2013年8月 今年の夏は猛暑と小雨でまいりました。とうとう四万十市では日本記録を更新、何と41度という暑さ。日本なのにこれでいいのか?という熱波です。
さて、毎年の恒例となった、スイカへのハクビシン襲撃。母が毎年丹精込めてつくるのですが、必ず少し色づくころからハクビシンの襲撃が始まります。
母は学習能力が衰えて、いつもカラスの仕業と思い込んで私に訴えます。「せがれや、カラスがスイカを食いだした。なんとかせい」。
あれはカラスではなくハクビシンなので、少々の防御では防げないので、コンテナでもスイカにかぶせるしかないというと、コンテナは重たかったのかザルなどをかぶせていました。
ザルでは全く役に立たず、簡単に取り外されて食べられていました。
そこで、コンテナをかぶせて、やれやれと安心していました。
ところが、さすがハクビシン、力持ちです。コンテナをひっくり返してみごとに食べていました。
ハクビシンは感心するほどきれいに食べ尽くします。みごとです。
こんどはスイカにかぶせたコンテナの上に石の重しをして防ぎました。さすが、これほど守りを固めるとハクビシンといえども手出しは無理です。
「攻撃が最大の防御」これは真実です。イノシシやシカで実証済み。箱ワナをしかけました。
餌はバナナ。フィリピン産のバナナですが、これが安い。1房(5本)が何と98円。いったいこれはどうなっているのでしょうか。
バナナは子どもの頃、滅多に食べることはできない高級果物でした。仏壇のお供えか、入院のときのお見舞いぐらいだったと思います。それにしても遠路はるばるフィリピンから運んできてこの値段です。 おかしいぞ!
仕掛けた翌日見に行くと、箱ワナのフタは閉じているのに獲物がいません。バナナも食べ散らかされていました。こういうことです。餌を食べにはいったハクビシンが大きくて尻尾がオリの外に出ていて、尻尾の上に扉が落ち、驚いたハクビシンは尻尾でこじ開けながらバックをして逃げたのです。
ハクビシンはなかなかの力持ちです。昔、小型の虎ばさみを仕掛けたことがあります。タヌキは簡単に捕れます。ところがハクビシンは暴れてこじ開けて逃げてしまいます。
翌々日、こんどは小型のハクビシンが掛かっていました。しかし、見回りに行ったのが昼食後のこと。哀れハクビシンは熱中症で昇天していました。