2013年5月23日、穴内小学校の3年生と4年生7名がイノシシの見学に来ることになりました。
子供たちに見てもらうのはよいことだと思うのですが、一つ心配がありました。イノシシたちは普段と違うことがおこるとパニックをおこしてしまいます。暴れ回ってオリにぶつかったり、セメント張りの床の上、摩耗した爪で暴れるため足先から出血して床一面真っ赤になったりします。あまり激しいとイノシシの怪我が大きいし、子供たちもびっくりするのではないかと思ったのです。
イノシシ団地にいるのは、野生のイノシシで近くの山で捕まえたものです。ワナで捕まえるのですが、あまり小さいと食べでがないので太らせてから食ってやろうと飼育をしてきたものです。
長いものではもう8年ほど飼育していますが、私に馴れたといってもあるところまでで一線を引き、それ以上は馴れません。
そこで、みんながまとまって一度に近づくより、一人ずつ案内して見てもらおうかと考えました。しかし、それでもパニックになる恐れがあります。そこで、みんな一緒に短時間の見学にしてもらうことにしました。
あまり時間が短いと気の毒なので事前に家でパソコンの画面を見ながらイノシシのことなどをお話しました。
せっかくだから高知新聞安芸支局の飯野記者に取材の案内をすると来てくれることになりました。自分たちの記事が新聞に載ればよい思い出になるだろうとおもったのです。
このイノシシの中にハナ子というイノシシがいるのですが、ハナ子はとても小さいうり坊のときに捕まえて育てたため人間に馴れてしまいました。本人は自分は人間だと思っているフシさえあります。(ハナ子のページを参照してください)
特に私にはとても親愛の情をみせてくれます。
こうなると太ったから食ってやろうとは断じて思えず、寿命が尽きるまで飼うことになりました。いまや100㌔はあろうかという巨体です。
ハナ子を中心に見てもらうことにして、みんなからハナ子にプレゼントを渡して仲良くなってもらうことにしました。
知らない者どうしが仲良くなる一番のコツは相手に美味しい食べ物をプレゼントすることです。これは動物の世界ではヒトも含めて共通する真理です。
そこでみんなにクッキーを一枚ずつ持ってもらって、囲いの外からハナ子にプレゼントしてもらうことにしました。
クッキーはあげたいと思えども・・・
ところが、子供たちはハナ子のあまりの大きさにたじたじ。
ハナ子は欲しくてよだれを垂らしながら近づくのですが、もうすぐ届きそうになると手が自然と引っ込んでしまうのでした。
これでは仲良しになるより、からかわれているとハナ子が怒るのではないかと心配しました。しかし、穏やかなハナ子は怒ることはありません。
少しずつ慣れてきたのか、ハナ子にさわることができる生徒もいて、「うわあ!堅い毛や!!針金みたいや」と歓声があがります。
こうして、生徒たちには非日常の体験をしてもらいました。
それから数日後、高知新聞にカラーで記事が出ました。
子供たちから、後日嬉しい手紙が届きました。
ー三年生のてがみー
「長野さんへ
いのししを見せてくれてありがとうございました。いのししの育てかたや、ウリボーのときから育ててきたはな子がすごくかわいかったです。はな子はほかのんとちがってすごくなれてい、人間が食べるあまいクッキーも食べらしました。けどこわくて、がんばってあげたらふつうに食べました。かわいかったしいのししのことが分かってよかったです。
またよんでください。」心羽さんより
「長野さんへ
きのう、イノシシを見せてくれてありがとうございました。エサをあげる時さいごになったけれどあげれました。名前がわたしと、にていてびっくりしました。イノシシをさわってみるとはりがね見たいでおどろきました。あれが夏になると全ぶぬけるとはじめて聞きました。ほかのイノシシたちは、あばれて、どろですべる、イノシシがいました。おもしろかったです。また、ウリボウやイノシシをつかまえたら見せてください。
ありがとうございました。」 花さんより
「長野さんへ
いのししのことをいっぱい教えてくれてありがとうございました。
はな子が、うりぼうの時めっちゃかわいくてうりぼうの歩きゆうすがたが、みたくなりました。
大きくなったはな子を見れてエサもあげれたきうれしかったです。
もしこんどいった時はびびらんとあげたいのでがんばります。
