未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

ホントにぃ?

2008-03-12 00:23:19 | 気持ち
今日の稽古で、本当に驚いた事がありました!

それは、少年・少女部でのことです。

先週から新しい仲間が一名、今週は初回体験者一名(次回から入会するようです)と、新しい子が増えたので、久し振りに、正座~座礼~起立~立礼の作法を指導しました。

すると…

“気を付け”が出来ない子がなんと多いことか…

いや、今まで何回も指導していますよ、私。

普段の稽古でも、審査の作法を教える際にも…

今日は、「立った時にはかかとをつけましょう!」と言った矢先に、既存会員の数名のかかとがついておらず、足も揃っていませんでした。
先週、今週からはじめた子や幼稚園の子でも、今言ったばかりだから出来ていたんですよ!
それにも関わらず…です。

それで、さすがに私も…
「学校で、“気をつけ”って教わらないのか?」
と聞きましたよ。

すると…
「教わった事がない…」
「みんな、自由にやっている!」
ですって…

集会の時など、どうしているんですかね?

まぁ、この言葉を信じるなら…ですが、
学校教育もここまで来ると酷いですな…
呆れて、ほんの数秒絶句すると…

「学校で教わりますよ!」
と一人の子が…

多分、その子は通っている学校が違うので、その学校では教えているのでしょう。

子供達の間で、「教わっている」「教わっていない」と暫く主張し合う形になりました…
学校それぞれなんでしょうが、“気を付け”も「それぞれ」にしちゃっていいんですかね?

個性を尊重してのことなのでしょうか?
それとも、最近は先生のちょっとした注意も体罰にされてしまう世の中、“気を付け”を強制することも「体罰」になってしまうのでしょうか?

性格が構築される前に、こんなにも個性や自由を認めてしまっていいんでしょうかね?

私の教室の子達を見ていて、一番気になるのが「応用力のなさ」と「集中力のなさ」です。
言われたことしか出来ない…
いえ、今言っていることすら聞いていないでボーっとしている子すらいます。
だから、「かかとをつけなさい」と言っている時に、平気でかかとをつけずに立っている子がいるのでしょうね。
何でも締め付けがいいとは言いませんが、緊張感のなさがその一因になっている気がします。

武道を学ぶ上で、必要なものの一つが「緊張感」です。

当教室の会員でいる間は、遠慮なくビシビシ“緊張”させていきます!
あまりやったことはありませんが、手を出すことも必要ならやります。
私は、その指導方法が“必ず”子供達の将来に益するものになると思っています。
勉強とか関係なく、「考え行動する事の出来ないバカ」にだけはなって欲しくないんです!
その為には緊張感・集中力は大切だと思います。

週一回の指導では、“話して諭す”には時間が足りなすぎます!

また、武道・格闘技ですから、体で語る緊張があってもいいと思っています。

今日の「気を付けの指導をしない小学校がある」という現実は、本当にショックでした。

よく、海外の場合…という方いますよね?
海外がどうのとかは私は知りません。
比べる事が必要かどうかも分かりませんので、ここでは語りません。
しかし、気を付けを指導されていない学校の子は、やはり普段の態度がグダグダなところがある子が多いのは否めません。

親御さんの名誉の為に言いますが、当会員の子は、みんな素直で優しい良い子ばかりです。
育て方云々、子供達の人格否定等をしている訳ではありませんので、誤解しないでください。

学校教育、何やってんだか…

地域に還元する教育の一環として、教室を始めたところもありますので、これからも武道を通じてできる教育をしていきたいと思っています。



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2 コメント

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同感です (おもちゃ屋)
2008-03-17 11:23:20
私も、息子の小学校の体育でビックリした事があります。それは鉄棒の逆上がりが出来なくても構わないと言う事です。僕らの頃はほとんどの子供達が逆上がりが出来るまで授業中といわず、先生が面倒を見てくれていましたよね。ところが、今の教育では、出来なくても構わないらしいのです。取り合えず「教えました」と言うスタンスです。授業参観で見たマットでの前転も、ほとんど先生の指導は無く子供達がグループで教えあうと言う感じなのですが、教える方もほとんど分かっていないので、基礎が出来ていません。
体育に限らず、他の科目でも解らなくてもそのままと言う感じを多々受けます。
此れは、先生個人の問題ではなく、教育界全体の問題のように感じ、危機感をおぼえます。
返信する
おもちゃ屋さんへ (aikipanda)
2008-03-17 13:14:49
う~ん、そんなんですねぇ…
一部の学校というよりは、多くの学校がそういう指導っぽいですね…
酷い話だなぁ…

逆上がり。
私も出来るまで根気よく教えていた先生の姿は覚えています。
「出来なくてもいい」
と言ってしまったら、もう体育の“育”の字はいりませんよね?(体だけじゃ意味分かりませんけど)
それは、どういう理由でそうなってしまったんでしょうかね?
子供の自主性に任せるなんて、言葉ではカッコイイですが、先生は仕事をしていないのと同じじゃないですか?
(同級生の教師や尊敬する先生との交流が今でもあるので、あまり悪くは言えませんけど…)

ゆとり教育なのか、受験の早期化なのか、人格の尊重の過剰化なのか、その原因は特定できませんが、とにかく、教育界に「改善できるのか?」と思うくらいの、大きな嫌なうねりがあるように私も感じます。
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