土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

シカ命拾い

2008-02-22 10:21:59 | 狩猟とナイフ

 中央部の小枝の束のようになっているところにワイヤーをぐるぐる巻きに巻き付けていました。


 ワイヤーが輪っかになっているところが足を括るのです。きちんと締まって括っていたのですが足がテコのように働いて広がってしまったのでした。
 
 2008年2月18日、仕掛けておいたワナを見回りにいきました。見回り始めてすぐのワナにニホンジカのメスがかかっていました。私をみて暴れ始めたのですが、まあシカだし(決してシカをバカにしているわけではありませんが、イノシシと比べてそれほど力がないし危険が少ないのです)後からとどめを刺そうと、奥の方のワナを見回りました。

 他のワナは一カ所だけバネが弾いていましたが空打ちでした。

 シカのところへもどって、生きているうちに写真を撮っておこうとカメラを取り出してよいアングルを探したり準備をしていたら、あらら、シカがワナから外れてしまったではありませんか。はじめはよたよたっとしていたのですが、さすがシカ、急斜面の竹やぶをだだだダダダっと駆け下りていきました。

 私は苦笑い。
 
 まあ  いいか  。

狩猟-解体つづき

2008-02-12 15:05:00 | 狩猟とナイフ
 さて、骨抜きですがこれがたいへんです。

 相棒からその方法を教わったのですが、相棒も素人で近くの猟師のやり方を見よう見まねで教えてくれたものです。

 現在では肉は販売していますので肉をきれいにできるだけ多くとれるようにしています。当初はアバラ骨など外さずにまとめてすき取っていたのですが、現在は一本一本きれいに取り外しています。このアバラ骨のあいだの肉がとても美味しいのです。
 
 わたしはこうしてブロックごとに骨をはずしてから、こんどは部位ごとに切り分けます。ロース・モモ・バラ・ネック・アシなど。


 画像左側はロースで右側がバラ肉です。700~1000㌘ほどに切り分けて密封できる袋に入れ空気をできるだけ抜いて冷凍保存をします。

狩猟-解体

2008-02-08 20:02:00 | 狩猟とナイフ
 狩猟の続きです。

 

 2月7日のイノシシはグッドコンディションの美味しそうな肉の持ち主でした。一般的に今頃の肉質が最も良いとされています。

 それはどうしてなのでしょう?

 秋の実りの栄養が肉に反映されるのでしょうか? これが一番正解に近いとおもうのですが。

 冬の寒さに対応する為脂肪をつける? のでしょうか。

 逆に夏のイノシシはまったくだめだという評価が多いです。

 私は害獣駆除にも参加していますので夏、早稲の収穫時は確実に駆除を行っています。毎年夏数頭駆除するのですが、肉質は確かに良くないものが多いようです。脂肪が少ないのです。ただし例外があります。

 脂肪もたっぷりで良く太った一級の肉質をもつイノシシもたまには獲れます。

 写真左は私がとどめを刺した傷です。一突きで心臓をえぐりました。この小さな傷口から血液が鼓動を打つたびザーッ、ザーッと音を立てて流れ出るのです。

 写真右は左側が頭部で右半身のさらに半分に分割したものです。体を4分割しています。これから全ての骨を取り外していきます。

イノシシ解体

2008-02-08 11:30:00 | 狩猟とナイフ
 2008年2月7日、小型のイノシシを仕留めました。忙しくて年末からワナの蹴やま(センサー)を外していましたが、1月末に再度仕掛けなおしていたものです。

 見回りにいくと孟宗竹の中に新しい食み跡や新しい足跡がたくさんありました。

 もしかしたらと期待して見回ると最後のワナにイノシシがかかっておりました。20㍍ほど下から確認したのですが、人影をみて暴れるイノシシはそれほど大きくはありません。

 しかし、用心しながら鼻くくりワイヤーをつくって大回りして上から近づきました。やはり40㌔ほどの小型でした。鼻先にワイヤーを持っていって咬み付かせて鼻をくくり、2点固定してから仕留めました。

 バイクを停めた場所からは川を隔てた対岸でしたがこれぐらいのサイズなら一人で何とかなるだろうと鼻、足をまとめてくくり、引きづりながら運びましたが汗だくになりました。

 

 家に帰って解体です。70度ほどの熱湯をかけながら毛抜きをしました。

たけのこ泥棒

2008-02-02 08:42:25 | 狩猟とナイフ
 2008年1月31日、裏山の竹やぶへタケノコの様子を見に行ってきました。

 今年は孟宗竹の筍は表作で豊作のはずです。竹林へ入るなり山道の真ん中にもっこりもっこりと土が盛り上がり筍が顔を出す準備です。予想通り今年は豊作です。

 筍は当地では11月頃から収穫ができますが忙しくて掘る事ができませんでした。昔は年末の筍は珍しいため市場に出荷すると高値で販売できました。ところが中国から筍が輸入されだして価格は暴落しました。
 最近は食の安全面から中国産は敬遠され始めて国内の安全安心な農産物が少しは見直されるようになってはきていますが。

 さらに竹林の奥に踏み込むとなんと地面一面ぼこぼこに堀荒らされています。

 イノシシです。イノシシは筍が大好きで特に出始めの価値の高い時期の筍を好んで食い荒らします。地面から10センチも底にある筍を良く利く鼻で探り当て硬い地面も何のその、鼻で掘り返して食べてしまうのです。

 頭に来ました。大量に被害がでています。

 ようし!

 筍を食ってしまったイノシシを食ってやろうと決心しました。

 くくりワナを通り道に一カ所設置しました。