アカメフォーラムと釣り大会を終了します
2016年6月2日
アカメと自然を豊かにする会
アカメと自然を豊かにする会は、9年間にわたりアカメ釣り大会(うち2回は悪天候で中止)とアカメフォーラムを開催してきました。主な目的は「県指定希少野生動植物の指定候補種案」で候補となっていたアカメを候補から外すということであり、その具体的活動の一つとしての取り組みでした。
私たちはこれまで、標識放流調査、生態解明のための野外調査、また、新堀川保全の市民運動への参加、アカメ独自の保護条例の制定を目指す活動など積極的に行動してきました。特に力を入れた保護種指定反対の活動は、他の候補種とは違って、人々と大きな結びつきがあり親しまれているアカメとの繋がりを、誤った評価をもとに私たちから奪い取るという暴挙をくい止めようという運動でした。
釣り大会は、アカメは明日にでも絶滅するかのような高知県版レッドデータブックの評価は誤りであることを結果で証明しました。
アカメフォーラムは、全国のアカメ研究者の最新の研究到達点などが報告されアカメの実際の姿を広く知っていただくという目的を果たしました。
七年あまりの活動の結果、2012年1月、高知県のアカメを人々から切り離す指定種から外すことができました。これは、アカメと自然を豊かにする会の会員、アカメを愛する釣り人の方々、たくさんの人々の努力が結実したものであり、大きな成果です。
あらためてみなさんと喜びを分かち合いたいと思います。
10年目を迎える今年のアカメフォーラム、アカメ釣り大会をどうするかの話し合いをおこないました。そこで、当初の目的を達成したのだからアカメフォーラム、釣り大会は終了し、今年から行わないことに決定されました。これまで、全国からたくさんのアカメを愛する人々が集い、交流を深め、釣り人どうしの親交を育むことができました。こうした財産はみなさんとともにこれからも共有していきたいと思います。
私たちの活動を支えてくださった多くのメーカーや釣具店、個人の有志の皆様、これまでのご支援、バックアップに心から感謝を申し上げます。
現在、高知県版レッドデータブックの見直し作業が進められており、アカメが絶滅危惧種から外れ普通種として評価される可能性が高くなっています。アカメは高知県では普通種ではあっても、世界的規模でみると希少種であることは間違いありません。それは、日本固有種であること、生息範囲が限定されており、東京湾から鹿児島県までの主に太平洋沿岸に生息し、1メートルを超える巨大魚であるということなどから見ても明らかなことです。アカメの幼稚魚期は特殊な生態であり、この特殊性にみあった独自の保護条例をつくって、絶滅が危惧されることにならないようにしていかなくてはなりません。
今後、アカメと自然を豊かにする会はこれまで運動してきた、アカメに特化した保護条例の制定を目指して活動を強めていきます。また、さらにアカメの生態を明らかにして、アカメとヒトとの共存のありかたを追求していきます。未来永劫アカメ釣りという文化が継続される豊かな自然の高知県であり続けられるよう、これからもご支援をよろしくお願いします。
2016年6月2日
アカメと自然を豊かにする会
アカメと自然を豊かにする会は、9年間にわたりアカメ釣り大会(うち2回は悪天候で中止)とアカメフォーラムを開催してきました。主な目的は「県指定希少野生動植物の指定候補種案」で候補となっていたアカメを候補から外すということであり、その具体的活動の一つとしての取り組みでした。
私たちはこれまで、標識放流調査、生態解明のための野外調査、また、新堀川保全の市民運動への参加、アカメ独自の保護条例の制定を目指す活動など積極的に行動してきました。特に力を入れた保護種指定反対の活動は、他の候補種とは違って、人々と大きな結びつきがあり親しまれているアカメとの繋がりを、誤った評価をもとに私たちから奪い取るという暴挙をくい止めようという運動でした。
釣り大会は、アカメは明日にでも絶滅するかのような高知県版レッドデータブックの評価は誤りであることを結果で証明しました。
アカメフォーラムは、全国のアカメ研究者の最新の研究到達点などが報告されアカメの実際の姿を広く知っていただくという目的を果たしました。
七年あまりの活動の結果、2012年1月、高知県のアカメを人々から切り離す指定種から外すことができました。これは、アカメと自然を豊かにする会の会員、アカメを愛する釣り人の方々、たくさんの人々の努力が結実したものであり、大きな成果です。
あらためてみなさんと喜びを分かち合いたいと思います。
10年目を迎える今年のアカメフォーラム、アカメ釣り大会をどうするかの話し合いをおこないました。そこで、当初の目的を達成したのだからアカメフォーラム、釣り大会は終了し、今年から行わないことに決定されました。これまで、全国からたくさんのアカメを愛する人々が集い、交流を深め、釣り人どうしの親交を育むことができました。こうした財産はみなさんとともにこれからも共有していきたいと思います。
私たちの活動を支えてくださった多くのメーカーや釣具店、個人の有志の皆様、これまでのご支援、バックアップに心から感謝を申し上げます。
現在、高知県版レッドデータブックの見直し作業が進められており、アカメが絶滅危惧種から外れ普通種として評価される可能性が高くなっています。アカメは高知県では普通種ではあっても、世界的規模でみると希少種であることは間違いありません。それは、日本固有種であること、生息範囲が限定されており、東京湾から鹿児島県までの主に太平洋沿岸に生息し、1メートルを超える巨大魚であるということなどから見ても明らかなことです。アカメの幼稚魚期は特殊な生態であり、この特殊性にみあった独自の保護条例をつくって、絶滅が危惧されることにならないようにしていかなくてはなりません。
今後、アカメと自然を豊かにする会はこれまで運動してきた、アカメに特化した保護条例の制定を目指して活動を強めていきます。また、さらにアカメの生態を明らかにして、アカメとヒトとの共存のありかたを追求していきます。未来永劫アカメ釣りという文化が継続される豊かな自然の高知県であり続けられるよう、これからもご支援をよろしくお願いします。