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とても久しぶりに熱田神宮に参拝
一昨日に急逝されたKさんの通夜・告別式は名古屋で営まれるということで、私も参列のため昨夜から名古屋に行ってきました。
出発が遅かったので熱田区の斎場への到着は午後10時を過ぎてしまいましたが、通夜の会場に入ると遅い時間にも関わらずご親族が快く応対してくださり、お棺の窓も開けていただきKさんと対面がかないました。
ご親族にKさんが倒れたときの様子と、私がお役に建てなかったことのお詫びをし、明日の告別式にも参列させていただきたい旨をのべて退出。ご家族とご親族が深く悲しんでおられるのはもちろんだし、私もあのときからずっと気が重いままになっています。
熱田区は母の実家があったところで、子どものころは正月などの母の里帰りにつれられて、近所の熱田神宮にもよく行ったことを思い出しました。七五三も熱田神宮でやってもらいました。
本日の告別式までにはまだ時間があったので、数十年ぶりに懐かしの熱田神宮に参拝に行くことにしました。
参道を歩いて本殿前に行き、サイフからお賽銭を取り出そうとしていたら、制服を着た警備員さんがなぜかまっすぐ私に近寄ってきました。
あ、ヤバイ雰囲気だ、ひょっとして昔の悪事がバレていたのか、そうなのか!?
何の事かというと、昔は縁日などでヒヨコが売られており、私のようなアホな子どもが可愛さに釣られてつい買ってしまうわけです。もちろん無知な子どもが飼うためヒヨコは死んでしまう事がほとんどです。
でも、まれに丈夫なヒヨコが育って大きなニワトリになってしまい、それはそれでチョット困ったことになるわけです。
お父さんは日曜大工でニワトリ小屋を作らせられる、お母さんはエサやりと水やりをさせられるはめになる、オンドリなので毎日のように早朝から大きな声でトキを告げて近所迷惑である、そしてもう見た目がカワイクないうえにかなり凶暴でもあったりする・・・
しかし、困っているそんな私たちのような小学生に朗報です。ニワトリを引き取ってくれるありがたい場所があるのです。それがこの熱田神宮なのです。
いや、熱田神宮側が引き取るといっていたわけではありませんが、大きくなってしまったニワトリがいる私の近所の小学生はみんな、ニワトリを自転車のカゴにのせてひた走り、熱田神宮の境内にかってに放してたし、私もいちどやったのです。
実際にその当時、けっこうな数の野良トリが境内には生息していましたが、いや、それもいまとなっては時効でしょう、カンベンしてください警備員さん。
警備員さんが来た理由は、私がうっかり黒いネクタイをしたまま参拝しようとしているのに気付いたためでした。
あ、そうですね、うっかり忘れていました、黒ネクタイ不敬ですね、失礼しました。ここは日本史上最強のUMA(?)である、ヤマタノオロチの尻尾の中から現れた伝説の刀剣・クサナギノツルギと、それを御霊代にする日本の祖アマテラスオオミカミを祀る神宮ですもんね、神罰が下ってしまいますね。
そそくさとネクタイをとって、お賽銭を投げて、願い事をひとつ。
神様、どうかKさんを良いところに連れていってあげてください・・・とお願いしてみました。これは届いたでしょうか。
ネクタイをしめなおして斎場へ出向き、Kさんの告別式に参列。お別れをして先ほど帰ってきたところです。突然の不幸という言い方がありますが、本当にKさんは突然すぎて残念でした。
ところで・・・昔の名古屋市南部の小学生には、大きくなってしまったカメを引き取ってくれるありがたい場所もあり、それは南区にある笠寺観音の境内の池で、私はカメもそこに・・・すいません、もうしません、熱田神宮さんと笠寺観音さんゴメンナサイ。