土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

ヤマモモ美味しいよ~-クワガタ

2008-06-28 07:15:19 | 生き物色々


 カメゾウです。

 2008年6月27日、カメゾウの収穫をしました。ヤマモモの木の下には沢山の実が落下し、ほとんど終了間近になっています。



 オヤ!クワガタではないか?



 近づいて撮影しました。間違いなくクワガタムシでした。

 クワガタがカメゾウに頭を突っ込んで食事をしておりました。

 ヤマモモをとっていると色々な生き物をみます。

 メジロがよく食べに来ます。私を見るとオレの食料を盗るなとばかり近くで抗議の声をあげます。

 スズメバチもヤマモモが大好きで丈夫なキバでガシガシと噛んで甘~い汁をいただきます。

 歓迎しないのはムカデです。ヤマモモを食べに来ているのか他の目的なのかは本人に聞いた事がありませんのでわかりませんが、木の上で移動していて掴んだ枝の手のすぐ近くいるのを見つけたときはドキンとします。思わず手をはなしそうになるのです。
 全長15センチほどもありそうな立派なムカデに咬まれるとなんぼか痛い事でしょう。しかし、うっかり手を離して落下すると命が亡くなる可能性もあります。冷静に考えるとムカデに咬まれる方がマシなのですが。
 あなたならどうする?

タヌキの脂-2

2008-06-27 07:15:51 | 生き物色々



 大型タヌキ1匹からとった脂です。もう1瓶とれましたが親戚にわけました。沢山とれるものですね。

 タヌキの脂 -2
 タヌキは冬たっぷりの脂肪を身体につけます。メタボ狸になるわけです。
その脂をとるためには、先ずタヌキを獲らなければなりません。その方法は色々とありますが、一般的なのはワナによる捕獲です。ワナにも括りワナ、箱ワナ、トラ鋏などがあります。
 さて、捕獲に成功しますと、今度は解体処理をして必要な脂肪を確保する訳です。脂は大まかにいうと皮下脂肪・内蔵脂肪としてたくさん蓄えています。
 その脂ですが、利用のしかたについてはおおよそ二通りの方法があります。細切れにして塩蔵する。これはそのまま食べるという利用法です。もう一つは同じく食べると患部に塗るという方法です。こちらは熱処理をして脂肪を溶かして採集し小瓶などに入れ冷蔵保存します。
 皮を剥いで皮に着いた脂をとります。臭いはあることはあるのですが、内蔵脂肪と比べると格段に少なく利用しやすいと思います。
 私は一度だけ脂をとった事があります。内蔵脂肪はたっぷりあるのですが、処理をしているうちに利用する気にならなくなって皮下脂肪だけをとりました。
 皮からナイフ等でこそげ落とした脂肪を鍋に入れてコンロにかけます。すると脂が溶け出します。その解けた脂だけをガーゼなどで濾して小瓶に入れて冷蔵庫に入れる訳です。
 冷蔵庫にいれて冷やすとラードのように固まります。タヌキの脂は溶解しやすく取り出してしばらくすると溶け出します。
 親戚にタヌキの脂の信奉者がおりまして、1瓶わけました。大好評でした。私のとった脂は臭みがなく最高級だと喜んでくれたのです。販売してはどうか勧められたことでした。
 私は脂をとってから数年になるのですが一度も利用していません。冷蔵庫の奥に入ったままです。
 ハミ(マムシ)に咬まれた時、タヌキの脂を塗れと勧められた事もありましたが、その気になりませんでした。
 それにしても、これほど評判の「タヌキの脂」、どこかの製薬会社さん、成分分析してみませんか。
 



ヤマモモ-3

2008-06-26 20:08:36 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記



 ヤマモモを収穫するための足場です。ハチクを使っています。

 ヤマモモの木はとてもさくい(粘りが無い)ため折れやすいのです。反対にたいへんねばいのがビワの木です。ヤマモモは体重をかけるとぐにゃりと曲がる前にバキンと折れてしまいますがビワはぐわ~~んとたわんでもなかなか折れません。子供の頃、ヤマモモを採っていて枝が折れてこけてしまったことが何度かあります。

 今では、足場をきちんと組んで、その上安全ベルトをつけ、ロープで落下しないようにして収穫をしています。

 足場の設置はなかなかたいへんな作業が必要です。近くにハチク・マダケ・モウソウチクなどの竹やぶがあると助かります。竹は空洞なため木と比べると軽くて作業がしやすいのです。木だけで足場を組むとなると、適当なサイズ、そうですね、直径5センチほどのできるだけまっすぐな木を探してから、チェンソーで伐採。枝を落として使います。
 生の木は重いのですよ。