もしこんどいったらどれぐらい大きくなっているかな、楽しみです。
こんどいけたらいいなーと思います。」きょう介くんより
「長野さんへ
いのししのこと
いのししのことを、たくさん教えてくれてありがとうございました。
いのししをみれました。
また行けたらいのししのことをもっと知りたいです。
いのししははじめて見たのでこんな、どう物ながやねと思いました。
いのししのハナコは、すごくおとなしいので、びっくりしました。
さわったら、かたかったです。
11とうもいのししを、かって、いたら、おせわも、たいへんですね。
いのししのことを教えてくれて、ありがとうございます。」七星さんより
ー四年生からのてがみー
「長野さんへ
イノシシのことを、おしえてくれてありがとうございました。
イノシシのあかちゃんのウリボーはどんぐらいの大きさなのか、みてみたいです。
今度、よんでくれたときは、イノシシのことやウリボーのことを、もっとおしえてください。
今度、行ったときは、はなこの体じゅうはどんぐらいふえているか、おしえてください。
ほかにもいろいろなことを、おしえてください。
これからもイノシシを、とるのをがんばってください。」太郎くんより
「長野さんへ
23日にちイノシシをみせてくださってありがとうございました。
イノシシのことがよくわかりました。
それにイノシシをさわらせてくれたり、イノシシにえさをあげさせてくれてありがとうございました。
いろいろなしつもんにもこたえてくれて、ありがとうございました。
またいきたいです。楽しかったです。
こんどはイノシシのりょう理をたべたかったです。」かつきくんより
「長野さんへ
木曜日はイノシシのことを色々教えてくださってありがとうございました。
イノシシの子どもがなぜうりぼうと言われているか分かりました。
次にイノシシのおりへつれて行ってもらいました。
中へは入れなかったけど花子をさわらせてもらいました。かんしょくははりみたいでびっくりしました。イノシシもあんなかたい毛がぬけるんだなと思いました。
パソコンでも見れるので家で見たいです。」玲さんより
穴内小学校の3年、4年のみなさん。こちらこそ見に来てもらってうれしかったです。
ありがとう。
また見にきてください。
子供たちに見てもらうのはよいことだと思うのですが、一つ心配がありました。イノシシたちは普段と違うことがおこるとパニックをおこしてしまいます。暴れ回ってオリにぶつかったり、セメント張りの床の上、摩耗した爪で暴れるため足先から出血して床一面真っ赤になったりします。あまり激しいとイノシシの怪我が大きいし、子供たちもびっくりするのではないかと思ったのです。
イノシシ団地にいるのは、野生のイノシシで近くの山で捕まえたものです。ワナで捕まえるのですが、あまり小さいと食べでがないので太らせてから食ってやろうと飼育をしてきたものです。
長いものではもう8年ほど飼育していますが、私に馴れたといってもあるところまでで一線を引き、それ以上は馴れません。
そこで、みんながまとまって一度に近づくより、一人ずつ案内して見てもらおうかと考えました。しかし、それでもパニックになる恐れがあります。そこで、みんな一緒に短時間の見学にしてもらうことにしました。
あまり時間が短いと気の毒なので事前に家でパソコンの画面を見ながらイノシシのことなどをお話しました。
せっかくだから高知新聞安芸支局の飯野記者に取材の案内をすると来てくれることになりました。自分たちの記事が新聞に載ればよい思い出になるだろうとおもったのです。
このイノシシの中にハナ子というイノシシがいるのですが、ハナ子はとても小さいうり坊のときに捕まえて育てたため人間に馴れてしまいました。本人は自分は人間だと思っているフシさえあります。(ハナ子のページを参照してください)
特に私にはとても親愛の情をみせてくれます。
こうなると太ったから食ってやろうとは断じて思えず、寿命が尽きるまで飼うことになりました。いまや100㌔はあろうかという巨体です。
ハナ子を中心に見てもらうことにして、みんなからハナ子にプレゼントを渡して仲良くなってもらうことにしました。
知らない者どうしが仲良くなる一番のコツは相手に美味しい食べ物をプレゼントすることです。これは動物の世界ではヒトも含めて共通する真理です。
そこでみんなにクッキーを一枚ずつ持ってもらって、囲いの外からハナ子にプレゼントしてもらうことにしました。
