土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

ハクビシンの話 (3)

2014-03-26 21:01:00 | 狩猟とナイフ
 さてハクビシンは独特の匂いなど無い,あるいはほとんど匂いがしない,また,タヌキを引き合いにだして,タヌキは臭いと書いてきました.ところがタヌキは臭いということだけを強調していいのかという疑問が出てきました.


 箱ワナで捕まえたタヌキ

 昨年のことです.ミカンの被害をくい止めるためハクビシンを捕まえて食っているという私の記事をみたカメラマン&ルポライターからメールが届きました.これまでイノシシやシカの記事をある農業雑誌に書いてきたがこんどハクビシンを取り上げたい.ミカンの収穫シーズンに捕まえたとき電話をしてほしい,すぐに飛んでいくので協力してくれないかというものでした.私は優しいひとのいい人間なのです.まあ,私でできることなら強力しますと返事をしました.

 さて時は過ぎ,ハクビシンのシーズンです.じゃなかったミカンの収穫が始まりました.人間が収穫をはじめる少し前からハクビシンたちは収穫にかかっています.それが,彼らのミカンの食べる量は生半ではありません.徹底しています.当方のミカンの木は40年以上経っていますのでミカンも沢山実をつけます.多い木では100キロ㌘を軽く越えます.それが,一週間も経たずに食い尽くされてしまうのです.とても1匹の仕業とは思えません.しかし,1匹かもしれません?というのは,箱ワナで捕まえてしばらくの間生かしておくためミカンを与えると沢山食べます.捕まえたその日から,いや捕まえた箱ワナを見つけたその瞬間からミカンを与えると食べます.神経が図太いのか,人間を恐れないのかそれとも大食いなのでいやしんぼなのか.4年だったか5年だったか,与えられる餌を拒絶し続け,絶食をしたまま死んでしまった水族館のオオグソクムシとは大違いです.私の大好きなアカメは大人(成魚)になると人間に捕まってからは,与えられる餌をなかなか食べません.水族館でも手こずっているようです.絶食して与えられる餌には見向きもせずに飢え死にしてしまう個体が多いといいます.ああそれなのに,オイ,ハクビシンはなんだ「恥を知れ恥を」などというつもりはありませんが.それにしても.

 あれ,タヌキは臭いということからえらく脱線してしまいました.そうそう,取材の話でした.


春が来た

2014-03-14 06:55:00 | 生き物色々
 2014/3/14 午前2時過ぎ,飛び起きました.地震です.ドアや部屋のあちこちがガタガタと音を立てて揺れます.
 一番先に伊方原発は大丈夫か? いやですねえ.
 この地震国で原発をつくるなどどだいばかげた話しですが,銭もうけしか考えない人たちは人の迷惑など何処吹く風.あれほどの巨大な事故を起こしておきながら再稼働とか輸出とか.これでもやつらにバチがあたらないのであれば,やはり神などいないのでしょうね.
 いくら高知県民ががんばって窪川原発計画をぶっつぶしても,お隣に危険きわまりないものが造られて,えらいはた迷惑なことです.銭に目がくらんだ人だけに被害があるならばいいのですが.

 ところで,人の所行はどうあれ地球は回ります.寒い寒いとブツブツ言っているうちに,あれ,春が来た.

 下の画像は全部3/1に写しました.

 イノシシ団地近くの田圃の水路でオタマジャクシが育っています.


 田圃の畦にはツクシが顔をだしました.


 家の庭に植えてあるカイドウザクラもつぼみがふくらみました.


 庭のアセビも花盛り.このアセビは別役(安芸市の山奥)の廃校になった小学校の通学路であった小道の脇にありました.友人の教員がここに赴任していました.山奥の小さな学校の話しを思い出して懐かしくなり,そんな思い出を忘れないようにと考えたわけでもありませんが,20㎝ほどであったそのアセビを連れ帰って庭にうえたものです.
 春,花をみるたびに山の学校の校庭で遊ぶ子どもの声が聞こえるような気がしてきます.