土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

牡鹿とツノ

2009-02-28 07:35:36 | 狩猟とナイフ
  
      2009年2月14日、ワナにかかってた牡鹿

 山の尾根でイノシシよりもシカがかかる確立が高いと思っていたワナにやはりシカがかかっておりました。それも大きな牡鹿です。
 この牡鹿のツノは1本ツノでした。
 ツノは毎年生え変わると聞きました。このサイズの牡鹿だとツノが最大まで成長すると4本ツノ(4つに枝分かれしたツノ)になると思います。
 しかし、毎年抜け落ちて生え変わるのだとすると、その抜け落ちたツノに遭遇してもよさそうですが今まで一度も出会ったことがありません。不思議です。

 ツノの話ですが、友人はそれを手に入れる為にゆずを栽培している山の畑の周りに出かけるそうです。枝葉がシカの食害にあうのを防ぐためゆず畑の周りを防御ネットでぐるりと取り巻いてありことが多いのですが、そのネットに牡鹿がツノを引っ掛けて逃げられなくなり死んでいることがよくあるそうです。
 友人はそのツノを狙って探しに行くそうでよく手に入るそうです。
 
 この牡鹿の胃袋はぱんぱんにふくれていました。満腹になるまで食べていたようです。この時期としてはよく肥えていました。
 シカは夏から秋にかけて草等よく食べるため秋の頃が一番太っているようです。

髑髏(しゃれこうべ)

2009-02-27 07:07:51 | 生き物色々

 2009年2月1日、穴内川最上流域で撮影:イノシシのしゃれこうべ(しゃれこうべと見てドキッとされた方もいるかもしれません。ご安心ください。人の頭骨ではありません。野ざらしの頭骨ということでシャレてみました)。

 ワナの見回りに河原をあるいていると流れの深みに白いものが目につきました。何だろうと近づいてよく見るとイノシシの頭骨でした。
 頭骨のサイズからみておおよそ50~60キロほどのイノシシと見ました。このサイズで寿命がつきたとは思えません。病死か手負いになって回復せずに死亡したものでしょう。手負いの中には鉄砲で撃たれた、猟犬に咬まれて大けがを負った、ワナにかかって足を切って逃げたが回復しなかった、などが考えられます。あるいは崖から転落したことなども想像されます。

 転落というのもたまにあるようで、猟の相棒が体験しています。ずいぶん昔、相棒の住む集落の奥に愛犬を散歩につれて行ったときの話です。もう夜のとばりがおりかかるなか、犬が吠えるので寄っていくと、大きなイノシシが側溝の中でもがいていたそうです。前足はバタバタ動いていたのですが後ろ足は動かず歩けなくなっていたそうです。
 同じ集落に住む鉄砲打ちの猟師に頼んで仕留めてもらったそうでが「20貫ばああったぜよ」と言いますから約80キロ前後のイノシシだったようです。
 5~6メートルほどの高さのコンクリートの擁壁から転落して下のコンクリートの側溝で腰を打ち腰骨を骨折していたようです。
 「よう肥えたイノシシで旨かった」そうです。


 しゃれこうべの水中写真

こんまいシシ

2009-02-26 07:20:33 | 狩猟とナイフ

 2009.2.6 27キロの♂イノシシ


 2月6日午後、見回りに行っていた相棒から「こんまい(ちっさな)シシがかかちゅう、7~8キロばあじゃきに一人で行ってとってきて飼うかよ」と電話がかかりました。「よっしゃ。いてくらあよ」と私。

 夕方、いまどきえらいこまいイノシシだなあと愛車スーパーカブに乗って山に向かいました。家から20分ほども山に入ります。
 何に入れて持ち帰ろうかと考えましたが、ドンゴロスもありません。モミ袋では強度が弱くて咬み破られそうです。スキュバーダイビング用品をいれる丈夫な大袋に米袋にいれて二重包装なら大丈夫だろうとそれを持って行きました。

