社長役)が一喝するシーンもあった。
そして、「お金じゃない、エンターテインメントが好きで、みんなが喜ぶ顔が見たいから」見たいな発言があった。
そこには、携わっているものに対しての愛着とプライドを感じる事ができた。
そう、一部の心無い者達や意識の低い輩は必ずいる。
先の空手の指導員などは、我々武道界で言えば、「一部の輩」であると信じたい。
武道においても、現在は世界中で学ぶ事ができるくらいに普及している。
ただ、先の指導員のような稽古では、大切な日本の文化として「武道」を伝えることは出来ないと思う。
私は、商売柄、色々なエンターテインメントに接する機会が多いと思う。
その中で、「武道も」自分の財産として大切にしていきたい。
そして、その武道が「人を幸せにする」ものとしてどう関わる事ができて、今後その答えは何かを探して行く事も素敵な事ではないかと思う。
その為に、武道の『道』の部分を模索し、忘れてはならないのだろうと思った。
まずは、渡辺社長に負けない、心の強さから頑張るかな?
と、結局、明確な答えは出せずじまいか…