クッキーはあげたいと思えども・・・
ところが、子供たちはハナ子のあまりの大きさにたじたじ。
ハナ子は欲しくてよだれを垂らしながら近づくのですが、もうすぐ届きそうになると手が自然と引っ込んでしまうのでした。
これでは仲良しになるより、からかわれているとハナ子が怒るのではないかと心配しました。しかし、穏やかなハナ子は怒ることはありません。
少しずつ慣れてきたのか、ハナ子にさわることができる生徒もいて、「うわあ!堅い毛や!!針金みたいや」と歓声があがります。
こうして、生徒たちには非日常の体験をしてもらいました。
それから数日後、高知新聞にカラーで記事が出ました。
子供たちから、後日嬉しい手紙が届きました。
ー三年生のてがみー
「長野さんへ
いのししを見せてくれてありがとうございました。いのししの育てかたや、ウリボーのときから育ててきたはな子がすごくかわいかったです。はな子はほかのんとちがってすごくなれてい、人間が食べるあまいクッキーも食べらしました。けどこわくて、がんばってあげたらふつうに食べました。かわいかったしいのししのことが分かってよかったです。
またよんでください。」心羽さんより
「長野さんへ
きのう、イノシシを見せてくれてありがとうございました。エサをあげる時さいごになったけれどあげれました。名前がわたしと、にていてびっくりしました。イノシシをさわってみるとはりがね見たいでおどろきました。あれが夏になると全ぶぬけるとはじめて聞きました。ほかのイノシシたちは、あばれて、どろですべる、イノシシがいました。おもしろかったです。また、ウリボウやイノシシをつかまえたら見せてください。
ありがとうございました。」 花さんより
「長野さんへ
いのししのことをいっぱい教えてくれてありがとうございました。
はな子が、うりぼうの時めっちゃかわいくてうりぼうの歩きゆうすがたが、みたくなりました。
大きくなったはな子を見れてエサもあげれたきうれしかったです。
もしこんどいった時はびびらんとあげたいのでがんばります。
もしこんどいったらどれぐらい大きくなっているかな、楽しみです。
こんどいけたらいいなーと思います。」きょう介くんより
「長野さんへ
いのししのこと
いのししのことを、たくさん教えてくれてありがとうございました。
いのししをみれました。
また行けたらいのししのことをもっと知りたいです。
いのししははじめて見たのでこんな、どう物ながやねと思いました。
いのししのハナコは、すごくおとなしいので、びっくりしました。
さわったら、かたかったです。
11とうもいのししを、かって、いたら、おせわも、たいへんですね。
いのししのことを教えてくれて、ありがとうございます。」七星さんより
ー四年生からのてがみー
「長野さんへ
イノシシのことを、おしえてくれてありがとうございました。
イノシシのあかちゃんのウリボーはどんぐらいの大きさなのか、みてみたいです。
今度、よんでくれたときは、イノシシのことやウリボーのことを、もっとおしえてください。
今度、行ったときは、はなこの体じゅうはどんぐらいふえているか、おしえてください。
ほかにもいろいろなことを、おしえてください。
これからもイノシシを、とるのをがんばってください。」太郎くんより
「長野さんへ
23日にちイノシシをみせてくださってありがとうございました。
イノシシのことがよくわかりました。
それにイノシシをさわらせてくれたり、イノシシにえさをあげさせてくれてありがとうございました。
いろいろなしつもんにもこたえてくれて、ありがとうございました。
またいきたいです。楽しかったです。
こんどはイノシシのりょう理をたべたかったです。」かつきくんより
「長野さんへ
木曜日はイノシシのことを色々教えてくださってありがとうございました。
イノシシの子どもがなぜうりぼうと言われているか分かりました。
次にイノシシのおりへつれて行ってもらいました。
中へは入れなかったけど花子をさわらせてもらいました。かんしょくははりみたいでびっくりしました。イノシシもあんなかたい毛がぬけるんだなと思いました。
パソコンでも見れるので家で見たいです。」玲さんより
穴内小学校の3年、4年のみなさん。こちらこそ見に来てもらってうれしかったです。
ありがとう。
また見にきてください。