土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

秋がきた

2024-09-03 04:45:20 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記
 立秋からもうすぐ一ヶ月、やっと秋を感じだしました。
 立秋といっても今年は8月7日、それまでの挨拶は暑中見舞いであるが、それからは残暑見舞いになります。
 とはいってもねえ。
 一番暑い時ではないですか。
 9月に入ってやっと秋の気配を感じるようになりました。
 セミの鳴き声が変わりました。
 ミンミンゼミやツクツクボウシの声を聞くと夏の終わりを感じます。
 あれほどしつこくまとわりついて、たまに痛い目にあっていたアブがめっきり少なくなりました。もう少しでいなくなります。ある日突然いなくなります。
 今朝、仕事への道中でキノコを見つけました。道路脇の落ち葉の中にありました。
 
 
 大きなキノコです。
 このキノコを見つけて少し登っていくとまた2つの同じキノコです。

 

 並んだうち、一つは齧られて半分に割れていました。
 真新しいイノシシのミミズを探したと思われるハミアトがずうっと続いていましたので、おそらくですが、イノシシが味見をしてみたのではないでしょうか?
 齧っただけなので、味の方はお気に召されなかったのでしょう。

 どこかで笑い転げているイノシシがいたりしたらと思うとクスリとします。

はじめのはじめ

2022-10-07 07:24:24 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記
 「アカメの国」土佐、その東部に位置する安芸市。

 私は安芸市の穴内地域で生まれ育ちました。

 ここでは私の地元安芸市と穴内の自慢話しや、名産物、美味しいものや旨い料理を食べることができる処、見所などなどご紹介したいと思っています。また時事放談など時には過激に発言するかもしれません。ご期待下さい。

 表題は「・・・日々つれづれ」ですが、ほんとうは退屈しているわけではありません。

 漫画家の東海林さんの「あれも食いたいこれも食いたい」ではありませんが、私はあれもやりたいこれもやりたいと欲張りな生き方をしておりまして、とても一生では果たせそうにはありません。どうして1年はこれほど短いのだ!誰が一年を365日に決めたのだ!と憤慨しつつ、あれも困ったこれも困ったとおろおろしながら忙しく毎日を過ごしています。

 画像が使えるBBSもあります。お気軽にお使い下さい。

 それではよろしゅうおたのもうします。

2019.8.15 台風10号

2019-08-31 08:09:00 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記
 熱帯低気圧は6日15時にマリアナ諸島の北緯18度30分、東経142度50分で台風となり、アジア名クローサ(Krosa)と命名された。
 高知県の室戸岬では8月15日8時に最大瞬間風速41.1メートルを観測した。中国地方を暴風域に巻き込みながら豊後水道を北上した10号は8月15日11時過ぎ、愛媛県佐田岬を通過した。その後も北上した10号は同日15時頃、広島県呉市付近に上陸した。その後台風は日本海に抜け、日本海を北上、16日21時に北海道の西の北緯43度、東経138度で温帯低気圧に変わった。

 被害・影響
 2019年8月20日17時30分現在の総務省消防庁による集計。
人的被害59人(死者2人、重傷7人、軽傷50人)
住家被害20棟(全壊1棟、一部破損13棟、床上浸水1棟、床下浸水5棟)
非住家被害2棟

 というような台風でした。
 我が家への影響はミカンの木が数本倒され、ピンポン球前後になった実が擦れたりしてキズが多くつきました。

 山間部は豪雨で、伊尾木川筋、安芸川筋の被害が大きく、台風の過ぎたあとで安芸川や伊尾木川河口の様子を見に行ってびっくり。
 全て皮の剥げた杉や檜の他竹や木が伊尾木川河口西から安芸漁港堤防まで埋め尽くしているではないですか。
 これほどの惨状を見るのははじめてです。


 安芸川河口から安芸漁港を望む


 日ノ出町から伊尾木川河口を望む


 さんまい(伊尾木川と安芸川のあいだの浜)から伊尾木川河口を望む


 伊尾木川導流堤から安芸川方面を望む

 この惨状を見るにつけ、山の被害が想像できます。伊尾木川水系は以前の台風被害がいまだ回復できていないうえ、今回の被害で伊尾木川の濁りはずうっと続いています。

 この材木を集材したら一財産できそうやなあ。けんど、塩水に浸かっていたきに使えんじゃろうか?と私。
 「貯木場は塩水の所もあるしそこに外材を浮かべちゅうがやき大丈夫じゃないが」と大坪さん。
 釣りに来ていた大坪さんをみつけて、話をしました。大坪さんは前日、アカメと思われる魚をかけて、バラしたそうで「それで火が付いてあちこちと投げているけえんどバラシばっかり」ということでした。
 数日前から重機を数台入れて撤去作業が始まりました。


種子島のニガタケ

2016-05-16 18:35:00 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記
 
 種子島の仲間からおいしいものが届きました。

 

 名前は「ニガタケ」。

 種子島の人たちからこよなく愛されているタケノコだそうで、種子島の山深いところに生えるそうです。名前からすると苦そうですが、苦みはなく、あく抜きが必要ないので皮をはいでそのまま食べられるという、高知では考えられないタケノコです。今頃が旬で6月まであると言います。また、秋にも生えて年2回楽しめるタケノコだそうです。
 届いてすぐ友人にお礼の電話をして食べ方を聞きました。
「種子島では名産の安納芋よりも喜ばれる食材です。下部は輪切りにして味噌汁の具に、上部は天ぷらにして、醤油マヨネーズで食べるとおいしいですよ」とのことでした。

 友人は種子島在住で種子島アカメ調査団の仲間です。私たちが種子島調査のきっかけを作ってくれた方です。
  
 
 今夜はさっそく種子島のニガタケをごちそうになります。

 

クジラの目玉

2014-05-22 21:44:00 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記
 2014年5月20日,安芸駅のぢばさん市へ行きました.出品してあったシャクヤク「華燭の典」を引き取りに行ったのです.たくさん出荷していたのですが,1束だけ売れ残っていました.
  
