土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

鹿児島県内之浦湾のアカメ

2020-10-08 10:04:00 | アカメ調査室
鹿児島県肝属郡肝付町広瀬川河口の定置網に入ったアカメ(2020.10.8掲載)
  2019年5月23日、かごしま水族館の宮崎 亘さんから嬉しいメールをいただきました。



 「御無沙汰しております。かごしま水族館の宮崎です。
 先日、鹿児島県内之浦の定置網にアカメが入り水族館に運ばれてきました。
 60センチほど(実際は78㎝でした)の個体です。
 かなりボロボロの状態だったので現在治療中です。
 今後とうするかは未定です。
 久しぶりのアカメ情報だったので報告でした。」

 というメールです。

  彼とメールのやり取りの中で、水族館にはアカメは展示されていないこと。展示水槽がない。研究用に個体を提供してもよいとのこと。などがあり、私は鹿児島に棲む珍しい魚として水族館で展示することをすすめました。

 宮崎さんは、それでは、アカメの回復状況や餌付けが上手くいけば展示する方向で調整してみるということでした。

  2019年12月6日、また嬉しいメールをもらいました。
「内之浦のアカメ、ようやく今日から展示しました。
 瀕死の状態になっていたので、一時はどうなることかと思いましたが、無事回復してボロボロだった鰭もきれいになりました。」


 よかったよかった。これで初めて、鹿児島県で捕獲されたアカメがかごしま水族館で展示されたのです。





宮崎 亘さん
 高知大学出身、町田吉彦高知大学名誉教授のもと、ニホンカワウソの調査に取り組む。専門は海藻。

 2008年、海中のアカメ撮影のため、私のところに来て、案内した安芸市穴内海岸で初めてアカメの海中写真撮影に成功。アカメ日記に記事を掲載中。


HPアカメの国「アカメ雑学」に掲載予定がパソコンの不調で一年以上も遅れてしまいました。しかし、アカメ雑学にどうしても画像が入りません。もういっぱいになったのか?急遽、こちらのページに掲載しました。  

 10月9日、宮崎さんにおくったメールの返信が届きました。

「内之浦のアカメ元気にしてます。

一度何でも食べるように餌付けたのですが、活き餌の味を思い出したら、最近また活き餌しか食べなくなって困ります。

肉食魚は成魚になって飼育するとそういうところ頑固ですね。

マダイと同居しているのですが、マダイが意外とかなりのフィッシュイーターで、イワシをやると、アカメより先に目の色を変えて追い回して食べてしまいます。先に魚の切り身でお腹いっぱいにしておいてもダメですね。

アカメは待ち伏せ型のようで、魚を追いかけるのはマダイより下手です。

こういうところは飼ってみないとわかりませんね。」
という事です。

 宮崎さん 頑張ってください。