 以前、ドンゴロスではえらい目にあっています。やはり、小型(20キロほど)のイノシシがかかっていたのをドンゴロスに入れて持ち帰ろうとしたのです。暴れ回るイノシシをドンゴロスにやっと納めて下の道路までおりたときイノシシがばりばりと暴れると袋がふっと軽くなったのです。
 イノシシは路上できょとんとしています。私はあっと思うなり飛びついたのですが毛に手はかかりましたがどどっと逃げてしまいました。ドンゴロスの縫い目の糸がほずれてしまっていました。

 現場は道路から15メートルほど谷までおりて谷川を渡り、谷川から対岸を15メートルほど雑木林を上った所です。急峻な孟宗竹の中を下ります。
 対岸にわたりイノシシがかかっているワナが見える所まできました。イノシシは土をハナで掘り返しながら暴れています。相棒が言っていたほど小さくはないのです。その時はまだ袋詰めして生かして持ち帰るつもりでした。
 あがっていって対峙してみると、どう見ても20キロ以上はあります。決して大きいとは言えませんが、それでも20キロ以上もある獣が袋に入れられて暴れ回るとなかなかたいへんです。いままでに何度も生かしたまま連れ帰ったことがありますが、今回は場所が悪すぎます。とても袋に入れて担いでもちかえることはできません。
 相棒が言っていた7~8キロはいったいどうやって見たらそう見えるのだろうとぶつぶつ言いながら仕方なく仕留めることにしました。
 バイクを停めてある道路までやっと引っ張りあげたのは薄暗くなってきた頃でした。汗だくです。
 家に帰り着いて相棒に電話。「あんたの7~8キロはなかなか重たかった。ヤッケのポケットに入れて連れ帰ろうと思っていたが、入りそうになかったので仕留めてきた。今から料理するので来てくれ」。
 相棒とハカリに乗せると何と27キロありました。
 

イノシシ獲った

2009-02-25 07:09:34 | 狩猟とナイフ

 2009年2月1日、ワナにかかっていた53キロの♀

 今年はミカンの作業が忙しくて、狩猟に本格的には取り組みができません。今猟期から友人とコンビを組んで猟を行っています。
 ワナ猟はワナを仕掛けると見回りに行かないといけません。ですから相棒がいると見回り回数が半分ですむのでその分楽なのです。
 
 今期は12月1月とシカを4匹とりましたがイノシシは獲れていませんでした。
イノシシには大サービスとなった仕掛けの不備でかたっぱしから逃げられていました。
 私の見回り当番のときにやっとかかっていました。
 相棒とのはなしではイノシシがかかっていた場合、相手を呼んでから2人で処理をしようとなっていたのですが、足も大丈夫だしワイヤーも傷んでないようだしそれほど大きくはないので一人でやりました。

 仕留めてから他のワナを見まわり、その後で相棒を呼んで解体しました。
 よく脂ののった太ったイノシシでした。

まだ少しばかり早いのでは?

2009-02-24 12:42:23 | 生き物色々

 画像は2009年2月14日撮影のヤマカガシ

 2009年2月14日のことです。狩猟でしかけたワナを見回りに山道をスーパーカブで走っていたときのことです。
 我が目を疑いました。

 何と!

 路上にヘビが横たわっていたのです。

 2月です。しかし、2月とはいえ昨日の13日から異常な暖かさでした。おそらく余りの暖かさに蛇(ヤマカガシ)は「しまった、寝過ごした。もうすっかり春もふかまっているではないか」と慌てて冬眠から起きだしてきたのだと思います。
 私は急いでカブをとめ、写真を写そうとりユックサックにいれたカメラを取り出し蛇の方へ行きました。ヘビはのたりのたりとすこぶるゆっくりした動きで逃げ出しています。道のわきの雑木の中に入ったところを写しました。

 猟をいっしょにやっている相棒に聞くと前日も同じ場所でヤマカガシを見たそうでひなたぼっこをしていたようです。

 しかし、翌日からまた例年並みの寒さでした。ヤマカガシはまたも冬眠にはいったのでしょうか?