土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

標識放流298号(2012年度27号)

2012-05-30 05:59:00 | アカメ調査室

岡田さんが大型アカメを釣り標識放流しました。よく太っています。産卵を間近に控えた抱卵アカメだと思われます。










                    撮影:上杉一臣さん

 釣獲日:2012年5月28日
 釣り人:岡田 勝さん
 全長:117センチ
 体長:101センチ

 岡田さんは、117センチのアカメにしては、とても大きく感じたそうです。体重も30キロは超えていたと思いますとのことです。

 岡田さん、お疲れ様でした。

化け物退治

2012-05-29 12:06:00 | 続アカメ日記

 2009年7月26日のことです。

 アカメの国農園のミカン収穫のアルバイトに来てくれている友人から聞いた話です。
 その友人は退職後、普段は釣り三昧の生活をおくっています。(うらやましい)

 毎日、ある漁港で釣りをしていたのです。
 チヌとかこっぱグレとか、小アジとか小鯖とか、とにかく釣れる魚なら何でもよしという釣りです。
 
 ところがしょっちゅうその獲物を横取りされるのです。友人だけではなく近くで釣りをしているおじいさん、おばさんたちの獲物も同様にひったくられるように奪われていたそうです。

 正体はわかっていました。

 大きな化け物のようなアカメです。

 獲物をかけて水中でやりとりしていると、突然ぐんと引き込まれたかとおもうとハリスがぱちんときれるのだそうです。それだけではなく獲物を浮かせてさあ取り込もうとすると下からいきなり化け物が現れて、反転しながらガボリと吸い込んで横取りされるのだそうです。

 腹を立てた友人は、段々と仕掛けを太くして挑戦したそうです。
 
 しかし、ことごとく仕掛けを切られて敗退していたのです。

 まあ、ここまでは土佐ではよくある話です。

 さらに腹を立てた、友人の友人は近くの釣具屋にいって事情を話し、相談しました。

 釣具屋は「よし、わしが仕掛けを作っちゃろ。まかいちょけ」と言ってワイヤー仕掛けを作ってくれたそうです。

 何を餌にしたのか、聞いていたのですが、忘れました。とにかく仕掛けを投入するとすぐにあの化け物アカメがかかりました。

 二人がかりで引っ張り合いをしたそうです。やがて沢山のギャラリーが集まり応援します。「逃がすなよ!」「どいたち逃がすなよ!!」みんな被害者ですから応援にもさぞかし熱が入ったことでしょう。
 
 「逃がいたらしばきたおすぞ」ぐらい言ったかもしれません。

 さすがのアカメもワイヤー仕掛けと2人を相手にしてはたまりません。がばっと浮いたのです。

 さあ、そこからが大変でした。「おい、どうやってあげりゃあや?」水面からは数メートルたかい漁港の岸壁です。いくらワイヤーとはいえ、岸壁の角でずるずるこすりながらあげることは無理です。普通の玉網など何の役にも立ちません。

 そこはそれ、漁港です。漁船がたくさん係留されています。一人の人がふと漁船の船上に目をやるとそこには錨があるではありませんか。

 なんと、船を止めるイカリをアカメのエラに引っかけてらんでぃんぐという破天荒な荒技でアカメを取り込んだのでした。
 
 常連の釣り人は大喜びしたそうです。

 万歳三唱はしたのかどうかしりません。


 釣獲日 2009年7月26日
 釣り人 松浦正人さん
 全長  130センチ
 体重  28.5キロ

 釣具屋の主人は私の同級生。現認者です。かれにも裏付け取材をしましたので間違いのないお話です。

 そうそう、取り込んで岸壁に横たわったアカメの口からナイロンのハリスが4本出ていたそうです。

ヒデリノトキハカエルヲスクイ

2012-05-28 10:03:00 | 生き物色々
 今年も五月晴れが続いています。たまに雨が降っても小雨程度。乾燥した畑では、表面だけにしつをうったようなもので中まで染み込むような雨がふりません。

 
 我が家の田んぼは山の谷水を利用しています。近年毎年のように水不足に悩んでいます。山の保水力が極端に落ちてきたように思います。植林でスギ・ヒノキばかりになったためそれらが植わった山肌は土が剥き出しです。
 大雨が降ると音を立てて小石や土砂を巻き込みながら一気に流れ落ち谷や川に流れ込みます。淵が埋まってしまってなくなりました。
 自然林のように落ち葉の層などまったくなく腐葉土もありません。水を溜めることができないのです。



 ここしばらく雨らしい雨がありません。毎日、下の谷川からエンジンを回しポンプでくみ上げています。





 ホースが届かない一番上の田んぼにはオタマジャクシが困っていました。残りわずかな水のあるところに集まってじっとしています。すでに腹をかえして死んでいるものも。
 私はカエルが好きなのですが、これはどの種のオタマジャクシかわかりません。シュレーゲルアオガエルの卵をたくさん見ていましたので、それかもしれません。



 大変ですが、しかたありません。バケツでレスキューです。ホースの水をバケツに入れて運んでオタマジャクシを救うのです。

 何度も何度もなんどもくりかえして、少し余裕ができました。

 これでは何時間も持ちませんので、水源である、わずかに流れている谷川の水をできるだけせき止めてこの田んぼに少しずつ入れることができました。

 やれやれですが、早く雨よ降ってくれ。



 こうした状況で困るのがカラスの被害です。カラスは集まったオタマジャクシを食べてしまいます。
 その上、田んぼに足を取られるのを嫌って稲を踏みこんでしまいます。稲を踏み倒して沈まないように利用するのです。
 赤丸の中がその被害状況で、すでに枯れてしまったものも沢山です。

 カラスをやっつけるために鉄砲の免許をとってやろうかと本気で考えるこの頃ですが、カミさまにお伺いを立てると    却下です。

 うちのカミさまは、計算高くて話になりません。ものごとはソンかトクかではないと思うのですが。
 免許を取るのに数万円。鉄砲代にんん十万円。弾代がいるでしょう。カラスの被害など高がしれたものです。
 と、言うのです。
 んん十万円あれば数年間米を作らなくても米が買えます。
とも言います。

 まあ、それはそうなのですが、計算をしていたら今の米作りなどやってられません。みんなが計算でうごくのでしたら、とっくに農業は止めてしまっています。そのためニホンは食糧不足になり飢餓が広がり、暴動がおこっているはずです。

 と、おもうのですが。

 暴動の扇動でもやるか。


標識放流295~297号(2012年度24~26号)

2012-05-28 07:01:00 | アカメ調査室

 岡田さんが3尾のアカメを釣って標識放流しました。





 釣獲日:2012年5月20日
 釣り人:岡田 勝さん
 全長:46センチ
 体長:39センチ



 釣獲日:2012年5月20日
 釣り人:岡田 勝さん
 全長:60センチ
 体長:52.5センチ







 釣獲日:2012年5月20日
 釣り人:岡田 勝さん
 全長:84センチ
 体長:76センチ

 すごいですね。岡田さんお疲れ様でした。

標識放流294号(2012年度23号)

2012-05-27 07:43:00 | アカメ調査室



 森岡さんが大きなアカメを釣り標識放流しました。



 上手にギャフを下顎の膜の所にかけて、ダメージがかからないように気を付けて取り込んでいます。
 リーダーがよれよれになっています。アカメの強力さが現されています。



 もうすぐ産卵をひかえた、抱卵した個体のようです。


 
 さあ、標識もつけてリリースです。

 釣り人:森岡純一郎さん
 釣獲日:2012年5月19日
 全長:92センチ
 体長:80センチ

 森岡さん お疲れ様でした。