ヤマモモ-2

2008-06-25 08:15:46 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記

 左側の小粒がカメゾウ、右側がモリグチという品種です。
ヤマモモ
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分類
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ヤマモモ目 Myricales
科 : ヤマモモ科 Myricaceae
属 : ヤマモモ属 Myrica
種 : ヤマモモ M. rubra
学名
Myrica rubra
和名
ヤマモモ
英名
Wax myrtle, Bayberry
ヤマモモの樹皮
ヤマモモ(山桃、学名:Myrica rubra)はヤマモモ目ヤマモモ科の常緑樹。
和名の由来は山に生えモモの様な果実をつけることから。別名として楊梅(ようばい)、山桜桃、火実などがあり、古代から和歌などにも詠まれる。名前にモモがつくがモモはバラ科であり、ヤマモモとモモは全くの別植物である。

特徴

高木で、成木は20mほどになり、幹は太くなると灰白色の樹皮に覆われ、多数の楕円形の皮目を持つ。古くなると縦の裂け目がでることが多い。葉は革質、つやのない深緑で、10cm前後の長楕円形か、やや倒卵形をしており、密に互生し、多くは枝先に束生する。成木では葉は滑らかな縁(全縁)だが、若木では不規則な鋸歯が出ることが多い。葉柄は5-10mm程度と短い。

雌雄異株で、花期は3-4月、数珠つなぎに小さな赤色の目立たない花をつける。6月ごろに黒赤色の実を結ぶ。果実はほぼ球形で暗赤色、表面に粒状突起を密生する。この突起はつやがあるので、外見的には小粒の赤いビーズを一面に並べたように見える。

その姿や形はややホルトノキに似ており、本州南部以南では紛らわしいことがある。ホルトノキは落葉が赤くなり、常に少数の葉が赤く色づいているのがよい区別点になる。

生育環境

中国大陸や日本を原産とし、暖地に生育し、暑さには強い。日本では関東以南の低地や山地に自生する。

本州南部以南では、海岸や低山の乾燥した尾根など、痩せ地で森林を構成する重要樹種である。 根粒に窒素固定を行う放線菌の一種フランキア (Frankia) を共生させており、比較的栄養の乏しい土壌でも生育できる。 そのため、緑化を目的とする植樹に用いられることがある。古くは、漁村において、魚の漁獲を保証するために周辺の山に人工林を作っていたとの伝承があり、ヤマモモがよく利用されたという。ヤマモモの実は、鳥などに食べられ、消化された後に発芽する性質がある。そのため、発芽率を上げるには、種子を便所の壺につけておいたとも言われる。

食用

果実は甘酸っぱく、生で食べる他、ジャムや果実酒に加工される。野生種以外に、小粒で酸味の強い瑞光や大玉で酸味の弱い森口や秀光、秀峰などの栽培品種がある。農作物として栽培されている。高知県の県の花、徳島県の県の木、知多市、西都市、下松市の市の木に指定されている。

薬用

樹皮は楊梅皮(ようばいひ)という生薬で、タンニンに富むので止瀉作用がある。消炎作用もあるので筋肉痛や腰痛用の膏薬に配合されることもある。

その他

上記のように山野に植樹されることがあった。現在では、むしろ街路樹として公園や街路にも植えられる。殖やし方は接木のほか取り木がある。雌雄異株のため、結実には雄木が必要である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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 画像左のカメゾウは高知では有名な品種で中粒種です。柔らかくて甘みが強く美味しいです。
 右のモリグチは大粒種で、味はガツンと強烈です。松ヤニに似た香りが強く、酸味、甘みとも濃い味です。

 梅雨時に熟すので小雨の中木に登って収穫します。ヤマモモを採り始めるときまって蝉のヒグラシが鳴き始めます。今年も6月22日、収穫した夕方1匹のヒグラシがかなかなかな カナカナカナと静かに鳴きました。


ヤマモモ

2008-06-22 20:13:41 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記



 アカメの国の初夏の果物、ヤマモモ『モリグチ」です。ヤマモモが熟れだすと「ヒグラシ」が鳴きはじめます。

 今年は何かと忙しくて、ヤマモモが熟れ始める時期である事をうっかり忘れていました。私も出品している安芸駅にある「安芸ぢばさんいち」でヤマモモの出品を目撃。
 
 翌々日、息子と山にあがりました。道中、カメゾウという品種の木をみると完全に熟しています。さらに奥のモリグチという品種を見に行くと熟れ始めたところでした。

 今年は裏作の年なのですが、モリグチなどカントン系の大粒ヤマモモは隔年結実が少なく毎年良くなります。カメゾウは隔年結実が激しく本来なら今年はほとんどならないはずですが、おかしいなりかたです。

 今年こそ、足場を組んで上手に収穫しようと近くのハチクを切り出して準備をしました。時間不足で足場は次の日に持ち越しです。

 画像のヤマモモの木の向こう側に見える木はニッケイ:シナモンの大木です。