土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

アカメフォーラム・釣り大会を終了します

2022-10-07 07:21:25 | アカメ釣り大会
 アカメフォーラムと釣り大会を終了します

                              2016年6月2日
                       アカメと自然を豊かにする会


 アカメと自然を豊かにする会は、9年間にわたりアカメ釣り大会(うち2回は悪天候で中止)とアカメフォーラムを開催してきました。主な目的は「県指定希少野生動植物の指定候補種案」で候補となっていたアカメを候補から外すということであり、その具体的活動の一つとしての取り組みでした。

 私たちはこれまで、標識放流調査、生態解明のための野外調査、また、新堀川保全の市民運動への参加、アカメ独自の保護条例の制定を目指す活動など積極的に行動してきました。特に力を入れた保護種指定反対の活動は、他の候補種とは違って、人々と大きな結びつきがあり親しまれているアカメとの繋がりを、誤った評価をもとに私たちから奪い取るという暴挙をくい止めようという運動でした。

 釣り大会は、アカメは明日にでも絶滅するかのような高知県版レッドデータブックの評価は誤りであることを結果で証明しました。

 アカメフォーラムは、全国のアカメ研究者の最新の研究到達点などが報告されアカメの実際の姿を広く知っていただくという目的を果たしました。

 七年あまりの活動の結果、2012年1月、高知県のアカメを人々から切り離す指定種から外すことができました。これは、アカメと自然を豊かにする会の会員、アカメを愛する釣り人の方々、たくさんの人々の努力が結実したものであり、大きな成果です。

 あらためてみなさんと喜びを分かち合いたいと思います。

 10年目を迎える今年のアカメフォーラム、アカメ釣り大会をどうするかの話し合いをおこないました。そこで、当初の目的を達成したのだからアカメフォーラム、釣り大会は終了し、今年から行わないことに決定されました。これまで、全国からたくさんのアカメを愛する人々が集い、交流を深め、釣り人どうしの親交を育むことができました。こうした財産はみなさんとともにこれからも共有していきたいと思います。

 私たちの活動を支えてくださった多くのメーカーや釣具店、個人の有志の皆様、これまでのご支援、バックアップに心から感謝を申し上げます。

 現在、高知県版レッドデータブックの見直し作業が進められており、アカメが絶滅危惧種から外れ普通種として評価される可能性が高くなっています。アカメは高知県では普通種ではあっても、世界的規模でみると希少種であることは間違いありません。それは、日本固有種であること、生息範囲が限定されており、東京湾から鹿児島県までの主に太平洋沿岸に生息し、1メートルを超える巨大魚であるということなどから見ても明らかなことです。アカメの幼稚魚期は特殊な生態であり、この特殊性にみあった独自の保護条例をつくって、絶滅が危惧されることにならないようにしていかなくてはなりません。

 今後、アカメと自然を豊かにする会はこれまで運動してきた、アカメに特化した保護条例の制定を目指して活動を強めていきます。また、さらにアカメの生態を明らかにして、アカメとヒトとの共存のありかたを追求していきます。未来永劫アカメ釣りという文化が継続される豊かな自然の高知県であり続けられるよう、これからもご支援をよろしくお願いします。
 


第7回アカメ釣り大会 ご報告

2015-11-08 10:11:00 | アカメ釣り大会
 
 管理人は何をやっているんだという怒りの声が聞こえてきそうです.健康管理がうまくなくて,加齢との付き合いにばたばたしています.また,慣れない文章を書いていまして,締め切りに追いまくられています.今日は雨,晴耕雨読.しめしめ.
 みなさん,年寄りのゆっくりに我慢してお付き合いください.やっと大会の模様をアップします.

 第7回アカメフォーラム・釣り大会では物心とも大変お世話になりました.貧乏だ貧乏神に取り憑かれた~と叫んでいました.しかし,今回も皆様のおかげで何とかやりくりができました.
 今回,お寄せいただいた募金が35350円,ありがとうございました.
 参加費120000円でした.
 いつもスプラッシュから募金をいただいています.代表の松浦昌治さん,メンバーのみなさんありがとうございます.
 他に,フォーラムで講演していただいた,弘瀬伸洋さん(パープルへイズデザイン)から,講演料15000円は活動に使ってと募金していただきました.
 事務局長の上杉一臣さんは立て替えてくれていた,会場費13440円を寄付していただきました.
 ご協力いただいたみなさん ありがとうございました.

 また,今回もたくさんのメーカーや釣り具店さんなどから協賛品をいただきました.

