管理人はどうしたのだ、イノシシにほぐられて死んだのか!という声が聞こえてくるような気がするほどご無沙汰しておりました。あまり元気ではありませんが細々と害獣と戦っていました。
にっくきイノシシとうとう捕まえたぞ
3年余り前、稲田に侵入しては稲を食べ散らかし、稲を踏み荒らしていたイノシシ。罠にかかったのですが、暴れて輪抜けをして逃げました。それ以来、ワイヤーの臭いを記憶に刻み込んだのか、どのハシリに仕掛けても罠を見破り捕まえることが出来ませんでした。これまで、毎年稲の被害はひどいものでした。
2016年6月30日、田んぼのすぐ上の山に仕掛けた罠を見回りにいくとおおきなイノシシが天向いてひっくり返っていました。前足をくくったワイヤーが破竹に巻き付いて身動きできなくなっていたのです。
この時期、暑さで身動きできなくなるとイノシシでもシカでもすぐに死んでしまいます。しまった、死んでいるかと思って「おい」と呼びかけるとビクッと動くではありませんか。しめた。死んでしまうともう食料にはなりません。血抜きができないため美味しくないのです。
ワイヤーのかかっていない方の前足には昔ワイヤーでくくられたと思われる古傷がありました。大きなメスのイノシシでした。
心臓の上の大動脈を切ってやろうと上向いたイノシシの顎を踏みつけようとするのですが、怪力の持ち主自由にはならないながらも、頭を振って噛みつこうと必死です。何とか踏みつけて険鉈を振り下ろしたところへ頭を振られました。鋭い切っ先は何ということでしょう。私の右足の長靴の先端に突き刺さったではありませんか。中指がしびれたような気がしました。これぐらいのことで中断するわけにはいきません。何とか仕留めました。
一段落して、恐る恐る長靴を脱いで見ると、何ということでしょう。血でぐちょぐちょすると思っていたのは汗でした。少ししか血が靴下についていないではありませんか。中指の中程に絆創膏でよいぐらいの切り傷が出来ているだけでした。
やれやれ。
やれやれ、これでしばらくは一安心ですが、浜の真砂はつきるとも・・・・・・で、新手が現れることでしょう。