はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

緊急復刊

2016-05-09 20:31:50 | book
 GW最終日は、久しぶりに本屋などにも行ってみました。
 何冊か物色して、そのうちの一冊がこちら。

 アサヒグラフ 九州・熊本大地震

 緊急復刊、となっています。
 本誌は2000年で休刊、その後は何事かある度に、週刊朝日の臨時増刊扱いで復刊しています。
 今回もそのパターン。

 表紙は熊本城。
 帰ってきてからパラパラめくってみると、なんだか初めて目にする光景ばかり。
 あれ?
 そういえば。
 地震発生直後は結構TV見てたけど、一週間もすると、ただの迷惑としか思えない強引な取材を見るに堪えなくて見なくなっちゃったんだ
 だから、益城の町と、熊本城と、阿蘇大橋と、東海大のアパートしか記憶に無いんだ。
 そしてやはり映像は残らない部分が多い。
 写真はじっくり気が済むまで何度でも見るから、後から気付くことも多い。
 断層に沿って崩れた地面。
 でもその向こうは何事もなかったかのよう。
 倒れた石灯籠とかは、東日本の地震の時の、津波の被害がなかった辺りと全く同じ。
 ひび割れた道路を覗き込んで、あー、という表情の人。
 同じ、同じなんだよ。

 東日本で起きたことが、九州でも起きただけ。
 ということはさ、日本中、どこででも起こる可能性があるわけでさ。
 本の中程には、地震についての解説が載っていました。
 
 今回は活断層による地震なので、日本の主な活断層が描かれています。
 自分ちの下に線がないからといって安心はできません。
 だって、断層は線でなくて面だもの
 滑り面は大抵傾斜しているので、実は足の下で事は起きるかも知れないのです。
 そして一見、関東には活断層が無いようですが、これは関東平野は岩盤の上に分厚い堆積層があるため、断層が見つけにくいだけで、しかも表層はふわふわのやわやわですから、揺れは増幅されるわ、液状化現象は起こるわ大事になりますから油断大敵です。
 これは関東平野だけでなく、濃尾平野も大阪平野も筑紫平野も同様です。
 ひゃっほうっ!
 でもって、この図には、海洋プレートも、海底活断層も描かれていませんので、そのへんも御留意くださいね。

 そんなわけで。
 復刊アサヒグラフ、本誌の売り上げの一部は、熊本地震救援金に寄付されるそうです。
コメント
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