 加筆したところが読みにくいですが,岡林釣り具店さんとスタジオコンポジットさんです.
 協賛品は参加者のみなさんにたいへん喜んでいただきました.ありがとうございました.


 今大会は天候に恵まれました.前大会でテントにぶら下がって吹き飛ばされるのを防いだことなど夢のような穏やかな晴天でした.

 
 釣果第1号 全長59.5cmのアカメを標識放流する 角 匡範さん広島県),3位入賞でした.

 第2号は優勝魚を釣られた早野哲郎さん(兵庫県)

 放流する早野さん 全長83cm


大会本部に釣れましたと3人目の電話,上杉さんが駆けつけると何とエリア外での釣果,この宇賀さんが釣ったアカメは標識を装着して放流し,参考記録とさせていただきました.宇賀さん,ありがとうございました.


 2位になった沼田将之さん(徳島県) 全長73センチでした.


 次に釣られたのが,奥村隆史さんと亀井洋一郎さん,お二人は友人同士で同じ場所でダブルヒット.サイズも同寸の
41cmという記録でした.
 大会でアカメを釣られたみなさん,よかったですね.他にもK-TEN BO175で大きなアカメをヒットさせたが,やりとりしていてばらしたという釣り人も.ルアーの制作者二宮正樹さんと状況を話していました.一晩中ロッドを振り続けたという釣り人もたくさんおられて,ご本人の目も少し赤目がちになっていました.みなさん,お疲れさまでした.


 大会での楽しみは釣りだけではなく,遠く離れた仲間と再会し語らうことも.


 頑張って,さらに幸運(幸運も腕の内)にも恵まれてアカメを釣った仲間の健闘をみんなで称えました.


 おめでとうございます.


 恒例のじゃんけん大会も村田 基さんが楽しく進めてくれました.


 毎大会,暖かくバックアップをしていただいているタックルハウス社と二宮正樹さん,今回は開発ほやほやで湯気があがっているようなTKW140を提供してくれました.

 アカメフォーラムで講演していただいた講師のみなさん,全国から参加されたアカメを愛する釣り人の仲間,大会をささえてくれたスタッフの仲間,遠くから募金を送っていただいた仲間のみなさん,アカメ釣り大会とアカメフォーラムに協賛して大会を支えてくれたメーカーや釣り具店さん,ありがとうございました.

第7回アカメフォーラムと釣り大会

2015-09-26 07:12:00 | アカメ釣り大会
 2015.9.21 アカメフォーラムとアカメ釣り大会を開催しました.
 今年は天候が穏やかで,久しぶりに会った仲間との挨拶も「今回はよい天気でよかったね」.昨年は雷,強風,ゲリラ豪雨で,いまだ中止にしてもよかったという感想が聞かれます.

 朝9時本部テントを設営,受付準備をしているとスタッフの川島さんが村田基さんを空港から迎えてきてくれました.村田さんはアカメフォーラムで講演をしてもらうことになっています.

 フォーラムは午後1時開始,準備で11時まえに出発,本部の受付は今回もこてっちゃんがやってくれました.島田雅啓さんにもお世話になりました.

 フォラム会場は高知市立自由民権記念館の民権ホール,駐車場もあり人気の会場です.
 
 フォーラムのテーマは

「いつまでもアカメとつきあうために」



講師勢揃い 左から長野,村田基さん,サラさん,通訳の田上英明さん,弘瀬伸洋さん

 講師と講演テーマは

 長野博光(アカメと自然を豊かにする会)
    演題「アカメと自然を豊かにする会」



 弘瀬伸洋氏(パープルへイズデザイン)
    演題「価値ある出会いと感動」



 Sara Gonzalvo marro(サラ ゴンザルボ マロ)さん(東京大学大気海洋研究所)
 演題「バイオテレメトリーで四万十川でのアカメの行動を研究」



 村田 基氏(プロ釣り師,シマノオフトフィールドテスター)
    演題「世界の魚とアカメ」


賛助会員

2015-09-20 05:44:00 | アカメ釣り大会

先日,事務局長が通帳に記帳をしたら新たに4人の方が賛助会員に入会してくださっていました.

 モリ◯カさん 10口, クワ◯ルさん 10口,モ◯さん 20口,オオ◯さん 5口でした.ありがとうございました.

 数人の方から振込先の問い合わせを頂きました.再度ここに振込先を書いておきます.よろしくお願いします.

