土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

イノシシ獲った

2018-09-30 19:18:00 | 狩猟とナイフ
 
 台風24号が近づく9月30日、午前中仕掛けてあったワナをみまわると小型のイノシシが掛かっていました。


 約30キロの雄。

 小型で良かった。

 大雨になる寸前に解体処理が終わりました。午後、家の中で骨抜きをして完了です。


(7)ミミング 極端なブレード違い

2018-09-30 07:13:00 | 狩猟とナイフ
 ミミングの極端なブレードの違いを紹介します。
 1つは幅広ブレード、1つはノーマル、1つは極小ブレードです。
 極幅広ブレードを初めて見たときは、仰天しました。これは何だ?入手したこのセット以外には単品でもこれまで一度も見た事がありません。おそらく試作品だと思います。

上左セット:幅広ブレード 上右セット:極小ブレード 下セット:ノーマル


 上:幅広ブレード 中:ノーマル(1954年以降)下:極小ブレード


 上:極小ブレード 中:ノーマル 下:幅広ブレード


幅広ブレードセット


ノーマルブレードセット


極小ブレードセット


幅広、ノーマル、極小のMIMINGの刻印

 幅広ブレードのMIMINGの刻印はGERBER-MIMINGです。ノーマルはGERBER・MIMING
になっています。-と・の違いが幅広ブレードの製造時期を示しています。
 非常に珍しいステーキナイフにWASKYという製品が存在します。ごく短期間正式に販売されたものです。1956年に製造販売されています。このWASKYの打刻が
GERBER-WASKYなのです。ですので、幅広ブレードミミングは1956年に製造されたと考えます。
 極小ブレードは、これも珍しいものです。ハンドルの形状から1950年か51年に製造されたものではないかと思います。私が入手した2つのセット以外に見た事がありません。

 WASKYはまた別項でくわしく紹介します。





(28)マーフィーステーキナイフセット

2018-09-29 19:05:00 | 狩猟とナイフ

ガーバー社がナイフビジネスに乗り出すきっかけとなったマーフィー・ナイフは、BARTEAUX(バートゥー)のナイフとともに製法がブレードを古いアルミニウムのピストンを溶かし、鋳造するというもので、質実剛健、とてもすぐれたナイフでした。基本的にガーバーもこの製法を引き継いでいます。
 ナイフはサビやハンドルの腐食で機能を失っていきます。サビは手入れをすることで防げますが、天然素材のハンドルは水分や汚れの侵食を完全には防げません。そのため、限界があるのですが、ガーバーが引き継いだアルミキャストハンドルはこれを完全に解決しています。
 ガーバー社は多くのナイフを販売し利益を上げていきます。ナイフビジネスのパートナーであったマーフィー氏もそれを見習って、ウオールナットの箱に入れ販売を始めます。しかし、販売のノウハウや販売網のことなどで、余り成功しなかったようです。
 マーフィー氏はナイフには名前をつけずに、セットの箱に名前を付けていたようです。カタログを見ると判ります。

 今回、販売するナイフのセットは、どんなに早くても1940年以降の製品です。ガーバー社がマーフィーナイフを仕入れて販売を始めるのが1939年です。当時の製品は全てウオールナットの箱に収められたカービングナイフとステーキナイフのセットでした。ガーバー社のナイフビジネスは大成功するのですが、数年後、マーフィー氏の納入価格値上げ交渉ははねつけられます。マーフィー氏はガーバー社への製品納入を止めます。
 マーフィー氏は1939年以前は単品で販売していました。それを化粧箱に入れて販売を始めるのはガーバー社です。
 マーフィー氏もそれを見習って箱に入れたセットで販売を始めます。
 








箱の裏の焼き印はマーフィーのロゴタイプ


 ナイフのブレードもハンドルもメッキは施されていません




 ハンドルの刻印は下部のMURPHYだけです



 状態:未使用です。研ぎ痕もスレもありませんが、ブレードにくもりが有ります。サビはありませんので磨けばきれいになります。
 箱はスレがありますが、キズや割れはありません。

 販売価格:60.000円


再捕{標識放流481号(本年27号)}

2018-09-28 06:56:00 | アカメ調査室

福岡県在住の半田侑己(はんだゆうき)さん

9月27日、ビックリ仰天のニュースが届きました。
 山中洋希さんからです。
 アカメに標識が付いたものを再捕獲したのですが、ただの再捕ではありません。

 釣り人は福岡県在住の半田侑己(はんだゆうき)さん。

 釣獲日: 2018年9月26日
 釣り人:半田侑己さん
 住所 :福岡県在住
 全長:127cm
 標準体長:108cm
 体重:29㎏

 サイズの記述を見て あれ?
 最近何度か同じサイズをみたような?
 そうです。
 9月15日、山中洋希さんが釣って標識放流。9月21日に山中洋希さんが再捕、しかし、特徴から15日放流したアカメであることは間違いなかったのですが、タグが抜けていたそうで、新たなタグを装着して放流します。
 それを今回、福岡県の半田さんが再々捕獲したのです。
 なんというアカメでしょう。
 1週間ほどの間隔で同じ場所で3回釣られたのでした。これまでの再捕データとともに何か見えてきそうです。

 とても面白い、貴重なデータが得られました。

 半田侑己さん おめでとうございます。
 山中洋希さん お疲れさまでした。


(6)扁平ハンドルミミング

2018-09-27 07:32:00 | 狩猟とナイフ

 1953年製造 扁平(扁平ハンドルというのは1954年から後に製造されるハンドルが丸いものと比べて、平らなという意味です)ハンドルミミングです。

ミミングは1939年から製造されます。用途はステーキナイフでガーバー社のナイフで最も長く、最も多く製造されたナイフです。

ミミングの大きな変化

(1)1939(銘なし・刻印なし)TRUNCATED HANDLE
(2)1941-(左側:GERBER)この年までマーフィー氏が製造。ブレード材は帯鋸工具鋼。
(3)1945(左側:MIMING)
(4)1946(右側:GERBER、左側MIMING、後に右側GERBER-1946)
(5)1947(右側:GERBER-1947、左側:MIMING)
(6)1947(右側:GERBER、左側:MIMING)
(7)1948(右側:GERBER-10“創立10年”、左側:MIMING)
(8)1949(右側:GERBER-11“創立11年”、左側:MIMING)
(9)1950(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(10)1950(右側:GERBER、左側MIMING)極端にブレードが小さいミミング。
(11)1951(右側:GERBER、左側:MIMING)、後半、ROUND END HANDLEに切り替わる。アルミニウムの供給不足のためベークライトに切り替えて製造
(12)1952(下側:MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(13)1952(下側:GERBER・MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(14)1953(下側:GERBER MIMING)ハンドル扁平メッキあり
(15)1954-70'代(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)ハンドルメッキ有り
(16)1961年頃(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)極幅広ブレード(極短期間、あるいは試作品)
(17)1965(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)キャッツタングハンドル(試作品?)




このロゴタイプの焼き印は1947年から1954年まで使われます

紹介するナイフは(14)です。1945年以降、自社生産を始めてから1950年前半は少しでも良い製品にしようと、努力した結果、多くのバラエティーがあります。

この時代のミミングは製造数も少なくバラエティが多いので集めても楽しいものです。

ミミング・扁平ハンドル
●全長:約21.3㎝ ●ブレード長:約8.1㎝ ブレード材:ハイス鋼・クロームメッキ ●ハンドル材:アルミキャスト・クロームメッキ