 ちょうど知り合いの方がいたのでプレゼントすると,なんと,私も出していたキュウリがたくさん売れ残ってしまっているので,それをもらってほしいと3袋もいただきました.立派なキュウリとシャクヤクの花のぶつぶつ交換となったのでした.

 ひょいと冷陳をのぞくとなにやら血だらけの大きな袋が3つあります.ブリのアラだろうかとシールをみるとクジラとあります.おお,どこか東の大敷にクジラがはいったのかとよくみるととても安いのです.1キログラムほどの袋が980円です.

 なんとまあ,これは安い.

 これは買わなくておらりょうか.買わずんば帰られまい.

 しかし,あまりにも安い.イルカなのではあるまいか?昔,室戸市羽根町で行商の軽トラのスピーカーから,森進一も一歩下がるというふうな声でおばちゃんが「いるかいらんか」と叫んでいるのを聞いたことがあります.はて,まあ,投げやりな商売をするものだとあきれていると,「イルカいらんか」としゃれているのでした.

 安いので硬い肉かもしれないが,硬くてもクジラ.買いました.

 硬いクジラは子どもの頃,月に何度も食べる日常のおかずでした.それこそ筋の部分は噛んでも噛んでも,いつまでたっても原型どおりで,こめかみが痛くなるおかずでしたが,私は大好きでした.ほんのたまに,ごちそうである皮の部分の時など嬉しかったものです.黒い薄い皮の下には分厚い脂肪があり,それこそトロトロでうっとりするほど美味しかったものです.

 先日,国際なんとかかんとかでクジラを調査目的でも捕ってはならぬという判決がだされたとありましたが,残念です.
 
 反捕鯨の主な理由が「かわいそうだから」「クジラは頭がよいかしこい動物だから」などのようです.ばかばかしい.こんなことを声高に叫んでイルカ漁の網をきりやぶったり,調査船に体当たりしたり,薬品入りの瓶を投げ込んだり,違法行為の乱暴狼藉をする人たち,それを主張する国々はほとんど牛や豚などを主な食料にしています.

 「ケ!」


 クジラといっしょに煮るこんにゃくも購入.

 家に帰って,早速料理です.大型魚やクジラ,イノシシ,鹿ほか獣系,鳥系は私が料理担当です.本当は料理は自分でするより他の人にやってもらえると,同じ料理でも味が違います.とくに大型のものを処理するともうそれだけで,胸がいっぱい,満足してしまって,で,食べてもどこかうまさがもう一つです.

 まあ,ふだんはほとんど料理してもらっていますので,こんな時にはしかたありません.

 袋を包丁できりあけ,中身をまな板の上に出しました.皮の部分も少しあります.しかし,どうも筋っぽい.包丁で,す,す,と切れる赤身の柔らかい部分はすこししかありません.うん,やっぱり値段相応なのかと,考えながら一口大に切り分けていきました.

 肉の大きな塊が1つあります.それを切り分けようと掴みました.なんと手触りが違います.その肉の中になにやら丸いかなり硬いものを感じます.隣で見ていたカミさんに,「えらい硬いものがある,ひょっとしたらガンじゃないじゃろうか?」などと言いながらひょいと裏返して,周りの肉をどかすと何と何と,目玉がぎょろりと出てきたのです.




 周りの筋肉やら神経やら筋やらを切り取り目玉だけにしたものを二つに割ってみました.水晶体やら網膜やら,とにかく大きいので眼科のよい教材になりそうです.





 カミさんも私もぎょっとしました.なかなか太い目玉です.これほど太い目玉にはめったに身近にはお目にかかりません.というより,生まれて初めてです.
これは良いものにいきあたったものだ.しかし,高知県はすごい.産直市でクジラの目玉をさりげなく売っているのだ.私が出品したのでもないのに,なぜか自慢したくなるではないですか.うん,やはり我が高知はすごいところだ.

 さて味付けです.ひたひたの水から煮ていきます.アクが多いのではないかと思っていたのですが,少し出ただけでした.クジラにはクジラの香りがあります.カミさんは臭いだといいます.わたしにはひたすら懐かしい,いい香りなのですが.
 そこでひねショウガを細くきって投入.砂糖と醤油だっけで味を付けました.

 カミさんに味を見てもらいました.

 「これは美味しい」どれどれ,とても硬いと予想していたのですが,うっちゃられました.硬いどころか,ほどよいかみ応えで,脂肪もたっぷり.特に目玉を動かす筋肉やらもろもろのお肉はうっとりするほど美味しかったのです.また,皮とその下の脂肪も,もう,うまい!のでした.

 これほどのものなら,ほかのも全部買い占めてきて,冷凍保存しといたらよかった.