 賛助会費・募金振込先

四国銀行 桂浜通支店 店番(117)科目(1)口座番号(0672487)
アカメと自然を豊かにする会 事務局長 上杉一臣(ウエスギ カズオミ)


大会ルールです

2015-08-23 20:53:00 | アカメ釣り大会


 「第7回アカメ釣り大会ルール説明」

○釣り大会日時
2015年9月21(月)午後5時~22日(火)午前5時まで。
午前5時納竿後、5時30分から9時まで表彰や催しを行いますので、時間に間に合うように大会本部へ戻ってきてください。(都合により先に帰られる方は、安全確認のため必ず本部までご連絡ください。)
○参加費
1500円(レクレーション保険、飲み物付き)※未成年は保護者同伴でお願いします。
催しだけの参加にも参加費が必要です。
○大会エリア
浦戸湾とその水系内のみ
○釣りの方法
ショア(陸)からのルアーフィッシングに限定します。
○入賞
1匹長寸で優勝、準優勝、3位。(同サイズの場合は、釣果の多い者を優先。釣果数も同じであれば、ジャンケンで決定。)
○安全の為にライフジャケット(救命胴衣)を必ず着用ください。
○駐車違反、交通違反、立ち入り禁止区域への侵入、危険な場所(橋の上から等)での釣り、ゴミの放置、他の釣り人への迷惑行為の禁止。夜間の釣りになりますので近隣住民の方へ迷惑がかからないように配慮をお願い致します。(大会中の事故(保険あり)トラブルなどは、主催者は責任を負いません。)
○アカメ釣獲後の流れ
:釣れたアカメに標識をつけて放流します。(35センチ以上の個体に限ります。)
:釣獲後、速やかにアカメの下アゴにストリンガーを装着し、アカメを休ませておいてください。
:写真撮影をする場合、出来る限りで結構ですので、まずアカメを休ませて体力が戻ってから撮影をしてあげてください。(釣獲後、アカメは体力を消耗してバテバテです。)
:大会本部までご連絡ください。(連絡先は二枚目に記載)係りの者が現場へ行き、サイズ測定や年齢調査用ウロコ、DNAサンプル用ヒレの一部を採取後に標識をつけて放流します。大会報告用に、アカメを持った写真を撮らせてください。(釣獲報告が重複した場合、係員の到着が遅くなる場合がございます。ご了承ください。)
:放流後、再捕獲しデータを集めることが重要ですので、出来るだけアカメにダメージがかからないように配慮をお願い致します。
○もし、アカメが死んでしまった場合
:賞の対象にはなりませんが、研究用サンプルに活用させて頂きます。
○大会本部 高知県立種崎千松公園駐車場付近

○連絡先 長野博光090-1577-7449 上杉一臣090-1577-9802


釣り大会で必要なもの

○ロッド、リール、ルアーなどのタックル類
○ライフジャケット(救命胴衣)
○プライヤー(出来れば、長めの物。アカメの口からフックを外す時に怪我を避ける為。素手でフックを外すことは危険です。)
○ライト(照明器具。夜間にかけての釣りですので安全にご注意ください。)
○滑りにくい構造になったフットウエア(靴)。ウエーディングの場合はウエーダー。(ウエーディングする場合は、くれぐれも安全にご注意ください。)
○ストリンガー(伸ばされ難い頑丈なものが望ましいです。アカメの下アゴの薄い膜の部分に穴をあけて装着してください。エラにロープを通すとエラが傷付き、呼吸困難になり弱ってしまいますのでエラには通さないでください。)
○ランディングツール(ネット、フィッシュグリップ、ギャフなど)
ギャフの場合は、アカメの下アゴの内側からギャフの先端を通し、外側へ抜いてください。ギャフ先を抜いた穴へ、ストリンガーを通すと便利です。
○携帯電話(本部への連絡など。大声での通話などは、夜間近隣住民の迷惑になりますので配慮をお願い致します。)
○飲み物など(暑い時季ですので、熱中症などにならないように十分ご注意ください。夜間でも可能性はありますので水分補給、休憩はしっかりと取ってください。)

☆安全第一でお願い致します☆
時季的に、突然の雷や大雨にご注意ください。そのような場合は危険ですので、釣りを中断して安全を確保してください。

※道具などの貸し出しはありませんので、各自でご持参ください。

誰もが憧れる夢の魚です。なかなか釣れないのがアカメ釣りですが、これまでの大会では必ず釣れています!二桁の釣果が出たこともありました。
ルアーを投げている限り、釣れる可能性は誰にでもあります!幸運をお祈りしています!