土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

イノシシつかまえた

2014-09-20 14:01:00 | 狩猟とナイフ
 2014.9.8 

 台風被害と長雨で農作業が遅れに遅れて大忙しでした.

 中稲の餅米とヒノヒカリの田圃を見に行ってびっくり.イノシシが大暴れして田圃はめちゃくちゃになっていました.



 7枚の棚田の内,2枚は全滅,他の田圃も大被害をうけています.

 実はこの前日,近所の人が早朝きてくれて,「あんたの田圃にいま親子のイノシシが入って米を食べよる」と知らせてくれました.



 その翌日早朝,見回りに行くとまたもや親子のイノシシがいて,私に気づいて逃げました.40キロほどの親と20キロほどの子どもの2頭でした.




 このままでは全滅です.
 近くの山にワナを仕掛けることにしました.


 山には入ると,秋の気配がいっぱいです.葛葉カズラの枯れた蔓にたくさんの色鮮やかなキノコが生えていました.
 


 ワナを仕掛けて5日目,見回りに行くとイノシシがかかっていました.
以前から地元紙の記者にワナに獲物がかかっていたら一度取材をさせて欲しいと頼まれていました.これまでに何度か機会があったのですが,どちらかが都合がわるかったりで約束が果たせていませんでした.
 連絡すると「すぐに行きます」ということで,記者の到着を待ちました.

 二人で山には入ってイノシシに近づいてから「ワイヤーか足が切れたりするとイノシシは人に向かってくるので,固定するまでこれ以上は近づかないようにしてほしい.もし,かかってきたらこの木に登って難を避けて」と頼みました.
 
 初めは2点固定しようとワイヤーでわっかをつくってイノシシの目の前に持って行き,食い付かせてから締め上げて,引っ張り付けたのですが,失敗,外れてしまいました.何と2回も失敗.それほど大きなイノシシではなかったので,頭をどづいて気絶させてから止めを刺すことに方針転換して,近くの適当な樫の生木をのこぎりで切って木刀をつくりました.
 何回もどづくのですが,そうは簡単に気絶しません.丈夫な頭です.
 なんとか気絶させてやっと処理しました.

 もう息が上がってゼイゼイいいながら「いやあ,歳ですなあ」などというと,記者は「なかなか,まだまだ.迫力がありましたよ」


 
 30キロあまりあるだろうと思う雄イノシシでした.しかし,田圃には行って悪さをしていたのは母親と子どもです.山には70キロ以上はあるだろうと思われる足跡もあり,10月始めになる収穫まで気が休まりません.

 家で計量すると思っていたより大きくて42キロありました.



取材内容は18日付けのコラムで紹介されました.

新堀川 生物観察会

2014-09-06 06:19:00 | 続アカメ日記

 新堀川アカメ・シオマネキの観察会開催のお知らせ


 手前の四角いビルは四国銀行、その前の丸い建物はかるぽーと

新堀川は浦戸湾に生息する魚たちの多くを育んでいます。
街のど真ん中にわずかに残った新堀川の自然をこれからも大切にしていきましょう。



はりまや橋の東を南北に流れる幕末の志士たちが走り抜けた新堀川で
アカメ・シオマネキなどの観察会を開催いたします。

皆さんよろしかったらお気軽にご参加下さい。


開催日時 9月7日(日)午前10時30分より
集合場所 横堀公園東屋(あずまや) (菜園場町 四国銀行木屋橋支店北側)
小雨決行 雷中止
参加費無料

講師
町田吉彦さん (高知大学名誉教授)
長野博光さん (アカメ研究家)


  事前申し込み不要

  駐車場はありません

主催 :新堀界隈ネットワーク


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連絡先:西岡謙一 高知市桜井町1丁目7-15
     携帯電話090-3183-0928





頑固なヒキガエル その2

2014-09-01 11:36:00 | 生き物色々
 2014年8月10日、家の近くに置いてあるミツバチの巣箱を通りがかりにふと見ると大きなガマが巣箱の前にでんと座っているではありませんか。



 ガマの目的はただ一つ、ミツバチを食べることです。

 ここに座っていると食料には事欠きません。ガマには好都合でしょうが、ミツバチと私にとってはたまったものではありません。



 近くにいたカミさんに頼んで、カメラを取りに行ってもらいました。私は見張りながら観察です。

 覗き込んで見ていると、キイロスズメバチがミツバチを襲撃しようとやってきました。巣箱の近くをホバリングしながら働きバチが蜜を腹一杯溜めてよたよたと帰ってくるのを素早く捕まえようとしています。

 キイロスズメバチには昨年ひどい目に遭いました。ミツバチを襲撃してきたのをヒサカキの枝でバシッとシバいたのですが、それが何と右足の向こうずねに激突、思いっきり刺されました。おまけにスズメバチは履いていた長靴の中に落下、当然のように、入っていた足の甲などを4カ所も刺されたのでした。

 生まれて初めて、ハチ毒によるアナフィラキシーを発症。死にかけました。

 ガマは果たしてミツバチよりも強力なキイロスズメバチを食べるのであろうかと強い期待を込めて見つめておりました。

 食べました。目の前に飛んできたキイロスズメバチを電光石火、ぺろ!

 ミツバチでも「さされてもいたくもないのか?」と不思議でしたが、ガマは平気な顔をしています。「うげっとばかりに悶絶して、ひっくりカエルのではないかと期待もしていた」のですが平気なのでした。



 これはいかん、ミツバチを食い尽くされるとガマを掴みあげました。

 「なんだお前、やるのか」というような不敵な顔つきだと思いません?




  巴投げで私を投げ飛ばした瞬間です。(ウソ)



 以前、「頑固なヒキガエル」で報告したことですが、巣箱の前でミツバチを食べていたガマを近くの谷川に追放して翌日、またも巣箱の前で鎮座。こんどは数百㍍離れた所に追放、それがまたもや巣箱の前でミツバチを食べていたことがあります。そのと時は2キロほど離れた溜め池に運んで所払いの刑にしたところさすがに帰ってきませんでした。そこで、今回は初めから2キロほど離れた同じ場所に追放することにしました。

 カミさんに頼んで手のひらに乗せたまま、2キロほど離れた溜め池に運んでもらい、ガマは所払いの刑に処しました。

 ウシガエルの不思議な能力もそうですが、ヒキガエルといいカエルの能力は計り知れないものがあるようです。